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2013年2月9日(土)

実は12年前から川上作品とかかわりが!? PSP『境界線上のホライゾン PORTABLE』でトーリを演じる福山潤さんを直撃

文:てけおん

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■ゲームの話を聞いて思ったことは……?■

――ゲーム化の話を聞いた時のご感想は?

 「え、ゲーム化!?」っていうのが感想です(笑)。AVGとしてストーリーを追っていくのか、はたまたミニゲーム集なのか、僕の中でどういうゲームになるのか、想像ができませんでした。なにせ最初にゲーム化の話を聞いたのが、ゲームのCMを収録する時で、しかも「ゲームが出る」と「オパーイをゲット!」の要素だけでしたから(笑)。のちにゲームの台詞の収録で台本をいただいて、「あぁ、こういう路線なんだな」と。

――ゲーム音声の収録で、気になったシーンなどはありますか?

 トーリは個人で戦うようなセリフなどもあったりしますが、どちらかと言うと周りを褒めたり、鼓舞したりという役割が多い感じですね。あと、アニメ本編中に僕がいい加減にアドリブで入れたセリフが、台本に載っていたりして、自分のムチャ加減に申し訳なくなりました(笑)。個人的には、アニメの中でやったことは、原作があろうとなかろうとそこで完結みたいな意識でアドリブを入れたりするのですが、それがキチンと台本としてテキストとしてあげられると……「ごめんなさい」ってなります(笑)。

――『境界線上のホライゾン PORTABLE』に福山さんが期待されている部分は?

 やはりファンの中には、アニメだけしか見ていない、原作を読んでいないという人もいると思います。そういう人が触れた時に、裏の設定や世界情勢など、ゲーム内で順を追いながら学べるといいですね。言葉だけじゃなくて、自分のペースでプレイして1つ1つ理解していくほうが覚えやすいんじゃないかと思います。

 そうして設定がファンのみんなの体に入っていけば、もしも今後『境界線上のホライゾン』の続き、第3期という話になった時に、作品の外堀が埋められるんじゃないかなと思っています。あとはアニメ本編で実際にやったままのセリフを再度収録していますけれど、再現したセリフもあれば、改めて全然違う感じで演じたものもあります。アニメを見ていただいた方は、その辺のゲーム版での違いなどを楽しみにしていただけたら、と。

――スタイルチェンジという、いわゆる職業を変えるシステムがありますが、トーリの衣装で気になったものなどは?

『境界線上のホライゾン PORTABLE』 『境界線上のホライゾン PORTABLE』

 ゲームでは転職できるんですか!? これは忍者ですか?(点蔵のような衣装のトーリを指しながら)。トーリには、忍者キャップが破滅的に似合いませんね(笑)。あとは意外に重装備が似合ったりするんですね。魔女コスチュームは、どうなるのかな。あと、全裸だと、会心の一撃が出やすそうですね(笑)。

――ゲームで、このコスチュームを使ってみたいものはありますか?

 トーリは戦闘に向いている人ではないので、逆にそういう風なものですね。侍か、ノリキのような格闘士などです。あぁ、トーリが忍者になれるんだったら、収録で「ニン」とか言っておけばよかったですね(笑)。

■実は12年前に……■

――実は以前に、TENKY開発のゲームに出演されていたという福山さんですが、そのころと今とで意識の違いなどはありますか?

 あれは12年前の話ですね。PSで出た、『奏(騒)楽都市OSAKA』(川上さん原作の『都市』シリーズの1つ)で、ある役をやらせていただいた時の話になりますが、当時はその現場で大変くやしい思いをしたんですよ。その作品で僕が演じたキャラクターはあまりしゃべらないキャラクターだったんですけど、それ以外にも4役くらい演じたんですね。

 そしてその中の1つが、50代の学校長の役だったんですよ。当時僕はまだ19歳で、今より声質も高めだったんです。台本には“学校長”とだけ書いてあって、百何十ワードもあるセリフを収録していきました。ただ、そのセリフのほとんどがいかりや○介さんネタで、一体どんな学校長なんだと(笑)。まあ、僕に役が来るくらいだから、かなり若い学校長なんだろうなと思っていたんですけど、ちょうど収録に立ち会っていた川上さんに学校長の年齢を聞いたら、53~54歳くらいと言われて(笑)。その学校長を僕が演じるんですけどと話したら、さすがに川上さんも最初は固まってましたね(笑)。

――収録後に川上さんは何かおっしゃっていましたか?

 いや、もう怖くて、収録を終えたら脱兎のごとく帰りました。やり逃げです、完全に(笑)。そんなこともあって、『境界線上のホライゾン』は、僕の中で半ばリベンジみたいなところもありました。

――あれから12年が経って、今また川上さんの作品で、それも主役を演じているわけですが、トーリのセリフにアドリブを入れたり、臨機応変に演じていったりと、『OSAKA』の経験があったからでしょうか?

 はい。『OSAKA』のせいということにしておきます(笑)。

『境界線上のホライゾン PORTABLE』

――『境界線上のホライゾン PORTABLE』を楽しみにしているファンに向けて、最後にメッセージをいただけますか。

 元々TENKYという会社はゲームを作る会社で、そこに所属している川上さんが小説を書き、それがアニメ化されて、ゲーム化して本人が作るという不思議なサイクルのもとに生まれた作品です。

 個人的には、設定が細かすぎてアニメ化してもファンに伝わりにくいのではないかと危惧していた時もありましたが、ネットであったりとか、制作者側からの発信であったりとか、ファン同士のつながりであったりとかで、“1つの作品をおもしろくしゃぶり尽くそう”というラインができあがってうまく盛り上がった作品だなと思いました。

 その時と同じような一体感を、今度はゲームという形で楽しんでもらえればと思います。あとは、僕がCMでずっと言っていた『オパーイパラダイス!』が一体どんなゲームなのかとか、僕自身も気になるところがたくさんあるゲームです(笑)。ぜひ、プレイしていただければ幸いです。

■『オパーイパラダイス!』になんとこの人も!■

『境界線上のホライゾン PORTABLE』

 インタビューで福山さんが気になると言っていた『オパーイパラダイス!』。その新情報が到着した! なんと女性陣だけでなく、トーリも参戦するという。どうしてこんなことになってしまったのか気になるところではあるが、女性陣の素晴らしいオパーイをよりいっそう引き立てる要素として考えるとアリかも……?

『境界線上のホライゾン PORTABLE』 『境界線上のホライゾン PORTABLE』 『境界線上のホライゾン PORTABLE』
▲こちらがトーリのオパーイ画像。……おそらく揺れはしない。
『境界線上のホライゾン PORTABLE』 『境界線上のホライゾン PORTABLE』
▲せっかくなので、お口直しに女性陣のオパーイも掲載。

(C)川上稔/アスキー・メディアワークス/境界線上のホライゾン製作委員会
(C)2013 TENKY/ASCII MEDIA WORKS Inc.
※画面は開発中のもので、変更になる場合があります。

データ

▼BD『境界線上のホライゾンII 1』初回限定版
■メーカー:バンダイビジュアル
■品番:BCXA-0411
■発売日:2012年9月21日
■価格:5,040円(税込)
 
■BD『境界線上のホライゾンII 1』初回限定版の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼BD『境界線上のホライゾンII 1』通常版
■メーカー:バンダイビジュアル
■品番:BCXA-0397
■発売日:2019年9月21日
■価格:3,990円(税込)
 
■BD『境界線上のホライゾンII 1』通常版の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼BD『境界線上のホライゾン 1』初回限定版
■メーカー:バンダイビジュアル
■品番:BCXA-0404
■発売日:2011年12月22日
■価格:5,040円(税込)
 
■BD『境界線上のホライゾン 1』初回限定版の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼BD『境界線上のホライゾン 1』通常版
■メーカー:バンダイビジュアル
■品番:BCXA-0390
■発売日:2011年12月22日
■価格:3,990円(税込)
 
■BD『境界線上のホライゾン 1』通常版の購入はこちら
Amazon.co.jp

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