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2013年2月18日(月)

不朽の名作『スペースハリアー』が3DSに! 手軽に遊べる内容と価格なので、知らない人こそ遊ぶべきかと【ゲームやろうぜ!】

文:YK3

 電撃オンラインYK3です。肩書きは副編集長を名乗ってはいますが、最近はいろんなことをやっているので何屋さんかと言われると返事に詰まります。さしずめ職業不定ってところでしょうか(笑)。

 さて、この年末年始特別企画“ゲームやろうぜ!キャンペーン”でみんなが記事を書いているのを見ていて、完全に人ごとだと思っていたんですけど、ある日突然「なんか書くように」という指令が。うーん、どうしたもんかと思いましたが、まあでもせっかくの機会なので、思い出話を交えながら、私にとっての名作の1つを語ろうと思います。

 ちなみに私、歳は40代半ばにさしかかろうというところですが、小学生の終盤に『スペースインベーダー』のブームがあり、そこでビデオゲームというものに初めて触れたという世代。以後、『ギャラクシアン』、『ムーンクレスタ』、『ゼビウス』、『ディグダグ』、『ペンゴ』……書き出したらキリがないですが、中学生ごろはそのあたりのゲームで過ごしていましたね。読者をおいてきぼりで申し訳ないですが、名前を思い出しただけでも懐かしくてもだえますね。

『3D スペースハリアー』
▲今回紹介する『スペースハリアー』のイメージイラスト。当時のアーケードゲームはだいたいこんなテイストが多かったですね。

 そんな少年時代を過ごした私ですが、高校生の終わりごろにゲームセンターに彗星のごとく現れ、私の人生を大きく狂わせることになった(!?)ゲームの1つが今回紹介する『スペースハリアー(以下、スペハリ)』。正確には昨年末に3DS用ダウンロードタイトルとして配信が開始された『3D スペースハリアー』の紹介ですが、これがまた実に出来がよく、プレイしていて甘酸っぱい青春の思い出が次々と蘇ってきましたよ。

『3D スペースハリアー』
▲3D対応になって帰ってきた『スペハリ』。“セガ 3D復刻プロジェクト”の第1弾ということで、今後のラインナップも期待したいところ。

■一世を風靡した大型可動筐体のSTG『スペースハリアー』とは?

 まずは原作の紹介ですが、1985年末に発売されたセガの体感ゲーム第2弾で、第1弾の『ハングオン』が筐体を自分で動かして操作するのに対し、『スペハリ』はスティックを倒すと筐体自体が自動で傾くという仕様(ムービング筐体というそうです)でした。

『3D スペースハリアー』
▲これこれ、こんな形をした筐体でした。

 それだけでもインパクト十分だったのですが、当時としてはリアルな3D表現や画面の鮮やかさ、BGMのかっこよさなど、それまでのアーケードゲームの常識を1歩も2歩も先にいった内容で、初めて見た時は本当に驚きました。

 ゲームシステムとしては、主人公の超能力戦士ハリアーを操作して攻撃や障害物を避けながら敵を倒していくという非常にわかりやすいものですが、敵も障害物も結構なスピードで迫ってくるので、瞬時の判断が結果を左右するというゲームになっています。うまく敵の攻撃をよけても、今度は目の前に障害物が来ていてさあどうしよう、なんて局面が連続するので、集中していないとなかなか先には進めない、という奥深さを持っています。

『3D スペースハリアー』 『3D スペースハリアー』
『3D スペースハリアー』 『3D スペースハリアー』
▲個性的なステージや敵キャラが、プレイする人を楽しませます。1ステージが短く軽快なテンポでゲームが進むのもいいところ。

 さて、原作のリリースから27年の歳月を経て先日配信された3DS版ではどうなっているかというと、これがまた当時のファンをゾクゾクさせるような仕掛けがいくつも盛り込まれています。主だったものを紹介しましょう。

→筐体が動く“ギーコギーコ音”まで再現!(2ページ目へ)

(C)SEGA

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データ

▼『3D スペースハリアー』
■メーカー:セガ
■対応機種:3DS(ダウンロード専用)
■ジャンル:STG
■配信日:2012年12月26日
■価格:600円(税込)

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