ちまたで噂の『ファンタジーライフ』は本当におもしろいの？ とナメていたがその魅力にどっぷりハマってしまったお話【ゲームやろうぜ！】

　電撃オンラインで展開中の特別企画“ゲームやろうぜ！キャンペーン”では、2012年11月～2013年2月末にかけて自分がプレイしたいゲームか、他の人にオススメしたい名作ゲームの読者ランキングを掲載しています。

　読者ランキング以外にも、編集部オススメの名作を紹介しているのですが、今回、私・ほっぽるが紹介するのは、昨年12月27日に発売されたレベルファイブ渾身の一作『ファンタジーライフ』。発売前はあまり注目されてはいませんでしたが、発売後に「おもしろい！」という評判が徐々に広がり、一時は品切れまで起きたという話題の作品です。

▲パッケージ版の他に、ダウンロード版も配信中。近所のお店で手に入りにくいなどの場合はオススメです。

■ちまたで噂の『ファンタジーライフ』。ホントにおもしろいの!?

　本作のジャンルは大雑把に言うと“ファンタジーRPG”になると思いますが、戦闘に明け暮れる冒険者の物語を楽しむだけではなく、木こりや裁縫師といった“普通の人たち”にもなれる、いわゆる“生活系”に属するゲームです。

▲釣り人になって、世界各地の川や湖、海辺などで釣り三昧！　あるいは鍛冶屋になって、金属製の道具や武器・防具などを、トンテンカンと自ら作っちゃうこともできます。

　筆者は、レベルファイブのゲームなら『イナズマイレブン』シリーズや『レイトン教授』シリーズはプレイしてきたものの、“生活系”に属するゲームは、かの『どうぶつの森』シリーズですら触ったことがない門外漢。本作が発表された時はレベルファイブ作品なので気になってはいたものの、正直、プレイしようとまでは思っていませんでした。ですが、年末の休みに入る直前、「プレイするゲームがないなー」と某ヨ●バシに行った時にふと目に止まり、何とはなしに買ってみたわけです。

　結論から言いますと……いやー、なめてました。ごめんなさい！　ホントに素晴らしい作品でした。昨年の大晦日～1月3日にかけて、ほぼぶっ続けで食事と風呂とトイレと睡眠以外の時間はすべて注ぎ込んだほどですよ！　3DSなので、布団の中で寝転んだままでもプレイできますし。“朝起きたらまず枕元に置いておいた3DSの電源を入れて、布団から出ずにプレイ”とかね！

▲バトルの操作はシンプルなので、アクションが苦手な人でもOK！　戦闘不能になっても自動で復活できる“そせいやく”が頻繁に手に入るので、倒されてもけっこう平気です。ローカル通信で最大3人までの協力プレイができるんですが、強敵と戦う時に便利ですよ。

▲昼→夜という時間の経過があり、街の住人の居場所が変わったり、フィールドでは出現モンスターが変化したりします。

■世界の命運を賭けた冒険もある生活系RPG

　自分の分身となるアバター（主人公）を作成し、“ファンタジール”という世界で、自分だけの生き方を楽しんでいく、いわゆる“生活系”に属するRPGです。主人公は、王国兵士や傭兵、料理人、裁縫師といった12種類の“ライフ（職業）”に就きます。選んだライフの腕をみがきながら、一人前の称号“マスター”を目指していく、というのがプレイの基本的な流れです。

【12種のライフ（職業）】

▲王国兵士		▲傭兵		▲狩人

▲魔法使い		▲採掘師		▲木こり

▲釣り人		▲料理人		▲鍛冶屋

▲大工		▲裁縫師		▲錬金術師

　もちろん、世界の命運を賭けた冒険に乗り出すという“いかにもRPGらしい”ストーリーも楽しめます。ヒロインのチョウチョ（見た目は小さなチョウチョですが、よくしゃべります）とともに、空から降ってきては事件を引き起こす不思議な隕石の謎を追っていきます。

　各ライフのランクごとの目標や、ストーリー進行にかかわるクエストなどは提示されますが、達成を強制されないので、どうプレイするかは自由。冒険系のライフを選んでモンスターとのアクションバトルをひたすら楽しむもよし、生活系のライフに就いてコツコツと職人人生を歩むもよし。自由気ままにファンタジールでの“人生”を楽しめるのです。

▲アバター作成時に、最初のライフも選ぶことになります。初期装備は各ライフの特徴をよく表したデザインになっていて、見た目がオンリーワン。もしライフ選びに迷ったら、初期装備のデザインで決める手もアリです。ちなみに、男女で違うデザインになっているものもあります。

→システムが快適すぎて止め時がみつからない！（２ページ目）