News

2013年3月28日(木)

破壊神ギグが微笑する設定画をお蔵出し! 『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル) 世界を喰らう者』キャラクター辞典【電撃日本一】

文:電撃オンライン

 日本一ソフトウェアの設立20周年を記念する特設ページ“電撃日本一ソフトウェア”の連載コーナーとなる、開発スタッフのコメントつきで名キャラクターを紹介していく“キャラクター辞典”。

 第15回目となる今回は、『魔界戦記ディスガイア』シリーズのスタッフが手がけたPS2用S・RPG『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル) 世界を喰らう者』をクローズアップ。ディレクターを努めた池田真一さんのコメントとともに、本タイトルに登場するキャラクターの魅力を紹介していく。


『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』
・発売日:2007年2月15日
・対応機種:PS2
・ジャンル:S・RPG
・希望小売価格:7,140円(税込)
[備考]
・価格改定された廉価版が発売


■“開始10分でボスに戦いを挑める”がキャッチコピーのやり込みS・RPG

 『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』はやり込みS・RPGでありながら、『魔界戦記ディスガイア』シリーズと異なり、育成要素についてはライトな作りになっている。その分、エンディングが10種類以上用意されていたり、メインストーリーと遜色ないレベルの裏ルートが2周目以降にプレイできるようになっていたりと、ストーリーや世界観に力が注がれている。

 また本作は“開始10分でボスに戦いが挑める”がキャッチコピーとなっていて、事実、序盤でラスボス級の敵と戦うことができる。1周目で挑むのは無謀ともいえる強さだが、周回プレイを重ねてキャラクターを強化すれば倒すことが可能なため、それを目標にキャラクターを育成するのも楽しみの1つだ。

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』 『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』
▲本作では、最大9人(前列3人、中列3人、後列3人)からなる部隊を複数編成し、ステージを攻略していく。職業が同じキャラクターでも、隊列のどこに組み込んだかで攻撃方法や役割が変わるなど、奥深いシステムとなっている。

 なおストーリーは、世界を滅亡させるほどの力を持つ3体の巨人“世界を喰らう者”を倒すため、主人公一行が世界を巡るというもの。そして主人公が手にする剣には、かつて巨人たちを統率していた“影”と呼ばれる邪悪が封じられている。


【主人公】(男主人公CV:西健亮)(女主人公CV:菊池由起子)

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』 『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』

―世界を喰らう者を倒すため、ギグと融合した人間―

 世界を滅亡させるほどの大きな力を持つ3体の巨人“世界を喰らう者”を倒すため、かつて巨人たちを統率していた影“ギグ”との融合を果たした17歳の若者。プレイ開始時に性別を選択できる。巨人の活動が活発になる可能性を危惧した隠れ里の長であるレナが、来たる災厄に備えて育ててきた秘蔵っ子で、ギグの力を借りることで人を超越した力を振るうことができる。

 口数は少ないが、基本的に優しく大らかな性格。荒っぽいギグや、ちょっぴりおバカな幼なじみのダネットとも、うまく折り合いをつけながら冒険を続ける。

 『魔界戦記ディスガイア3』にはダウンロードコンテンツの追加キャラクターとして、女主人公がゲスト出演している。イベント中のセリフは「…………」のみと相変わらず口数が少ないが、同じく追加キャラクターとして参戦したギグとは問題なく意思の疎通を行っている模様。

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』
▲主人公はギグの力を引き出すことで、人を超越した力を振るう。ただし、力を使い過ぎるとギグに身体を乗っ取られ、ギグが完全復活してしまうようだ。

●開発スタッフからのコメント:主人公編

 勝手に運命を背負わされちゃうRPG型の主人公です。名前は自由に付けられますし、例によってしゃべりません。「RPGの主人公って理不尽だよね」ということをやりたかったので、裏ルートでは理不尽さにキレて絶対悪となり、世界と敵対します。本ストーリーにいた悪をひねりつぶすほどの絶対悪になることで、世界情勢が大きく変わるのが見どころです。(池田)


【ギグ】(CV:笹沼晃)

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』

―世界を喰らう者を従え、世界に恐怖をもたらした破壊神―

 かつて3体の“世界を喰らう者”を従え、世界を崩壊に追いやった男。歴史の中では、死神、破壊神、影などの二つ名で伝えられている。当時の大戦末期、灼連の術師レナと相打ちになり、漆黒の剣に封印されたまま200年の時を過ごした。

 現在は、3体の“世界を喰らう者”を倒すためにギグの力を得ようとする主人公と融合し、半端な状態ではあるものの復活を果たす。性格は粗野で、ほとんどの人間をゴミ虫と馬鹿にしているが、主人公のことだけは相棒と呼んでいる。

 『魔界戦記ディスガイア3』『魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE』『魔界戦記ディスガイア4』にダウンロードコンテンツの追加キャラクターとしてゲスト出演している。

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』
▲横暴で自分勝手なため、ちょっとしたことですぐキレる。かつての従者の裏切りに激怒した際には主人公に無償で力を貸すなど、そのプライドの高さを見せつけた。

●開発スタッフからのコメント:ギグ編

 当時はゲームでチートして遊ぶことが流行っていたころでしたから、最初からゲーム内で正式にチートできる仕組みを作りたいなと思い、生まれたキャラです。システム寄りの発想から生まれたキャラですが、ストーリーも暴れん坊で動きまわってくれました。シナリオを書いているときは「口が悪すぎる」とスタッフからたくさんツッコミが入ったキャラです。(池田)


【ダネット】(CV:斎藤千和)

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』

―人を疑うことを知らない純真無垢な少女―

 牛のような角と足が特徴のセプー族の少女。17歳。7歳の時から主人公とともにレナのもとで暮らしてきた幼なじみ。主人公の旅にも同行することになる。

 人を疑うことを知らない、純真かつまっすぐな性格で、特に主人公やレナ、ギグのことを信頼し切っている。

『SOUL CRADLE(ソウルクレイドル)世界を喰らう者』
▲記憶力が弱く、人の名前を覚えるのが苦手。長い付き合いの主人公のことでさえ“お前”と呼ぶなど、ちょっぴりおバカな一面がある。

●開発スタッフからのコメント:ダネット編

 「丁寧語でアホならかわいいんじゃないかな?」というキャラ付けで作り始めたキャラクターです。主人公の名前を変更できる方式だったので、ゲーム中で主人公の名前を呼べません。そこで、“アホだから覚えられない”という理由付けにしていました。ストーリーではいろいろあるのですが、裏ルートを含めてヒロインらしいヒロインです。(池田)


→物語を盛り上げる個性的なキャラクターたちを続々紹介!(2ページ目へ)

(C)2007 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.

1 2

データ

関連サイト