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2013年3月7日(木)

最高のステージがいよいよ開演! さらに進化した『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』をシリーズ体験ライターがレポート

文:ライターM

 セガから、本日3月7日に発売されるPS3用ソフト『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』のプレイレポートを、初音ミクをこよなく愛するライターMがお届けします。

『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』

 『Project DIVA』シリーズ最新作がいよいよ、PS3で発売されます。ということで、SEGAさんよりソフトを拝借して、ひと足早くプレイしたレビューをお届けしていきたいと思います。公式サイトやゲーム媒体などでも紹介されている通り、本作は2012年8月にPS Vitaで発売された『初音ミク -Project DIVA- f』のPS3移植+α版です。

 そのクオリティはシリーズ最高レベルと言っても過言でなく、ミクさん贔屓(びいき)な筆者の色眼鏡を取っ払ってもなお、評価に揺るぎはありません。雑感を垂れる前に、まずは新要素をチェックしておきましょう。

『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』
『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』 『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』
▲数多くのファンを魅了した名曲を引っ下げて、大人気のリズムアクション・シリーズ最新作がさらにパワーアップ!

■『f』から『F』へ――ココが変更されたポイント

 移植にあたっては6曲の新曲と10数種類のモジュールを追加。PS Vita版ではスクラッチ操作に対応していた☆音符は、左右のスティックを弾くフリップ操作へと変更されています。評価はFINE止まりになるものの、画面をこすり続けることでSAFE以下を免れるというPS Vita版の☆音符の判定の緩さも残されていて、スティックをぐりぐりと交互に倒しているだけである程度入力ミスを防げます。

 まあ、スティック2本を交互に使えば、間隔の短い連符にも余裕で対応できるわけですが……。

『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』 『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』
▲左右のアナログスティックを使った操作はスクラッチに比べて入力しやすく、確実にCOOLを狙えるのがうれしいところ。

 PS Vita本体のAR機能を生かしたコンテンツの代わりに、新機能“スタジオモード”を搭載。ARポートレートはフォトスタジオに変更されて、さまざまな背景画像とミクさんたちを組み合わせた記念写真を作成できます。

 画像はローディング中のイラストなど本作に収録されたイラストの他、PS3本体に取り込んだものも使用可能。写真と組み合わせるキャラクターも多彩で、ポーズや表情、口の形、目線と影の有無やモーション、モジュールを自由に設定して、拡大縮小や反転、配置も細かく調整できます。

 ちなみに、対応可能な画像は256×256以上、1920×1080以内、容量10MB以内のJPEGかPNGファイルで、プログレッシブJPEGには未対応です。

『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』 『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』
▲モジュールはゲーム内で入手済みのモノのみ設定可能。工夫次第でかなり遊べるモードで、クロスメディアバーからスクリーンショットも保存できます。

 ARライブはライブスタジオへと変更されて、曲も新たに4曲を追加。『初音ミク -Project DIVA- ドリーミーシアター extend』のライブ鑑賞モードに似ていて、10種類のカメラ視点(オートモードあり)でミクさんのライブを楽しめます。舞台は昨年夏に東京ジョイポリスで開催されたスペシャルライブ“DAIBA de DIVA”がモチーフとなっていて、楽曲に合わせて変化するスクリーン&照明演出も見逃せません。

 追加されたのは、以下の4曲です。

・『Weekender Girl』/kz/八王子P
・『ODDS&ENDS』/ryo
・『タイムマシン』/1640mP(164×40mP)
・『39』/sasakure.UK×DECO*27

『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』 『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』
▲楽曲ごとに背景演出が用意され、ライブの雰囲気を盛り上げます。PV鑑賞モードと同じく、3D映像出力に対応しているのもうれしい!

■PS Vita版でおなじみの要素は?

 +αの移植ということで、リズムゲームのルールや譜面はPS Vita版そのまま。ミクさんたちとコミュニケーションを楽しめるDIVAルームや、エディット機能も健在です。特にエディットに関しては、インターフェイスが一新されて作業性と視認性がアップ! モーションの追加やカメラ視点の微調整など、隅々まで徹底的にこだわれるように進化しています。ただ、使いこなすにはかなり慣れが必要で、HowTo本でも発売すればそれなりに需要があるのではと思えるほどです。

『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』 『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』
▲チャンスタイム分岐成功で演出が変化する仕様もPS Vita版と同様。DIVAルームでのナデナデや、チートっぽい強さを感じずにはいられない“あっち向いてホイ”も楽しめます。

→次ページでは新曲のPVショットと雑感を掲載(2ページ目へ)

(C)SEGA/(C)Crypton Future Media, Inc. www.crypton.net
記載の商品名および社名は各社の登録商標です。

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データ

▼『初音ミク ‐Project DIVA‐ F』ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年3月7日
■価格:6,600円(税込)
▼『初音ミク ‐Project DIVA‐ f』ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ACT
■発売日:2012年8月30日
■価格:6,600円(税込)

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