2013年2月28日(木)
セガは本日2月28日に東京と大阪において、PSP用RPG『シャイニング・アーク』の発売を記念した店頭抽選会を開催した。
本日発売の『シャイニング・アーク』は、古代遺跡が点在する神秘の島“アルカディア”を舞台に、人と人との心のつながりを描いたRPG。物語は、島にあるアゼル村で暮らしている主人公と漂着した少女・パニスとの出会いから始まる。個性的なキャラクターが活躍するバトルシステムに加えて、ファンタジーライフを体験できるシステムも搭載されている。
店頭抽選会の会場は東京がクラブセガ 秋葉原 新館、大阪がセガ難波アビオン。賞品には、キャラクターデザイン担当・Tonyさんの直筆サイン入りキャラクターイラスト複製原画色紙や、出演声優の寄せ書きサイン色紙など豪華アイテムが用意されていた。
▲Tonyさん直筆サイン入りキャラクターイラスト複製原画色紙。 | ▲Tonyさん直筆サイン入り超高画質イラストパネル。 |
▲参加者全員にクリアファイルが送られていた。 |
東京会場には本作のプロデューサー・澤田剛さんやTonyさんも訪問。お2人に、発売日を迎えた現在の心境や好きなキャラクターなどについて語っていただいたので、以下に掲載する。(※インタビュー中は敬称略)
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――『シャイニング・アーク』の発売を迎えられて、今のお気持ちを聞かせてください。
澤田:前作『シャイニング・ブレイド』の発売から今日まで怒涛の1年間でしたが、発売日を迎えられてうれしいです。今回、自分自身でも満足するいい作品ができたなと思っています。皆さんが楽しんでもらえるものをお届けできたかなという感慨がありますね。
Tony:前作の発売からあっという間の1年でしたが、限られたこの時間の中で“パニスちゃん”のようなかわいらしいキャラクターを生み出すことができ、今日からプレイする皆さんにその魅力をお伝えできるのではないかなと。その感想が楽しみだったりします。早く皆さんにプレイしてもらいたいですね。
――お気に入りのキャラクターはいますか?
Tony:今作では、見た目も設定もキルマリアさんが僕の中でのお気に入りです。結構ドジッ娘で、中二病っぽい残念なところがすごくいいなと(笑)。『シャイニング』シリーズの中では新しい感じの娘だったので、そういう意味でお気に入りですね。
澤田:私はメインヒロインのパニスです。ストーリーもシステムも、全体の中核になるキャラクターとして最初から構築してきました。自分としては娘を送り出す気持ちです。最初のうちは言うことをきかなくても面倒を見てやってください(笑)。ゲームを進めていくと絆が深まっていきますので、その過程を味わっていただきたいです。
Tony:ゲームを最後まで遊んでいただければ、皆さんに「一番パニスがかわいい」って言っていただけるんじゃないかなと思っています。
――『シャイニング・アーク』を開発する際にこだわった部分を教えてください。
澤田:今作は、天使と呼ばれる少女“パニス”を中核に、ストーリーやシステム、生活要素などすべてがパニスにつながるのをコンセプトに作ってきました。その中で、島での生活要素やNPCの住人をどのように描くかというところで悩みました。もちろんシナリオやメインキャラクターも重要なんですが、今回我々が一番こだわったのが島の住人です。島全体に“エリア好感度”のようなパラメータが設定されていまして、住人とのコミュニケーションによってそれが蓄積されていくと、新しいシナリオが発生したり村が発展したりするんですが、皆さんには島全体とのシンクロ感――一体感を味わっていただきたいです。それは最終的にストーリーでの感動つながると思いますし。一番うれしいのは、プレイ後に「この島好き」って言っていただけることかな。そういう思いで今回作ってきましたし、そこが一番のこだわりです。
Tony:住人ひとりひとりが魅力的で、特にパニスに「そんちょ」と呼ばれる村長さんは、皆さんに気に入っていただけるのではないかなと。
澤田:村長は一見すると強面のライオンの獣人なんですが、ギャップがおもしろいキャラクターになっています。本当に住人ひとりひとりに注目してほしいですね。
――キャラクターをデザインする際に苦労した点やこだわった点は?
Tony:今回は天使のパニスちゃんがヒロインということで、天使らしさやかわいらしさの中でも、“純真無垢”な部分をどう表現したらいいのかを考えました。天使といえば華美な装飾ではなくやはり“白”だろうと、極限までシンプルなイメージとデザインで考えて仕上げるという方向に行くまでにかなり悩みましたね。衣装が全体的に白っぽいので、個性を出すのがなかなか難しかったのですが、結果的には満足なキャラクターになったので、皆さんにも気に入っていただけたらうれしですね。
――今回のポリゴンモデルは非常にクオリティが高いと感じたのですが、実際ご覧になっていかがでしたか?
澤田:あのポリゴンはPSPではかなり頑張っていますよね。
Tony:表情なども『シャイニング・ブレイド』の頃と比べると格段にバリエーションが増えていますしね。月並みな感想ですが、自分の絵が立体になって動くというのは、とても気持ちいいですしうれしいです。
――過去のPSPの『シャイニング』シリーズを意識して制作した部分はありますか?
澤田:『シャイニング』シリーズを10年やってきて、好評だった部分もあれば不評だった部分もあります。いろいろと反省とまとめをした上で、今作は『シャイニング・ハーツ』と『シャイニング・ブレイド』で好評だった部分をよりブラッシュアップして集めた“いいとこ取り”な内容となっています。
――最後に読者へメッセージをお願いします。
澤田:作品のコンセプトは“暖かい世界で優しい時間が流れる作品”を目指してやってきました。その中での幸せな気分を皆さんに味わっていただきたいです。世の中に疲れた人や癒されたいと思っている人向けの作品になっていますので、ぜひ遊んでください。
Tony:キャラクターに関してもまったく一緒で、見た人たちが癒されてくれればと思います。優しいキャラクターたちばかりなので、彼らに癒されてください!
▲抽選会を訪れたTonyさん(左)と澤田プロデューサー(右)。 |
(C)SEGA
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