2013年3月3日(日)
episode 7について口を開いた福井さん。ちょうど昨日、監督から絵コンテがすべて上がってきたそうで、「いつもはAパート、Bパートだけなのですが、Cパートがありました。そこからだいたいどのくらいの時間になるか想像してもらえれば」とのこと。軽く驚く場内の様子を見つつ、「社内からも“本当に最後まで作れるのか?”という声が上がるくらい情報量の多いコンテです」と観客が楽しみになるようなコメントも飛び出していた。
episode 6でもセリフが多かったというミネバだが、福井さんによるとさらにセリフが増えるとのことで、藤村さんは驚きつつも「覚悟しておきます」と答えていた。そんな中で、内山さんはリディとバナージの関係の変化に触れ、「もう次で最後なんですね……」とちょっぴりさびしそうな様子を見せていた。バナージに関しては「最後の最後まで彼は悩むんでしょうね。とは言え、いきなり明るくなってもちょっと笑ってしまいますが(笑)」と言い、観客を笑わせていた。浪川さんからアンジェロをどう演じるか聞かれた柿原さんは「『ガンダム』の歴史に残るような演技を見せたいです」と固い決意を見せていた。
古橋監督によるとアクションシーンも期待してほしいとのことで、Aパートはほぼメカによるアクションシーンになるであろうことが語られていた。福井さんは「episode 7は集大成です。物量はとにかくすごいです。モビルスーツのアクションシーンから人間ドラマまで盛りだくさんです。episode 6では、ドラマの部分に普通のアニメではやらないような実験的なこともしましたが、すべて7のためだと言えます」とコメントした。
と、真面目なコメントを終えたところで「ところで内山君」と内山さんに水を向けた福井さん。「4年にわたって作っているけど、作中では1カ月の出来事だからね」と言うと、それは内山さんも意識していたようで、「大人になっちゃったので、10代のころを思い出したいと思います」と答えていた。ここで舞台挨拶は終了の時間に。最後は登壇者たちがepisode 7への意気込みを観客に語り、舞台挨拶は終了した。
●内山昂輝さん
僕が10代のころに『機動戦士ガンダムUC』が始まって、それがキッカケでいろいろな作品に出させていただきました。そうした中で培ってきたものをすべて投入して有終の美を飾りたいと思います。毎回、収録のたびにこれまでのepisodeを見直すのですが、次も10代のころの気持ちを思い出して頑張りたいと思います。今日はありがとうございました!
●浪川大輔さん
『機動戦士ガンダムUC』は、見れば見るほど新しい発見ができる作品です。episode 1~6までじっくりと見返していただいて、皆さんでこの作品を寄り盛り上げていただければと思います。リディも精一杯頑張らせていただきますので、よろしくお願いします!
●藤村歩さん
episode 7、今から楽しみでもあり、緊張してもいます。バナージやミネバは人間の可能性を信じて頑張っています。うまくいかないこともあるでしょうし、葛藤の中にいると思います。簡単に答えは出ないでしょうが、ラストにどんな形で終わるのか、楽しみにしつつ見守ってもらいたいと思います。
●柿原徹也さん
episode 6が完成したばかりですが、スタッフの皆さんはすでに次に向けて動き出しているということで、我々も休んでいるヒマはありません。『機動戦士ガンダムUC』の完結に向けて頑張ろうと思います。
●古橋一浩監督
私のキャリアの中でも最長の作品になりました。とても大変でしたが、後1年、身体を維持して走り続けたいと思います。
●福井晴敏さん
おかげさまで昨年Blu-rayの売上枚数で1位を獲ることができました。今年はどうなるかわかりませんが、親類縁者、ご友人の方に薦めていただきつつ、観賞用・保存用などとたくさん買っていただければうれしい限りです(笑)。episode 7につきましても、引き続き頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
電撃オンラインでも何度か告知しているように、PlayStation Storeでも3月2日よりepisode 6の配信がスタート。また、episode 6をはじめ、『機動戦士ガンダムUC』に関するいろいろなお話を聞かせてくれた小形プロデューサーのインタビューも公開しているので、まだ読んでいない人はご覧あれ。
■『機動戦士ガンダムUC episode 6 “宇宙と地球と”』イベント上映概要
【上映期間】2013年3月2日~3月15日
【上映劇場】
東京:新宿ピカデリー/TOHOシネマズ六本木ヒルズ/シネマサンシャイン池袋
神奈川:横浜ブルク13/川崎チネチッタ
千葉:シネプレックス幕張/京成ローザ(10)
埼玉:MOVIXさいたま
栃木:MOVIX宇都宮
大阪:大阪ステーションシティシネマ/なんばパークスシネマ
京都:MOVIX京都
兵庫:神戸国際松竹
愛知:ミッドランドスクエアシネマ
福岡:福岡中洲大洋
札幌:札幌シネマフロンティア
(C)創通・サンライズ
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