2013年3月11日(月)
「つまり我らは恋敵というわけだ」
個人の武という意味では四等級ほどにすぎないが、彼の真価は軍政家としての面にある。その実務能力と権力・財力に裏打ちされた支配力は確かなもので、竜胆とはまた違う稀有な将才の持ち主である。
神州の武を束ねる五大竜胆紋の次席であり、現実的には武家の最大勢力である中院家の当主。竜胆にとっては政敵だが、宗次郎にとっては主筋にあたる。一見して飄々とした優男であるものの、その本質は冷酷かつ好戦的な野心家で、同時に狡猾さもあわせ持つ危険な男。その野望を実現するために東征戦争の裏側で暗躍し、竜胆らにとって化外とは異なる意味での脅威となる。
【正田崇氏のコメント】
作品世界の国家的なところにそれなりの説得力が欲しかったので、政争相手として用意したかったのと、竜胆を巡った覇吐の恋敵として、ライバルとして存在してほしかった。
まあ序盤のうちは、彼はなんの力もない優秀なだけのヤツなので、バトルではさほど目立たないんですけど、ちょこちょこ出るたびにやたらと存在感があるんです。それが最終的にどうなるかを楽しんでいただければ。彼なりの苦悩とかもあって、結構深い話になっているような気がするんですが。
※最終回では夜都賀波岐を一挙紹介!!
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