2013年3月16日(土)
このデッキのカギとなるのは、「いかに早く《ゼニガメ》を《カメックス》にするか」という点です。これに尽きます。
《カメックス》が持つ特性“ばくりゅう”は、本来1回の番に1枚しかつけられないエネルギーを、《基本水エネルギー》に限り、何枚でもつけていいという掟破りの特性です。
デッキの動きとしては、まずは《ゼニガメ》をベンチに出します。続いて、《カメール》→《カメックス》と進化させてもいいですし、2進化ポケモンにいきなり進化させられる《ふしぎなアメ》を使うこともできます。ただし、最新のルールでは、《ふしぎなアメ》を、場に出したばかりのたねポケモンに使うことができません。
たねポケモンや進化ポケモンのカードがない場合は、《ハイパーボール》や《マスターボール》などで手札に持ってきましょう。
▲《マスターボール》は、“ACE SPEC”と呼ばれる、デッキに1枚しか入れられない代わりに、非常に強力な効果を持ったカードです。 |
ところで、現在の『ポケモンカードゲーム』には、“ポケモンEX”というカードが存在します。この“ポケモンEX”は、“きぜつ”するとサイドを2枚取られる代わりに、非常に強力な能力を持っているのです。このデッキのメインアタッカーは、そんな“ポケモンEX”である《キュレムEX》です!
▲メインアタッカーとなる《キュレムEX》。HPが高く、ワザの威力も高め。主力の“ギガフロスト”の他、ダメージを受けるほど威力が上がっていく“げきりん”も、相手にとって大きなプレッシャーになります。 |
《キュレムEX》は、“ポケモンEX”だけあってHPが180もあり、150ダメージの“ギガフロスト”というワザを持っています。“ギガフロスト”は、《キュレムEX》についている《基本水エネルギー》を2個トラッシュしなければ使えませんので、これを“ばくりゅう”の効果で補充し、連射するという仕組みです。
150というダメージは、2進化ポケモンでもほぼ一発で“きぜつ”させられる威力です。このデッキの《カメックス》もHP140ですからね。“ポケモンEX”を倒すにはちょっと足りないかな、という感じですが、その場合は“ギガフロスト”を2回撃つか、あるいは“げきりん”を使えば一発“きぜつ”を狙える時があるかもしれません。
続いて重要になるのは、《基本水エネルギー》の確保です。昔は《オーキドはかせ》という、“手札を全部すてて、新たに7枚のカードを自分の山札から引いて手札にする”といった超絶カードが存在しましたが、さすがに今は《オーキドはかせ》は使えません。代わりに、このデッキでは《アララギ博士》が収録されています。
この《アララギ博士》は、“自分の手札をすべてトラッシュし、山札を7枚引く”という効果を持ちます。そうなんです。効果は《オーキドはかせ》と完全に同じなんです! ただし、現在ではルールが追加され、《アララギ博士》のような“サポート”と呼ばれるカードは1つの番に1枚までしか使うことができません。ここでバランスを取っているわけですね。
▲『ポケモンカードゲームBW』ではおなじみの《アララギ博士》。できるだけ手札を減らしてから使うのがポイントです。 |
しかし、使ってみるとわかりますが、この《アララギ博士》は超強いです。他のTCGをやっている人にも、この“カードを7枚引く”というすさまじいカードパワーをぜひ一度味わっていただきたい! カードを7枚補充できればまずエネルギーが手元に来ます! なければトラッシュから《エネルギー回収》で持ってきましょう。これでエネルギーの確保はオッケー。非常に盤石なデッキになっています。
▲《アララギ博士》などでトラッシュしたエネルギーは、《エネルギー回収》で再利用しましょう。 |
どうでしょう。強そうなデッキだと思いませんか? ではいよいよ実際にバトルをしてみたいと思います。
■『最強爆流コンボデッキ60』デッキレシピ
【ポケモン】
《ゼニガメ》×3
《カメール》×2
《カメックス》×3
《キュレムEX》×3
《コアルヒー》×1
《スイクン》×2
《ガルーラ》×2
【トレーナーズ】
<サポート>
《アララギ博士》×4
《チェレン》×4
《フウロ》×2
<グッズ>
《ふしぎなアメ》×2
《ハイパーボール》×4
《マスターボール》×1
《ポケモンいれかえ》×2
《ポケモンキャッチャー》×2
《エネルギー回収》×2
《ランダムレシーバー》×4
【エネルギー】
《基本水エネルギー》×13
《ダブル無色エネルギー》×4
→どうせバトルするなら強いデッキということで
スタッフ大会優勝デッキとバトル!(3ページ目へ)
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