2013年3月31日(日)
3月30日に日比谷公会堂で開催されたイベント“ファンタシースターシリーズ25周年記念コンサート シンパシー2013”の模様をレポートする。
▲昼と夜の2回公演となった“シンパシー2013”。イベント参加者に加えて、グッズを求める人が列を作った。 |
このイベントは、同社の人気RPG『ファンタシースター』シリーズ25周年を祝して開催されたコンサート。シリーズ最新作の『ファンタシースターオンライン2』の楽曲に加えて、『ファンタシースター』旧4部作や『ファンタシースターオンライン』、『ファンタシースターユニバース』などの各シリーズから、印象に残る楽曲が東京フィルハーモニー交響楽団と、指揮者の天野正道先生によって演奏された。またスペシャルゲストとして、テーマ曲を歌うアネットC.さんが登場し、シリーズのボーカル曲を熱唱した。
イベント中には、“EPISODE2”を夏に始動させること、“感謝祭2013”を6月から5都市で開催させることが明らかになった。そちらについては速報を参照してほしい。
以下では、多くのファンの心を動かしたこのイベントの、昼公演の模様をレポートする。
まず最初に演奏されたのは、多くの人に知られている『Fanfare』。壮大な楽曲に続いて、シリーズの原点となった『ファンタシースター』4部作の楽曲をメドレーにした『Phantasy Star Medley for Sympathy 2013』がスタート。スクリーンには懐かしいゲーム映像が上映され、観客を盛り上げた。ここで、イベントの進行役である声優の榎本温子さんと酒井智史プロデューサーが登場。酒井さんは「懐かしさと同時に(オーケストラだと)こうなるのかと思いました!」と感激した様子だった。
演奏は、コンシューマオンラインゲームの先駆者として道を切り開いた『ファンタシースターオンライン』シリーズの楽曲に突入。オープニングテーマ『The whole new world』に続いて、エンディングテーマ『Can still see the light』、『エピソード2』のオルガ・フロウ戦に流れる音楽のメドレー、『エピソード2』のエンディングテーマ『World with me』、カードゲームへの変ぼうを遂げた『エピソード3』のテーマ曲『LET THE WINDS BLOW』、集大成となった『ブルーバースト』の『Underworld -equilibrium-』が、次々に披露された。スクリーンで公開されたダークファルスやオルガ・フロウとのバトルシーンに、当時の記憶をよみがえらせた人も多いのではないだろうか。
DS『ファンタシースターZERO』は、『ファンタシースターオンライン』の流れを汲んで開発された。テーマ曲である『Phantasy Star Zero』に続いて、『たいせつなもの』のオーケストラバージョンが会場に響き渡ると、客席から大きな拍手が上がった。
新たなシリーズとして始まり、スペースオペラのような世界を作り上げた『ファンタシースターユニバース』。その世界観を受け継いだ作品も多く生まれた本作からは、『Save This World - Orchestra Version -』が演奏された。
(C)SEGA
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