2013年4月10日(水)
本作の一番のポイントとなるカードファイトのルールは、実際の『ヴァンガード』を忠実に再現したものとなってます。3DSで『ヴァンガード』をそのままプレイしている感覚が楽しめるというのは、かなりイイですね!
しかもCPUは思考時間がほとんどなく、演出をスキップすれば、サクサク進められるのも◎でした。ただ、カードの能力が発動するタイミングには、毎回発動の有無を決める選択肢が発生するなど、実際のプレイではあっさり済ませられるところを飛ばせないというのは、ちょっと気になった点でした。といっても、これはルールの再現をしっかりとやっている以上、しょうがないところかもしれません。
サンプル版をプレイしているため、今回は通信対戦はプレイできませんでしたが、本作には近くのファイターと3DSを持ち寄ってファイトする“ローカル通信ファイト”と、無線LANを通じて遠くのファイターと対戦する“インターネット通信ファイト”が搭載されています。
自慢のデッキで友だちと対戦したりするだけでなく、全国のファイターと戦ったりすることもできるのがいいですね。『ヴァンガード』をプレイすしようにも対戦相手が近くにいない……とか、カードショップに行ってプレイする勇気が……という人でも、これがあれば気軽に対戦ができますね。
アナログのカードゲームの魅力をそのままデジタルゲームに落とし込んだ本作は、他のゲームと比べると手間に感じるところも確かにあります。しかし、あの『ヴァンガード』を手軽にプレイできるというのは、ファンにとってはかなり大きな魅力になると思います。
また、チュートリアルもしっかりあるので、これから『ヴァンガード』を始めてみたいという初心者にとっても、入門用としてはうってつけ。『ヴァンガード』のルールが忠実に再現されている&ネットワーク対戦が可能というだけで、はっきり言って『ヴァンガード』に興味がある人は“買い”のゲームではないでしょうか。カードをなかなか買えず、新しいデッキが作りづらい……という人も、コレ1本で“竜騎激突”までのカードがすべて手に入るので、練習用のデッキを作ってみたりとか、シミュレーション用としてもかなり◎。
対戦用、調整用、入門用といろいろな遊び方が考えられる本作ですが、個人的には、このゲームを通じてカードゲームを知らない人に、カードゲームの魅力というものを感じてもらえればうれしいです。
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※画面は全て開発中のものです
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