2013年4月12日(金)
――騎士団以外の部分ですが、PS Vita版のようにスマートフォン版も16:9に対応はするのですか?
岩野:予定はしています。ただその前に、クライアントを一新します。これまでのように継ぎ足しでのアップデートではなく、まったく違うものにします。と言っても見た目や遊び方を変えずに、中の仕組みをもっと運営しやすいものにするというのが狙いです。これと同時に、サーバ環境なども一新し、より運営をスピードアップするとともに、お客様にご迷惑をかけ続けてきた負荷問題が起こらないように作り変えます。
――まずは骨組みからやり直そうというわけですね。スケジュールはどうなっていますか?
岩野:新クライアントは、5月末から6月中旬あたりをターゲットにしています。これにより外見も若干変わると思いますが、大幅に変えるわけではありません。
――今はそれをやってから、他のことをやりましょうというフェーズですか。
岩野:そうです。それに合わせて16:9対応などもやっていきたいですし、そのバージョンアップに関しても何段階か予定しています。この新クライアントと新サーバ環境を作っているチームは、今まで作っていたチームとは別です。その新チームが運営しやすいように、新クライアントと新サーバに作り変えて開発スピードを上げましょうというのが、第1弾の新クライアントアップデートです。
――開発会社も変わるのですか?
岩野:はい。これは今後の運営を改善していくことの標榜でもあるので、いずれお客様にも正式に発表します。
――それ以外に、今後のアップデート内容は以前からリストアップされていますが、その辺りのスケジュールはいかがですか?
岩野:正直なところ、まだ決まっていません。発表しているもの以外にもネタはいろいろ出ていますが、今は騎士団をどうおもしろく実装するかというところに注力しています。
▲「騎士団はうまくいっていない」と認める岩野氏。騎士団の見直しとともに、新システムで開発のスピードアップを図るという。 |
――PS Vita以外での『ミリオンアーサー』の新たな展開はいかがですか?
岩野:すでに動いているものが何本かあります。スマートフォンが中心ではありますが、さらに他のプラットフォームで『ミリオンアーサー』を展開しようという企画も上がっています。スマートフォンのアプリに関しては、遊び方や、アプローチしたいお客様が各々違っています。すでに『ミリオンアーサー』を楽しまれているお客様に、より『ミリオンアーサー』にどっぷり漬かっていただくためのものも含めて、多面展開になります。今こういうゲームを作っていますとは言いづらいのですが、うまくいけば、春夏秋冬に1つずつ何かあると思います。うまくいった試しがないですが……(笑)。
古川:PS Vita版はスケジュール通りです(笑)。PS Vita版は『ミリオンアーサー』の1周年記念に合わせて作ろうという話をしていて、去年の秋ごろから、4月11日に出すということは決めてやっていました。そのスケジュールがしっかり守られたのはビサイドさんのおかげです!
――では、最後に電撃オンライン読者に向けてひと言ずつメッセージをお願いします。
古川:PS Vitaを持っている方は、とても美しい画面で、おもしろい『ミリオンアーサー』をみんな同じタイミングから始められます。ソーシャルゲームにはなかなかニューゲームという概念がありませんので、これを機に遊んでいただければと思います。
岩野:PS Vita版が配信されるのも、『ミリオンアーサー』の展開を加速するものの1つです。その後もいろいろな形で、ゲームだけにとどまらず展開しようと思っています。とにかく今年は『ミリオンアーサー』で結構頑張りますので、ぜひ見ていてください。あと騎士団が嫌だと言って止めた方々には、PS Vita版に行っていただくもよし、スマートフォン版に復帰していただくもよしとなるよう、なるべく早く楽しんでいただけるものにしていきます。
田坂:PS Vitaということで新規に始められる方に向けてのものになりますが、スマートフォン版を遊んだことがある方も、サービス開始当初を懐かしむ感じで遊んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。
▲見た目も中身もPS Vita向けに調整された新たな『ミリオンアーサー』は、スマートフォン版のプレイヤーの目にも新鮮に映ること間違いなし。 |
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