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2013年5月3日(金)

『マジック:ザ・ギャザリング』のデッキタイプを紹介するわよ! まずはガンガン攻めて勝利するビートダウン♪【『MTG』初心者講座その5】

文:カワカミ雁々

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はい。では高速ビートダウンに続いて、今度は“中速ビートダウン”デッキを見てみましょう。

17 土地(24)

15 クリーチャー(24)

8 その他の呪文(12)

2《魂の洞窟》
2《断崖の避難所》
2《森》
2《ケッシグの狼の地》
4《根縛りの岩山》
2《聖なる鋳造所》
4《踏み鳴らされる地》
2《陽花弁の木立ち》
4《寺院の庭》

4《アヴァシンの巡礼者》
2《国境地帯のレインジャー》
4《ボロスの反攻者》
3《高原の狩りの達人》
3《ロクソドンの強打者》
4《修復の天使》
4《スラーグ牙》
2《静穏の天使》

2《忌むべき者のかがり火》
4《遥か見》
2《ミジウムの迫撃砲》
2《原初の狩人、ガラク》


これは赤緑白の“ビッグマナ”と呼ばれるデッキね。コストに対してパワーの高いクリーチャーで攻撃するという点ではさっきのデッキと同じなんだけど、大きな違いは投入されているクリーチャーのマナ・コストね。1、2マナのクリーチャーはなんと1種類4枚しか入っていないわ。
そのぶん、マナ・コストの重いクリーチャーがたくさん入ってるってわけだな!
そうね。ではこちらもデッキ内のカードを見ていきましょう。
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
強力だけどマナ・コストの重いクリーチャーを使うにはどうするか。その答えは早い段階で使えるマナを増やす、です。なので、能力でマナを生み出したり、手札に土地を持ってこれるカードが投入されているわ。目立たないけれど、重いカードの多いこのデッキを影から支えてくれているカードたちね。
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
使えるマナが増えたら、巨大クリーチャーたちの出番ね。使えるマナを伸ばすために無防備だった序盤に減ったライフを回復したり、相手のクリーチャーをまとめて戦場から追放するなど、攻防一体のカードで戦場を制圧していくわ。
『マジック:ザ・ギャザリング』 『マジック:ザ・ギャザリング』
クリーチャーだけでなく《遥か見》のような呪文でも土地を増やし、使えるマナを増やせるわ。再序盤から果敢に攻めるのではなく、まずは土地を増やして後の大型クリーチャーにつなげるのが重要ね。また、プレインズウォーカーのようなマナ・コストは重いけれど、戦場に出してしまえば毎ターンなんらかのアドバンテージ(優位性)を作り出してくれるカードもこういうデッキには相性がいいわね。
うおぉ、こっちもこっちでパワフルなクリーチャーが山盛りだな!
こっちのデッキは序盤は土地を増やしてあげて、それからおっきいクリーチャーさんたちを召喚するデッキなんですね。
そうね。中速ビートダウンのポイントをまとめると、こんな感じになるかしら。

中速ビートダウンのポイント

・クリーチャーは制圧力の高い中~大型のものと、それらを早く出すためにマナを出したり、土地を増やすことができるもので構成する。
・序盤は使えるマナを増やすことに集中するため、大型クリーチャーには序盤で失ったライフや、戦場の不利を取り返すことができるものを採用する。
・クリーチャー以外のカードも、マナ・コストは重いけれど効果が強力なものを選んで投入する。序盤を耐えるため、マナ・コストの軽い除去呪文もあるといい。後半の制圧力は高いが、そこにたどり着く前に、敗北が決定的な状況を作られてしまわないように注意する。
・マナ・コストの重いカードが多く、毎ターン確実に土地を増やしていきたいので土地の枚数は24~26枚ほどにする。


なるほど~。高速ビートダウンはとにかく序盤に勝負をかけて、こっちのビッグマナは中盤以降にどーんと制圧するって感じなんですね。
そうね。もちろん、これ以外にもビートダウンデッキのタイプはあるんだけど、今は大体この2つが主流となっているわ。
ちなみに、高速と中速が戦ったら、どっちが勝つんだ?
それはもちろん、デッキの動きとプレイヤーの判断次第よ。高速ビートダウン側が最高のスタートを切れれば、ビッグマナ側が十分なマナを用意する前に勝負を決められるし、逆に高速ビートダウン側がもたつけば、ビッグマナが戦場を制圧してしまうわ。
なるほどー、どっちが強いってわけじゃないんだな。
では、実際に高速ビートダウンと中速ビッグマナが戦ったらどうなるのか? 電撃オンラインのスタッフが対戦してみた動画を撮影してみたので、ご覧ください。2月に発売されたカードセット『ギルド門侵犯』のイベントデッキを使った対戦です。内容は赤白の高速ビートダウン対青緑の中速ビッグマナとなっています。
というわけで、ここでは高速ビートダウンデッキが勝利していましたね。同じデッキでの対戦をいくつかお見せしたいと思いますので、準備が整うまでお待ちくださいね。

■次回はコントロールとコンボを紹介するわよっ!■

というわけで、今回は『MTG』のデッキタイプの1つ、ビートダウンを取り上げて紹介してみました。積極的に相手を攻撃していくビートダウンの中にも、より速さを追求したもの、あるいはしっかりと準備を整えて戦場を制圧するものという風にバリエーションがあります。皆さんも、自分の好きなスタイルのビートダウンデッキを組んでみてください。
俺は最速を目指す!!
ふふ、がんばってね。さて、次回は残るもう2つのデッキタイプ“コントロール”と“コンボ”を紹介していきたいと思います。ここでも対戦動画を用意する予定なので、お楽しみに。それでは、今回はここまで。また次回、お会いしましょう。
またな!
今回は、発売されたばかりの最新セット『ドラゴンの迷路』のレビューと、若林直美さんのサイン入りアイテムプレゼント企画も公開しているの。こっちも読んでみてくださいね~!

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記事内イラスト:うさ城まに

データ

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