2013年4月26日(金)
『闘いの挽歌』は、横視点のベルトスクロールタイプのアクションゲーム。荒廃した世界を支配する悪の軍団を倒すのが目的です。剣を使って攻撃するだけでなく、持っている盾で防御できるのも特徴ですね。
kbjは、このタイトルをかなりやり込んでいたんですよ……ファミコン版で。敵ボスの攻略だけでなく、隠しアイテムの場所も覚えているし、軽々クリアできる。町内でもトップクラスのプレイヤーだったのです。そんなわけで、『カプコン アーケード キャビネット』に収録されているタイトルで一番心がときめいたのは、この『闘いの挽歌』でした。
早速プレイしたところ……あれ? なんか感覚が違う!? ここに回復アイテムが隠されていたよね? そもそもプレイ前にマップイラストが表示されていたよね? なんかステージの構成も違わない? おわっ、2匹のボスが出てきた。おお、マムシ兄弟! 久しぶりの再会にもかかわらず、とっさに名前が出てくるくらい記憶があるのですが、さまざまなところで違和感がぬぐえません。
▲敵が止まった瞬間に攻撃が発生するため、攻撃を見てからでは防御不可能。雑魚敵と言えども挟まれたら、あっという間に殺されます! | ▲同じような見た目のマムシ兄弟。突然しゃがみ攻撃を連発してくることもあるので、注意。 |
▲ナイフを投げる敵もかなりやっかい。ガードすると剣と盾を弾く、“マジックボール”を投げてくることも! | ▲上から突然攻撃を仕掛けてくるレッドアロー。普段はあまり気にしなくてもいいのですが、なぜかジャンプした時に限ってボウガンの矢が……そこに置いてある! |
そんな違和感は、ステージ2のアルマジロで爆発します。……強すぎて勝てない! 丸まっての突進攻撃をその場でジャンプ回避したら真下で停滞して、こちらが飛び越えたらバックで戻ってくる。……どうしたらいいんだ? だいたい、こちらの体力が8で、一回攻撃を受けたら4ダメージっておかしいだろ。通りがけにちょっと攻撃がかすって、さらに飛び越えたところに戻ってきたらもう8だぞ!
▲突進攻撃を盾で防ぐと、剣と盾が弾き飛ばされて素手に! どんだけすごい突進なんだよ。 | ▲さらに、小癪にも炎を吐いて、遠距離攻撃までしてきます。隙がない!! |
そんなアルマジロに苦戦しているkbjの後ろを通った、電撃攻略本編集部の親方(栗田)が言いました。
「アルマジロ、強いよね! こいつに100円を相当飲まれたわ。アーケード版は本当に殺しに来るからな~」
え? これ、アーケード版なの? そもそも、アーケード版とファミコン版ってそんなに難易度が違うの? どおりでキャラの等身が上がっていたり、微妙にステージの作りや出てくる敵が違ったりするわけですね。
▲アルマジロというカワイらしい名前に反して、出会って数秒で殺しにくる最強の刺客。何度もやられていると、地味に視界を奪う中央の柱や淡々と流れるBGMすら憎たらしくなります。 |
すでにコンティニューを繰り返して頭に来ていたので、難易度の下がるカジュアルモードに切り替えて剣王をなんとか倒し、街に平和を取り戻しました。めでたし、めでたし。自分が言えることは、多少腕に自信がある人でも、素直にカジュアルモードにするのがオススメということだけです。久々にやると、プレイスキルがなくなっているのを実感しますね。(カジュアルモードでもコンティニューしたkbj)
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