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2013年5月10日(金)

『ラグナロクオンライン(RO)』をβテストからやり直す――運営に聞くβプロジェクト(=Breidablikワールド再編)のすべて

文:電撃オンライン

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営するPC用オンラインRPG『ラグナロクオンライン(以下、RO)』。近日始動と発表された“βプロジェクト”に関するインタビューをお届けする。

『ラグナロクオンライン』βプロジェクト

 4月29日にファン感謝祭で発表され、翌30日にはティザーサイトが公開。さらに5月7日から先行登録キャンペーンも行われている“βプロジェクト”。登録先サーバーであるBreidablik(ブレイザブリク)で、一体何が行われるのか? その全容を『RO』運営チームの中村聡伸さんと田口彰さんに伺ってきた。

『ラグナロクオンライン』βプロジェクト
▲運営チームの田口彰さん(写真左)と中村聡伸さん(写真右)。

『ラグナロクオンライン』βプロジェクト 『ラグナロクオンライン』βプロジェクト

――“βプロジェクト”とはどのような施策なのでしょうか?

中村聡伸さん(以下、中村):“βプロジェクト”は一言で言うと、Breidablikワールドを完全無料のワールドとして、さらに特別な条件で公開するというものです。

――“βプロジェクト”という名称は、Breidablikの頭文字を表している、ということでしょうか?

中村:それもありますがβの文字通り、第2の『RO』という意味も含まれています。既存ワールドはすべて同じバージョンで稼動していますが、Breidablikではβテストからの10年間を、わずか6カ月で体験することができます。つまり“βプロジェクト”とは、Breidablikワールドをβテストから再スタートさせることを総称したものなんです。

――『RO』の歴史を体験できると。具体的にどのような仕様になっているのでしょうか?

中村:Breidablikの再オープン時は、ほぼβテストと同じ状態からスタートします。それから今年の12月のアニバーサリーまでの期間、毎月1回のアップデートを行い、現在に近いところまで持っていきます。つまりBreidablikは、超高速アップデートワールドになるということですね。

 厳密にβテストと同じというわけではありませんが、それに近い状態からスタートします。例えば、職業は通常1次職とノービスのみで、ワールドマップも当時のような配置になります。街はミッドガルド王国にあるプロンテラ、フェイヨン、モロク、イズルード、ゲフェン、アルベルタしかありません。クライアントの都合上、モロクやフェイヨンの街並みは現在と同じものになりますが、可能な限り当時の光景を再現していきたいと思っています。

『ラグナロクオンライン』βプロジェクト
▲Breidablikワールドオープン時から行けるイズルードで休息のひと時。

――10年間の歩みとおっしゃいましたが、アップデートはどのように展開されていくのでしょうか?

中村:Breidablikは、最初はβテスト状態でスタートし、毎月のアップデートを劇的なスピードで行います。ペースは月1回の予定で、そのためエピソードごとではなく、Breidablik独自のアップデートとなります。今までのエピソードをいくつかまとめて、その中のシステム面とマップを再編成していければと。また、Breidablikでは、3次職実装の手前までを体験していただくつもりです。

――1カ月で従来の1~2年分が進んでいく感じですね。

中村:かなりのハイペースになります。そしてアップデートをしながら、レベルキャップも順次上げていきます。

田口彰さん(以下、田口):オープン直後はベースレベル60が上限となっていて、レベルキャップも大体1カ月ごとに開放するつもりです。今のところ、6月あたりに2次職+ベースレベル75、その次にレベル90、そして9月ごろに転生職まで開放する予定です。

→「ウサギのヘアバンド作りにチャレンジしてほしい」(2ページ目へ)

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データ

▼『ラグナロクオンライン』
■メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:2002年12月1日
■プレイ料金:1,500円(税込)/30日

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