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2013年5月16日(木)

グラフィックの進化で驚きを与えることはもはや難しい――『グランツーリスモ6』山内さんインタビュー

文:megane

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■ゲーマー出身レーサーと生粋のレーサーとの違いは柔軟性と吸収力

『グランツーリスモ6』
▲ニスモ グローバルモータースポーツ ディレクターのダレン・コックスさん。

 GTアカデミーでドライバーの育成を担当しているダレン・コックスさんによると、ゲーマーには生粋のレーサーにはないスキルを見ることができるという。

 それが“柔軟性”と“吸収力”。生粋のレーサーはカートなどの経験を経てレーサーへの道を歩むことが多く、それまでに慣れている車のタイプが好きだという。一方のゲーマーは、ゲーム中に数多くの車を乗ることがあるため、違う車、違う環境でもすぐに対応できる能力があるそうだ。

 このアカデミー出身者は、これまでに2人が過酷なレースで有名なルマン24時間に参加している。無事にゴールするだけでもかなり難しいレースだが、この先3人のレーサーを出すことを目指したいという。また、現在は欧米圏でのみ開催されているGTアカデミーを日本でもやりたいと語っていた。

■『グランツーリスモ』はヨーロッパのニーズにきっちり応えてくれる

『グランツーリスモ6』
▲SCEE プレジデント&CEOのジム・ライアン氏。

 SCEEのジム・ライアン氏は『グランツーリスモ』について、「ヨーロッパのニーズ、マーケティングに応えられるタイトル」とコメント。このシルバーストーンサーキットが収録されることになったのも、ヨーロッパでのニーズが多かったからだという。

 これまで『グランツーリスモ』が1つのハードで2作ずつリリースしてきたことについて、「山内さんはハードのポテンシャルを必ず引き出すようにしてくる」と述べ、同じハードのタイトルであっても、そうは見えないほどクオリティを上げてくると語った。

『グランツーリスモ6』 『グランツーリスモ6』
▲PSで発売された『グランツーリスモ』(左)と『グランツーリスモ2』(右)。
『グランツーリスモ6』 『グランツーリスモ6』
▲PS2で発売された『グランツーリスモ3』(左)と『グランツーリスモ4』(右)。
『グランツーリスモ6』 『グランツーリスモ6』
▲PS3で発売された『グランツーリスモ5』(左)とこれから発売される『グランツーリスモ6』(右)。

 その他、PS3で『グランツーリスモ6』が発売され、PS4で『Driveclub』が発売されるのはなぜか、という質問に対してジム氏は、「『グランツーリスモ6』はPS3が持つ幅広いユーザーに届けるのが目標で、『Driveclub』はPS4の機能をユーザーにアピールするのが目標だから」と回答した。

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データ

▼『グランツーリスモ6』
■メーカー:SCE
■対応機種:PS3
■ジャンル:RCG
■発売日:未定
■価格:未定

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