2013年5月22日(水)
最後に紹介するのは、安定した強さが人気の赤青ブレイバーデッキです。こちらもまずはレシピをご覧ください。
【デッキレシピ】
■プレイヤー(1)
1 《各務原あづみ》
■スタートカード(1)
1 《拳銃職人クイックドロー》
■イグニッションアイコンを持つカード(20)
2 《戦国の華 森蘭丸》
4 《日出ずる国の女王 卑弥呼》
4 《紅い牙ルビーハウル》
2 《狩猟の女神アルテミス》
4 《レーザーブレード ベネトナシュ》
2 《レーザーサイス アヴィオール》
2 《サイバーレイピア アルファルド》
■ゼクスカード(27)
4 《戦略の女神アテナ》
2 《九大英雄ジャンヌダルク》
2 《星眼の構え 沖田総司》
4 《悪の根源アジ・ダハーカ》
4 《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》
3 《九大英雄シェイクスピア》
2 《アドミニストレータ デネボラ》
2 《ソードスナイパーリゲル》
4 《バレットライダーシェダル》
■イベントカード(2)
2 《覇王剣ドラゴニックフレア》
今回、ブレイバーデッキには大きな戦力が2つ追加されました。《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》と《九大英雄シェイクスピア》です。前者は6コスト10500という《永遠の隠しキャラ アサギ》と同等のパワーが売りで、今後赤の絡む速攻系デッキでよく見かけることになるでしょう。4ターン目に登場した時のインパクトは計り知れず、返すターンでイグニッションに成功しなければ、倒すことは難しいでしょう。種族はシナジーのあるブレイバーやバトルドレスではありませんが、その点がまったく気にならない強さを持っています。
逆に、後者はどちらかというとゲーム中盤~後半に力を発揮するカードで、エヴォルシードによりリソースを支払うことなく登場し、こちらも9500と高いパワーを持ち、ブレイバーとのシナジーがあります。この2枚の新戦力が加わったことにより、序盤の破壊力がさらに上がり、中盤以降手札が尽きてしまった時にも最後のひと押しをしやすくなり、ブレイバーデッキはさらにスキがなくなったという印象を受けます。
▲このデッキで遊んでいた時、運よく序盤に《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》を3体続けて展開できたことがありましたが、その時のイケイケ感といったら! 《九大英雄シェイクスピア》も手札もほとんどなくなった終盤に突然現れるので、インパクトの大きい1枚です。大型ゼクスらしからぬ、ちょっとトボけた見た目もポイント高いです。 |
また、イベントでは《覇王剣ドラゴニックフレア》が新たな除去手段としてデッキに居場所を見つけそうです。相手のトラッシュに依存するものの、5000~9000程度のダメージは期待できるでしょう。《爆散する石炭》が5000点固定なことを考えると、すばらしいコストパフォーマンスと言えます。また、主に黒系のデッキを相手にする時には、《復讐の魔人ウルティオー》や《冥司教スケルタルビショップ》、《宵の魔人クレプス》といったトラッシュからカードを回収するカードへの対策にもなります。こういったデッキを相手にする時は、除外するカードをよく選びつつ、使っていきたいですね。
▲コストも軽く使い勝手のいいイベントですが、《魅惑の七支刀 月下香》や《骸骨虚人ヒュージゴーレム》、《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》のようなスクエア上でパワーが上昇するカードを取り除いても、あまりダメージを出せないという点には注意が必要になります。 |
このデッキを使ううえで気をつけたいのは、リソースリンクの2枚と《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》の関係です。《悪の根源アジ・ダハーカ》と《バレットライダーシェダル》という2枚のリソースリンクはいつ出しても強く、何枚でも出していきたいところですが、リソースが10枚以上になると《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》が弱体化してしまいます。かといってリソースを置かなくては満足な展開ができません。残るリソースリンクと《混沌の大蛇ヤマタノオロチ》の枚数を考えつつ、リソースを展開していきましょう。
▲もはやおなじみとなった赤青のリソースリンクコンビ。やはりガンガン攻めるこのデッキで手札を補充できる《バレットライダーシェダル》はありがたいですね。最初のデッキ解説で“カードアドバンテージが取れるカードは強い”と書きましたが、このカードもそれに当たりますね。 |
この赤青ブレイバーデッキは特に目新しいデッキではありませんが、いまだに人気が高く、大会などでも多くの人に愛好されています。自分で使ってみるのももちろんいいですが、自分のデッキの強さを計る仮想敵として役立ててもらえればと思います。
というわけで、今回は最新セット『黒騎神の強襲』のカードを使ったデッキを3つ、紹介させていただきました。前回のカードレビューではあまり注目しなかったカードを中心にしたデッキを取り上げたつもりですが、いかがだったでしょうか。もちろん『黒騎神の強襲』にはまだまだいろいろなデッキの基となるカードがあります。皆さんもぜひ、いろいろなカードを使ってデッキを組んでみてください。もし、大会などでカワカミと当たった時は、どうかお手柔らかに。
次回は今回紹介したデッキか、あるいは新しいデッキを使って久保田Pにリベンジマッチを行う予定です。6月に発売される新しいスターターデッキ『蒼星の剣姫』&『翠龍の双刃』でも遊んでみる予定なのでお楽しみに!
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