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2013年5月24日(金)

【まり探】舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』が今夏に開催決定! トノサマンが再び容疑者に!?

文:まり蔵

 本日5月24日、東京・市ヶ谷の中央大学 法科大学院 模擬法廷室において、舞台公演『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』の発表会が開催された。その模様を、アドベンチャーゲーム紹介コーナー“まり蔵探偵事務所”の所長・まり蔵がレポートする。

舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』

 この公演は、シリーズ累計販売本数440万本を誇り7月25日には6年ぶりとなる最新作が発売される、カプコンの法廷バトルADV『逆転裁判』シリーズを舞台化したもの。7月31日~8月4日にかけて、東京・品川の六行会ホールで全9公演(予定)が行われる。

 演出を手掛けるのは、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの大関真さん。主人公の弁護士・成歩堂龍一は兼崎健太郎さん、成歩堂のライバルとなる検事・御剣怜侍は和田琢磨さんといった、新進気鋭の若手俳優が演じる。

舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』

■ 『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』ストーリー ■

 舞台は、大人から子どもまで大人気のヒーロー“大江戸戦士トノサマン”が上演される劇場。客席には主人公の熱血弁護士・成歩堂龍一と、助手で霊媒師の綾里真宵の姿があった。真宵は大好きなトノサマンの舞台とあって上機嫌。

 しかしそこには、なぜかトラブルメーカーで成歩堂の幼なじみ・矢張政志の姿もあった。いつの間にか客席には、成歩堂のライバルであり天才検事の御剣怜侍や、糸鋸圭介刑事の姿も。彼らがなぜここに? やがて開演ブザーが鳴り、幕が開く。

 舞台ではトノサマンたちによる大立ち回りが始まった。と、その時、宙に吊るされていた巨大提灯が落下。そして……炎上。舞台は最悪な展開を迎えた。

 やがて容疑者扱いとなった役者・荷星三郎は、旧知の成歩堂の弁護の申し出を断り、なぜか黙秘をし始める。はたしてこの状況は事故なのか? 事件なのか? 目撃者はすべての観客。今、新たな逆転劇の舞台が幕を開ける……!

舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』 舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』
舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』 舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』 舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』
▲これまでもゲームの枠だけにとどまらず、宝塚歌劇による舞台化や実写映画化が行われてきた『逆転裁判』。舞台では、どのような真実が描かれるのか?

 本日の発表会には、演出家の大関真さんや、3DS用ソフト『逆転裁判5』のプロデューサー・江城元秀さんが出席。他にも出演俳優陣が登場し、舞台にかける思いなどを語った。俳優陣の各コメントは以下の通り。

兼崎健太郎さん(成歩堂龍一役)「大好きな『逆転裁判』の舞台化作品で、自分が成歩堂君を演じられると思っていなかったので、うれしいです。舞台ならではのものを作っていきたいので、応援よろしくお願いします」

和田琢磨さん(御剣怜侍役)「僕も『逆転裁判』シリーズが大好きで、しかも御剣役ということでワクワクしています。法廷での成歩堂とのバトルが楽しみ。一生懸命演じたいです」

荻野可鈴さん(綾里真宵役)「今回、初めて舞台のヒロインをやることになりました。(成歩堂君との)身長差に負けないよう、存在感を出してアピールしていきたいです」

林明寛さん(矢張政志役)「僕も昔から『逆転裁判』が好きなので、出演させていただけて光栄です。原作や映画に負けないくらい、ひっかきまわしていきたいです」

磯貝龍虎さん(糸鋸圭介役)「映画にもなっている人気作品の舞台化。舞台には舞台のよさがあると思うのでそこを前面に出しつつ、皆をサポートしていきたいです。いい舞台にしたいと思います!」

杉原勇武さん(荷星三郎役)「アクションが大好きなので、アクション俳優の役をいただけて、恐縮です。よろしくお願いします」

舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』
▲本日の発表会は『逆転裁判』の舞台となる裁判所にちなんで、中央大学 法科大学院 模擬法廷室で行われた。

 また、演出を手掛ける大関さんは舞台について一昨年前から打ち合わせを重ねてきたことを明かし、「実写映画や宝塚の舞台にもなっている『逆転裁判』の新しい世界を作っていきたい。キャストとともにゲームの世界観を生かしつつ、舞台ならではの作品を作りたい」と抱負を語った。

 江城プロデューサーは、7月25日に発売されるシリーズ最新作『逆転裁判5』について言及。『5』は、プラットフォームが3DSになったことで3Dで表現できるようになり、「いろいろな面でパワーアップしていて、新しい『逆転裁判』の魅力を伝えることができると思います」と話した。また舞台については、大関さんとさまざまなアイデアを出しながら『逆転裁判』のキャラクター性やミステリー要素をミックスできるよう、一緒に作っていきたいと意気込みを語った。

舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』 舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』
▲劇団スーパー・エキセントリック・シアターの大関真さん。▲3DS用ソフト『逆転裁判5』のプロデューサー・江城元秀さん。

 なおチケットは、ローソンチケットやカンフェティチケットで6月1日より前売りがスタート。全席指定で価格は5,800円(税込)となっている。

舞台『逆転裁判 ~逆転のスポットライト~』
▲質疑応答で、演じる上で気を付けたいことを聞かれた矢張役の林さんは、「髪型が崩れないように気を付けたい」と話していた。

(C)カプコン
(C)ADKアーツ

データ

▼『逆転裁判5 LIMITED EDITION』(イーカプコン限定版)
■メーカー:カプコン
■対応機種:3DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年7月25日
■希望小売価格:9,990円(税込)
▼『逆転裁判5 FIGURE EDITION』(イーカプコン限定版)
■メーカー:カプコン
■対応機種:3DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年7月25日
■希望小売価格:8,990円(税込)
▼『逆転裁判5 EXTENDED EDITION』(イーカプコン限定版)
■メーカー:カプコン
■対応機種:3DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年7月25日
■希望小売価格:7,590円(税込)

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