News

2013年5月28日(火)

最新作『ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー』はオリジナルへのリスペクトにあふれた意欲作!! ベセスダE3プレビューイベントレポ

文:電撃オンライン

 ベセスダ・ソフトワークス主催のメディアイベント“BFG”が、現地時間の5月17日にアメリカ・ロサンゼルスにて開催された。

 “BFG”は、例年5月頃に開催され、その年のベセスダ・ソフトワークスの新作ラインナップをE3に先駆けて知ることができるプレビューイベント。今回登場したのは、先日日本でも公式発売が決定されたばかりの『Wolfenstein The New Order(ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー)』、『The Evil Within(邦題:PsychoBreak(サイコブレイク))』『The Elder Scrolls Online(ザ エルダースクロールズ オンライン)』の3タイトル。

 本記事では、『Wolfenstein The New Order』のデモプレイの様子と実際にハンズオンを触ってのプレイレポート、開発を手掛ける“MachineGames”のディレクター・Jens Matthies氏へのインタビューの模様をお届けしよう。(取材・文/電撃PlayStation)

『Wolfenstein The New Order』
『Wolfenstein The New Order』

■“id Software”の名を世に知らしめた『Wolfenstein』シリーズ

 まずは簡単に『Wolfenstein(ウルフェンシュタイン)』シリーズについて紹介しておこう。古くは1981年にPCで発売された『Castle Wolfenstein(キャッスル ウルフェンシュタイン)』にルーツを持ち、その続編として1992年に“id Software”が開発した『Wolfenstein 3D(ウルフェンシュタイン 3D)』で、今日における“FPS”というジャンルを確立。その後も続編やリメイク作がさまざまなハードで発売されている、FPSの元祖といえるシリーズだ。

 シリーズの世界観は、第2次世界大戦以後もナチスが解体されずに君臨するという設定で、主人公のアメリカの軍人・B.J.ブラスコヴィッチ(以下、B.J.)がナチスの野望を阻止するために戦う。本作『Wolfenstein The New Order』では1960年のヨーロッパを舞台に、超兵器を用いて世界制圧を目論むナチスにB.J.が立ち向かう、レトロサイバーな世界観で重厚な物語が展開する。銃撃戦を繰り広げながら敵施設の奥へと侵入し、ハイテクノロジーを駆使した巨大ロボとの戦闘などを経て、ナチスの弾圧から世界を救う。

『Wolfenstein The New Order』 『Wolfenstein The New Order』

■ナチスへのブラックジョークに会場から笑いも! Matthies氏によるデモプレイ

 デモプレイでは、世界観の一端が垣間見えるシーンと、実際に敵地へ潜入してナチスの兵士や巨大ロボと戦う戦闘シーンの2つを見ることができた。

 最初のシーンでは、ナチスによって占領されたヨーロッパを走る列車の中からスタート。ベルリンに向かうため書類を偽造して列車に乗り込んだB.J.は、コーヒーを部屋に運ぶため食堂車を歩いていた。その時、ナチスの腕章を付けた老婆の将校が、若い男性将校と重武装をまとった2足歩行の巨大ロボを従えて食堂車に入ってくる。そして、出口に向かって歩こうとするB.J.を呼び止め、一緒のテーブルにつくことをうながした。

『Wolfenstein The New Order』

 彼女はそこでB.J.に1つのテストを持ちかける。一見なんの変哲もないポストカードのペアから1つを選ばせ、真実のアーリア人かどうかを確かめようとする。だが、それ自体に大きな意味があるわけではなく、彼が断われないことを確信したうえで自分の力を見せつけるための行為だった。B.J.をもて遊ぶかたわら、若い将校とのこれ見よがしな愛人関係が描かれており、ナチスの圧倒的な権勢と、耐え忍び雌伏の時を過ごすB.J.という本作の構図が1シーンに凝縮されていた。その後、解放されたB.J.は部屋に戻り、仲間のアーニャと会ってひと息をつくところでこのシーンは終わる。

『Wolfenstein The New Order』
▲B.J.に向かって銃を突きつける場面も。

 次のシーンでは、ロンドンにあるナチスの拠点にB.J.が潜入する模様が描かれた。彼の仲間が爆弾を搭載した車で要塞に自爆突入し、瓦礫と粉塵が舞う現場の混乱につけ込み、施設内部に侵入を試みる。手持ちのレーザーで前方を塞ぐフェンスをカットして道を作り、周辺を警備する犬型の巨大ロボの猛攻をかいくぐりながら、内部への侵入を果たす。

『Wolfenstein The New Order』 『Wolfenstein The New Order』

 施設内部では、多数の警備兵と巨大ロボによる苛烈な銃撃に対抗しながら、施設で作られている超兵器の奪取を目指して奥へと進む。その途中には大きな“月”の模型が存在し、それを見たB.J.が発したジョークで会場に笑いが起きるひと幕も。この世界では、人類史上初めて月に降り立ったのはナチスということになっているようだ。実際、昨年公開された映画『アイアン・スカイ』のように“ナチスは月に行く計画を持っていた”という説もあり、本作でもナチスに関するありとあらゆる情報を調べ尽くして制作されているということだ。

■『Wolfenstein The New Order』は派手に撃ち合うタイプのACT

 デモプレイでも公開されたロンドンの拠点への潜入任務をハンズオンで実際にプレイできたので、そのファーストインプレッションをお届けしよう。この任務は全16チャプター中のチャプター6にあたる部分で、物語の中盤に差し掛かる場面だ。

 実際にプレイして感じたのは、敵の攻撃が相当激しいということ。犬型の巨大ロボとの戦闘では一歩対応を間違えば即、死に至り、施設内部ではワラワラと湧き出てくる敵兵との息つく暇もないほど激しい銃撃戦になった。あくまで、今回プレイした範囲では死角に隠れながら少しずつ進むというよりは、派手に撃ち合って進むタイプのACTだと感じた。

『Wolfenstein The New Order』 『Wolfenstein The New Order』

 本作ではルートを探すことはもちろん、自ら“切り拓く”ことが重要になってくると思えた。前述のレーザーのほか、ワイヤーで吊るされたオブジェクトを倒して橋の代わり(ショートカット)にするところも見られた。目的の場所へ達するためにどういうルートで攻略するか……戦略性も問われそうだ。

『Wolfenstein The New Order』

→開発ディレクターのJens Matthies氏にインタビュー(2ページ目)

Wolfenstein(R): The New Order (C) 2013 ZeniMax Media Inc. Developed in association with MachineGames. MachineGames, Bethesda, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos are registered trademarks or trademarks of ZeniMax Media Inc. in the U.S. and/or other countries. Wolfenstein, the W (stylized) and related logos are registered trademarks or trademarks of id Software LLC in the U.S. and/or other countries. All other trademarks or trade names are the property of their respective owners. All Rights Reserved. 
Wolfenstein(R): The New Orderは1960年の仮想世界に基づくフィクションです。各名称、登場人物、団体、場所、事象は架空のもの、またはフィクションに基づく描写によるものです。本作品のストーリーとコンテンツはナチス政権の信念、イデオロギー、事象、行動、党員、行為を解釈、称賛、是認を意図するものではなく、またナチス政権による戦争犯罪や虐殺、その他人権に反する犯罪を矮小化する事を容認するものではありません。

1 2

データ

▼『Wolfenstein: The New Order(ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー)』
■メーカー:ベセスダ・ソフトワークス
■対応機種:PS3
■ジャンル:FPS
■発売日:2014年6月5日
■希望小売価格:6,800円+税

Amazon.co.jp で詳細を見る

▼『Wolfenstein: The New Order(ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー)』
■メーカー:ベセスダ・ソフトワークス
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:FPS
■発売日:2014年6月5日
■希望小売価格:6,800円+税
▼『Wolfenstein: The New Order(ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー)』
■メーカー:ベセスダ・ソフトワークス
■対応機種:PC
■ジャンル:A・AVG
■発売日:2013年
■希望小売価格:未定

関連サイト

関連記事

注目記事

アイコン別記事一覧

※クリックすると、ソートされた記事一覧に移動します。