2013年6月7日(金)
ネクソンの運営するPC用オンラインRPG『テイルズウィーバー』が、6月12日に大規模アップデートを開始する。話題の『ソードアート・オンライン』タイアップイベントや8月実装予定のエピソード3、新プレイアブルキャラクターなどについて、韓国の開発スタッフのへインタビューを行った。
▲インタビューに応じてくださった、テイルズ開発チーム企画パート・パート長のイ=スンボさん(写真左)、テイルズ開発2室・室長のシム=キフンさん(写真中央)、グラフィック室・室長のク=チャンヘさん(写真右)。※インタビュー中は敬称略。 |
――今回実装されるエピソード2の最終章・チャプター8について教えてください。
イ:チャプター8のテーマは、エピソード1の最後にテイルズウィーバーとして覚醒した主人公たちが、戦いを通じて過去の記憶を取り戻すことです。彼らが記憶を取り戻すことによって自らの過去を知り、かつての自分はどのような存在だったのかが明らかにされていきます。
最後の舞台はエピソード1と同様に、慟哭の塔と呼ばれるダンジョンです。主人公たちはかつてテイルズウィーバーとしての1次覚醒を果たしましたが、慟哭の塔で再び2次覚醒をすることになります。その辺りの展開にぜひ注目してほしいですね。
――慟哭の塔がラストダンジョンになるということですが、内部の構造などについてお聞かせいただけますでしょうか。
イ:今回はエピソード1の時と違い、塔の最上階ではなく最下層を目指して潜っていくことになります。フロア数は地下36階までありますので、長期戦を覚悟してしっかり準備をしないとクリアは難しいかもしれません。
――エピソード3で実装されるイソレットについて教えてください。
イ:イソレットは“月の島”という4つの島からなる群島の出身で、“剣の司祭”の代行を務めています。弱さを一切見せることなく、非常にクールな性格をしていますが、内面には熱い闘志を秘めたキャラクターでもあります。
▲エピソード3で実装される新プレイアブルキャラクター・イソレット。白を基調にしたドレスを身にまとっており、両手に携えた2本の長剣で戦うようだ。 |
――戦闘面ではどういった戦い方を得意としているのでしょうか。
イ:イソレットは彼女の父・イリオスが編み出した“双剣術ティエラ”を継承しており、『テイルズウィーバー』における本格的な二刀流剣術の使い手になります。ナヤトレイと違って両手に異なる武器を装備できるので、武器ごとにアビリティを付与したり、2種類の属性武器を持ったりと幅広い選択が可能です。“神聖チャント”と呼ばれる魔法タイプに育成することもでき、こちらは攻撃・回復・補助魔法をバランスよく使い分けられるのが強みです。
――物理系のアタッカーと、魔法系のオールラウンダーに分かれそうですね。ところでイソレットはプレイヤーキャラクターのボリスと関係が深いようですが、2人のつながりを教えていただけますでしょうか。
イ:イソレットとボリスは相思相愛です。しかし、原作小説『ルーンの子供たち 冬の剣』でもそうでしたが、イソレットはボリスに対して恋心を前面に出すことはありません。1人の男性として意識していますが、あくまでもパートナー的な信頼関係というか、微妙な関係ですね(笑)。
――エピソード3では月の島が冒険の舞台となるそうですね。そこで挑戦できるという新感覚のミッションについて教えてください。
シム:月の島で挑戦できる新しいミッションには、「舟を漕いでモンスターを避けながらアイテムを回収するミッション」「マウスをクリックしてモンスターを撃破していくミッション」「大量に押し寄せるモンスターの侵攻を食い止めるミッション」の3つがあります。
1つ目のミッションは、複数のプレイヤーが入り乱れるマップのため、モンスターを避けるだけでなく立ち回りが重要です。2つ目はモンスターの種類によってスピードや撃破に要するクリック回数が異なるので、モンスターごとの特徴を覚えて無駄のないマウスさばきを行う必要があります。3番目はいわゆるタワーディフェンス型のミッションなので、キャラクターのレベルや能力が高いほど有利です。しかし、敵の波状攻撃を防ぐには個人の能力よりも、効果的に戦力を配置するといった綿密な作戦が必要になります。
▲月の島のコンセプトイラスト。豊かな自然の中に朽ちた遺跡のような建物が多く見受けられる。 |
――ミッションをクリアすることで得られる報酬や、支給方法についてはいかがでしょうか。
シム:まだ詳細は決まっていませんが、新しい称号やアイテムが手に入る予定です。支給方法については、集めたアイテムと交換したり、取得ポイントをランキング化して、一定期間ごとに上位のプレイヤーへアイテムを支給したりする形式を考えています。
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