『エスカ＆ロジーのアトリエ』のイケメン主人公、ロジーでレビュー！ 前作と比較してのゲームシステムの進化も逃さず検証

文：Deep

■最後に、ロジーさんのお話をしましょうか

　ゲームをスタートすると、女の子のエスカと、青年のロジーのどちらかを主人公として選ぶことになります。そして、このとき誰しもが直面する問題として「どちらを選ぶか」というものがあるのですが……ぶっちゃけ、好きな方やっちゃってください！　あ、痛い！　とげとげの実を投げないで！　いやまぁ、だってしょうがないじゃないですか。主人公それぞれに、ちゃんと『アトリエ』らしいおもしろさが詰め込まれているんですからっ！

　軽くストーリーの違いを説明すると、エスカ編はまったりしていて、ロジー編はちょいシリアス。どちらを主人公に選んでも、使用できる錬金術の違いなどはないので、本当に好みで決めていいと思います。「そんな簡単には決められないよ……」という人は、発売日まであと2週間ほどありますから、今のうちから存分に悩んで決めておいてください。

　というわけで、冒頭に書いた出来事でちょっと思うところがあった俺は、ロジーを選んでゲームを開始。このロジーという青年、プレイする前はクールで愛想がなさそうな印象を持っていましたが、実際に操作してみると意外（？）に礼儀正しく人当たりのいい好青年でした。人を見かけで判断しちゃいけないね、うん。忙しくなるとムダに掃除を始めてしまうという悲しいクセを持っている点も、なんかシンパシーを感じずにはいられない（笑）。

▲ロジーのメカメカしい小手は、専用の攻撃アイテム・ブリッツをセットすることで強力な攻撃を放てる！　男心をくすぐるギミックにテンション↑!!

　しっかりとしていて物静かだけど、年齢相応の可愛げのあるトコロもあって……なかなかカッコかわいい青年ではないか！　これまでとは違う男主人公ということで遊ぶ前はちょっと戸惑ったけれど、いざ動かしてみれば“いつもの『アトリエ』”らしい雰囲気も十分に楽しめて、けっこうしっくりきました。でも、イベントのところどころで彼が見せる、重い表情や雰囲気は、やはり気になりますね。故郷の話になると露骨に話題を逸らしたり……。この辺りが、彼らしい物語の展開につながっていくのでしょうか。オラ、わくわくしてきたぞ！

▲ちなみにシリーズ恒例のネタですが、街中にあるタルを調べると、ロジーもちゃんとセリフをしゃべってくれます。いつものかわいい女の子とはちょっと違った、“タルボイス”は必聴です（笑）。

■結論、たまには男子もいいもんだ！

　また冒頭の話に戻るんですけど、俺も小学生から中・高校生あたりまでは、甥っ子と同じく「やっぱ、主人公は男じゃないと！」というイメージというか固定概念がありました。それがいいとか悪いとかいった話ではないんですが、やっぱりそういった年頃には「『アトリエ』には興味があるけど、女の子が主人公のゲームは、ちょっと恥ずかしくて手が出せない」という人もいるかと思います。

　もし、この記事を読んでいる方でそう思っているかたがいれば、ぜひ男性の主人公で遊べる『アトリエ』である本作を手に取ってください。気配り上手なナイスイケメン・ロジーは、実はそんな人にこそ向いているんじゃないかなーと思います。戦闘モーションもいちいちカッコイイですしね（笑）。最近は女子（の主人公）のお尻ばかりを追っていた俺ですが、今回ロジーを使ってみて、改めて認識させられました。「たまには男子もいいもんだ！」と。

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データ

関連サイト

• 『エスカ＆ロジーのアトリエ～黄昏の空の錬金術士～』公式サイト
• ガストソーシャル
• 『エスカ＆ロジーのアトリエ』＆『アーシャのアトリエ』～『黄昏』ポータル～