2013年6月14日(金)
“E3 2013”のユービーアイソフトブースで、『スプリンターセル ブラックリスト』のリードゲームデザイナー・Richard Carrillo氏にインタビューを行った。
▲Richard Carrillo氏 |
日本では9月5日に発売されるPS3/Wii U/Xbox 360/PC用ソフト『スプリンターセル ブラックリスト』。今回のサム・フィッシャーは、大統領から“第5の自由”――国家を守るためにはどんなことをしてもいい自由――を与えられており、アメリカ全土に向けた大規模テロ攻撃を阻止すべく、テロ組織“エンジニア”と戦っていく。
――まずは本作で一番注目してほしいポイントを教えてください。
ただ単に人を倒すゲームというだけでなく、さまざまな選択と体験をプレイヤーに提供できるゲームだということです。もちろん“ステルス”という言葉も大きなアピールポイントになります。
――本作で“第5の自由”を与えられたサムですが、作中では彼のモラル……ひいてはプレイヤーのモラルが問われるシーンがあります。これはなぜですか?
プレイヤーに“サムを自分の意志でコントロールできている”と感じられるようにしたかったんです。ゲームの中でたくさんの選択肢をプレイヤーに与えることで、いろいろなアプローチが可能になっています。
――本作のメインコピーである“YOUR RULES,YOUR WAY”にも、そうしたメッセージが込められているのでしょうか?
その通りです。ステルスだけでゲームを進めるのではなく、プレイヤーがやりたいことをゲーム内で極力できるようにしています。それが最大の魅力となっています。
たとえば、少し難しいプレイスタイルではありますが、“ゴースト”といって、クリアするまでに誰も殺さないで進行することも可能です。どう進めるかはプレイヤーの選択しだいですね。
――“ゴースト”というのは、3つあるプレイスタイルの1つですよね。他のものについても説明していただけますか?
さきほどの“ゴースト”は、『スプリンターセル』シリーズをプレイしてきたファンの多くが好きなスタイルだと思います。潜んで、任務を遂行するプレイスタイルですね。“パンサー”は、ゴーストよりも攻撃的なモードで、ステルスと攻撃の組み合わせがキモとなります。3つ目の“アサルト”は、さらに積極的に敵と戦っていくプレイスタイルです。どういったプレイスタイルを選択したかによって、クリア時の報酬やスコアが変わってくるのです。
――シリーズファンに人気だった“Spies vs. Mercs”モードが今作で復活しています。このモードで有利に戦うコツを教えていただけますか?
“Spies”の場合は、なるべく高い位置をとり、他のプレイヤーととにかく固まらずにプレイすることですね。逆に“Mercs”はなるべく固まっていたほうがいいでしょう。そして豊富なガジェット、爆発物もうまく利用してほしいですね。
――ガジェットはキャンペーンモードでしっかり強化しておいたほうがよさそうですね。
ええ。モードによってはお金を多く入手できますので、ぜひ有効に使ってください。
――ちなみに、ガジェット“トライローター”(遠隔操作できる偵察用兵器)の起動中は、サム自身が敵にサーチされるリスクはありますか?
誰かがそこにいるだろうということがわかることはあっても、明確に見つけられることはありません。
――サムの手元を離れた、飛行中のトライローターが敵に発見されてしまう可能性はありますか?
ええ。見つかってしまう可能性はあります。そして発見された場合、破壊されることもあります。
――『スプリンターセル ブラックリスト』はPS3でも発売されますが、本作で初めて『スプリンターセル』シリーズをプレイするユーザーを含め、メッセージをお願いします。
PS3で本作をリリースする理由は、もちろん多くの方に『スプリンターセル』シリーズを楽しんでもらいたいからです。今回初めてシリーズに触れる人も、ぜひ最後まで楽しんでください。
いろいろなモードを搭載しており、長く楽しめる作品です。プレイヤーの皆さんにいろいろな選択と体験をして、楽しんでもらえればと思います。
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