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2013年6月15日(土)

Wii U『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー! リンクの姿を見て感じる10年の歳月【E3 2013】

文:カズ

 E3 2013の任天堂ブースに出展されていたWii U『ゼルダの伝説 風のタクト HD』のプレイレビューをお届けします。

『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー
▲『ゼルダの伝説 風のタクト HD』撮影コーナーでは、リンクの相棒とも言える帆船に乗れました。ちょうどコスプレをした方が撮影されるところだったのでパシャリ。

 『ゼルダの伝説 風のタクト』は2002年に発売されたゲームキューブ用のアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公・リンクを操作し、謎の大怪鳥にさらわれた妹を助け出すため、帆船に乗って大海原と島々を旅します。トゥーンレンダリング表現がアクションに躍動感を与え、敵と戦う、謎を解くといった普通のことを、普通以上に楽しめる作品です。

『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー
▲Wii U『ゼルダの伝説 風のタクト HD』のメインビジュアル。

 気づけばあれから早10年。上のイラストを見ただけで時代の移り変わりを否応なしに感じさせられます。昔はリンクとは言わないまでも少年だったのに、気づいたらもう30前のおっさんに……。誰か時のオカリナをください。そんな夢を見ながらHD版をプレイしてみました。

『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー 『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー
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■荷物を取りだすかのようなゲームパッド操作

 Wii Uで発売されるということで、個人的に一番気になっていたのがWii U GamePadの使い方です。ボタン類は昔とあまり変わりませんが、タッチスクリーンには所持品と回復アイテム、攻撃アイテムのショートカットが表示されます。ここで重要なのが自分の目線。基本的にはモニターを見ながらプレイして、Wii U GamePadは胸~お腹あたりにあるはず。ということは、敵を見据えて戦いながら、ポーチから取り出すような操作でアイテムを使用できるわけです。

 ボクみたいに形から入るのが好きな人は、ぜひそう思って遊んでもらえればなと。ちなみに、本作は画面を一人称視点に切り替えることができるので、より雰囲気を味わいたい人にはオススメ。慣れるまで大変そうではありますが、楽しそうです。

『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー 『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー

■よくみると劇的に進化したグラフィック

 HDグラフィックに関しては、なんか思っていたのと違う。というのが最初の印象でした。確かに大画面でも高精細に描かれているし、色も鮮やかに出ている。でも画面を見た時に、あまり変わった感じがしないんですよね。別モノになったらなったで困りますけど、トゥーンレンダリング表現のせいか細かい違いはわかりづらいかも。

 ただ、エフェクトは劇的に進化しています。当時のエフェクトと比べると、Wii U版はとても自然で迫力がありました。当時は処理能力の問題とかもあったんでしょうけど、今や2世代先のハード。剣を振った時の残像とか、ランタンの光とかはかなり美しいです。暗がりに光が灯るシーンなんかはつい目を奪われますね。

『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー 『ゼルダの伝説 風のタクト HD』プレイレビュー
▲キレイな画面であることは間違いありません。むしろ元の画面が美しすぎた(あるいは思い出を美化しすぎている)のかもしれません。

■10年間で忘れちゃった人はこの機会に再プレイ!

 自分に向けた言葉ですが、いざ触ってみたら街のイベント(クエスト?)が頭からスッポリ抜け落ちていて……。HD版が発売されたらまた1から遊んでみようと思います。折り紙付きの名作なので、新規の人も安心して遊べるはず。全部覚えている『ゼルダ』ファンの人も、ぜひ“チンクルボトル”などのWii U版の新要素を楽しんでくださいね。

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