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2013年6月27日(木)

『Dead Island: Riptide(デッドアイランド:リップライド)』で待ち受ける新たなゾンビとの戦いとは!? 拠点を守る“ハブディフェンス”の情報も

文:チョロ松

■5人目の主人公、ジョン・モーガンが登場!

 前作に登場した4人の生存者に加え、今作では新たなプレイヤーキャラクターとして“ジョン・モーガン”が登場する。ジョンは、軍の船で出会う謎に満ちた男で、4人の主人公と行動をともにし、アウトブレイクの真相に迫っていく。なおシアン/プルナ/ローガン/サム・Bの4人にも新たなスキルが追加されている。より強力になった主人公たちの能力をフルに生かして島を脱出しよう!

『デッドアイランド:リップタイド』

【ジョン・モーガン】(声優:浜田賢二)

 不服従の罪に問われたオーストラリア国防軍の兵士。パラナイで発生したアウトブレイクを鎮圧するために派遣され、民間人を射殺せよとの命令を拒否した。ウィルスに対する耐性がある。

『デッドアイランド:リップタイド』 『デッドアイランド:リップタイド』
▲オーストラリア国防軍の兵士であるジョンは、訓練により格闘術をマスターしている。格闘系のスキルが多く、ナックルなどでゾンビを撲殺するのが有効な攻撃手段となるだろう。

●ジョン・モーガンのモノローグ

 祖父は第二次世界大戦の時、ここで日本兵と戦い、そのまま戻らなかった。現地の娘と結婚したんだ。この地で父が生まれ、上級曹長となった。だから俺は二世軍人で、10歳の頃から祖父や父と同じ道を目指していた。軍人になり、この国をあらゆる敵から守ることが望みだった。だから任務をこなした。言われたことを忠実に遂行し、命令には常に従った。だが、あの日下された命令には、どうしても従えなかった。信じていたものがすべて嘘だったと分かった瞬間のあの感覚は、どうにも表現しようがない。信頼していた人々から、自分が愛する人々を見殺しにしたときのあの感覚。上官の中に、この地で生まれた者は1人もいない。彼らはこの土地と、住民たちのことを何も知らない。自分たちは何の犠牲も払わない。そいつらが、他の者に対して、最も大切なものを犠牲にしろと命じたんだ。だが、命令を拒んだのは俺1人だった。それが、いまでも信じられない。だがとにかく、俺は1人命令を拒み、任務放棄と反逆の罪で終身刑を食らった。守ると誓った人々を助けたことが、俺の罪だった。真の敵が誰なのかが判明したいま、戦いは終わっていない。俺は誓いを立てた。そして、こう言わせてもらおう。ジョン・モーガンは今でも軍人だ。

『デッドアイランド:リップタイド』
『デッドアイランド:リップタイド』

【シアン】(声優:高森奈緒)

 香港警察のスパイ。高度な訓練を積んだ犯罪捜査官で、刃物の扱いに長けている。体力は少なめだが、動きは速い。

●シアンのモノローグ

 父は香港警察の主任警部だった。私が10歳の時に父が亡くなり、後を継ぐと決意したの。大学を首席で卒業して香港警察に入ったけれど、上司の男どもは決して私を本物の警察官として扱ってはくれなかった。女性が任務をこなせると信じてなかったのね。だけど今は…… 誰も私を否定できない。私の成し遂げたことを見れば。私にできることを見れば。以前は上役たちに自分の価値を証明する必要があると思っていた。でも今は、彼らは指導者でも何でもなかったと分かる。彼らの信条なんて関係ない。大切なのは私が何を信じるか。この悲劇には目に映る以上のものがあるとわかってるの。この感染症、この伝染病は人間が生んだもの。自然による自己修正なんかじゃない。人間による自己破壊よ。この感染がリゾートを席巻し、モーズビーが大混乱に陥るのを目の当たりにしたわ。原因がどこにあるのかはわからない。でも世界には何百万の命を莫大な利益に変える人間がいる。彼らは私たちを守るべき人たちの承認を得て、何の障害もなく事を進めていた。いつかは自分たちが恐ろしい怪物だと知らしめてやるわ。だって私はシアン・メイ。父の墓前で胸を張って報告したいの。

『デッドアイランド:リップタイド』
『デッドアイランド:リップタイド』

【ローガン】(声優:咲野俊介)

 不祥事を起こした元アメリカンフットボールのスター選手。ポジションはクォーターバック。投てき武器の扱いが非常に得意だ。体力とスピードは平均的だが、スタミナが少ない。

●ローガンのモノローグ

 心の底ではいつも、自分はクソだと思っていた。オールプロのクォーターバックに選出された時も、チームを優勝に導いた絶好調の時も、心の底では、自分にそんな価値はないと思ってた。いつか、すべてが崩壊するってね。そして実際、そのとおりになった。だが、そこから何かを学んだか? 自分を変えることができたか? 答えはノーだ。悲劇の中でもがくのを楽しんでただけだ。悲しいだろ? まあ、自分を哀れむのは終わりだ。世界の崩壊を目の当たりにして、少しだけ自分の問題も見通せた。俺はロイヤルパームスで死んでてもおかしくなかった。だが、自分の命を賭けて俺を守ってくれた人たちがいたんだ。モーズビーやあの忌々しいジャングルで起こったことについては言うまでもない。ひどいこと、恐ろしいことも目にしたが、見知らぬ人たちを助けるためにすべてを犠牲にする人々の姿も見た。哀れな野郎どもを助けているときに、自分を哀れむ時間はない。この言葉には教訓がある。ただ、意味は分からない。だが、ひとつ分かったのは、ローガン・カーターは、もうみんなが思ってるようなクソ野郎じゃねえってことだ。

『デッドアイランド:リップタイド』
『デッドアイランド:リップタイド』

【プルナ】(声優:深見梨加)

 オーストラリア出身でアボリジニーのハーフ。元シドニー警察のVIPボディガードで射撃が得意。体力・スピード・スタミナのすべてが平均的。

●プルナのモノローグ

 お金と権力があれば、立派な人間に見せ掛けることができる。本当はどんなにひどいやつかなんて疑う人はいない。私はシドニーで風紀取締班の刑事をしていた時に初めてそれを知ったの。私の前に女性かつアボリジニのハーフの刑事が何人いたと思う? ゼロよ。刑事になるのは簡単じゃなかった。そのうえ同僚とやらのいじめ。楽じゃなかった。半分は女だから、半分は母親がクーリ族だから嫌われた。だけど、この世界が終わる時には、誰も銀行の残高なんか気にしない。リゾート地で金持ちが感染して、貧乏人と同じようにバタバタと死んでいくのを目の当たりにしたもの。モーズビーでは権力者たちが橋を吹き飛ばして、貧乏人を最悪の場所に閉じ込めた。結局はそんなことをしても誰も助からなかったけど。すべての嘘が消え、世界の終わりにやつらと原住民の血をひく女しかいなくなった時、何故か私はやつらの親友扱いだ。ふざけんな。あんなやつら知るか。自分を守れない人たちのため、恐怖におびえて生きる人たちのために私はここにいるんだ。彼女たちを守り、彼女たちのために死んでもいい。だって……私も彼女たちの1人だったから。

『デッドアイランド:リップタイド』
『デッドアイランド:リップタイド』

【サム・B】(声優:山野井仁)

 一発屋のラッパー。ヒップホップアーティストのサム・Bは体が大きく、重い武器の扱いが得意。スタミナは少ないが、体力は多い。

●サム・Bのモノローグ

 ニューオーリンズで育った子供の頃は、とにかくラップだけやってりゃ満足だった。長いこと鳴かず飛ばずだったが、『フー・ドゥー・ユー・ブードゥー』でブレイクした。冗談のつもりで作った曲だったが、急に大金持ちになり、欲しいものは何でも手に入った。何でも……尊敬以外はな。誰も、俺のことを本物とは認めなかった。才能のない、ただの一発屋ってわけさ。抗議しようにも、実際、当たったのはその一曲だけで、その後はヒットが出なかった。そりゃそうだ。俺には言いたいことなんて何にもなかったんだ。だがな、状況は変わった。今は、言いたいことが山ほどある。まさかカトリーナみたいな惨状を、また見ることになるとは思わなかった。だがあの疫病……ロイヤルパームスで……それからモーズビーで起こったことは……まさにクソッタレのホラー映画そのものだ。死体が起き上がり、生きてる人間に襲い掛かってくるんだからな。まるでこの世の終わりだ。いや実際、世界はもう終わりなのかもしれねえ。だがな、人は苦境に立たされると、驚くようなことをする。しっかりしているように見えたやつらは、とっとと逃げ出す。だが普段目立たない奴。気にも留めないような奴ら。こいつらは一歩も引かなかった。見ず知らずの人のためにすべてを投げ出せるんだ。何かそんな歌があったな。クソ、最後まで生き残れるかどうかさえわからねえが……もし生き残れたら……信じてくれ。サム・Bは本当に言いたいことが見つかったんだ。

『デッドアイランド:リップタイド』

→生存者たちを苦しめる新たなタイプのゾンビが登場!(3ページ目へ)

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データ

▼『デッドアイランド:リップタイド』
■メーカー:スパイク・チュンソフト
■対応機種:PS3
■ジャンル:アクションRPG
■発売日:2013年7月11日
■希望小売価格:7,329円(税込)
 
■『デッドアイランド:リップタイド』の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『デッドアイランド:リップタイド』
■メーカー:スパイク・チュンソフト
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:アクションRPG
■発売日:2013年7月11日
■希望小売価格:7,329円(税込)
 
■『デッドアイランド:リップタイド』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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