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2013年7月16日(火)

『ドラッグ オン ドラグーン3』藍井エイルさんインタビュー。藍井さんはアンヘルたんに過剰反応するガチファンだった【電撃DOD3】

文:タダツグ

■東京タワーという単語を聞いて、藍井エイルさんが壊れていく!?

『ドラッグ オン ドラグーン3』

――ではここで、シリーズのことにも触れていただきたいと思います。まずは、藍井さんが一番好きなキャラクターについて教えてください。

藍井:それはもう……絶対アンヘルたんが一番です!

:アンヘルなんだ。意外。カイムじゃないんですね。

藍井:カイムも好きですけど……でも、アンヘルたんの「暖めてくれぬか?」はもうダメですね。切なくなって涙が出そうになりました。

――次の質問で、一番印象的なセリフを聞こうと思っていましたが……それはやっぱり。

藍井:「暖めてくれぬか?」でお願いします!

――なるほど(笑)。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲「暖めてくれぬか」は究極の萌えゼリフとのこと。念のために書いておきますが、お弁当を温めてほしいという意味ではありません。

藍井:アンヘルたんって、最初は“人間なんてダメだ! ドラゴンよりも格下だー!”みたいな態度だったじゃないですか。それが、カイムと過ごすうちに少しずつ少しずつ心を開いていく感じがもう……。

 『DOD2』では、封印の負荷が大きくなって自我を失うくらい怒り狂っているのに、“カイム”という言葉には反応しちゃうとか……、あーごめんなさい。ちょっと泣きそうです。

:すばらしい。

藍井:印象に残ってるシーンもたくさんあります。特に一番泣いたのは……。

:ザンポが死ぬシーンですよね?

――ちょっとーーー! いいお話なんですから、横から茶々入れないでください!!

:あ、ごめんなさい(笑)。

――だいたい、戦ってすらいないじゃないですか、ザンポなんて。藍井さん、気にせず続けてください。

藍井:いいですか?(笑)えっと、一番泣いたのはやっぱりカイムとアンヘルのラストシーンです。せっかく再会できた2人なのに、ノウェとレグナに倒されちゃって……。プレイしていて号泣しましたね。

 それがきっかけで、なんだかちょっとノウェのことを嫌だなって思っちゃったくらい、この2人に入れ込んでしまっていました。

:なるほど。実に濃ゆいファンですね。

藍井:そういえば私、友だちと一緒に東京タワーを見た時「ねえ、東京タワーが赤い理由って知ってる?」って言ったことが……。

――おっと。おもしろエピソードの予感(笑)。

藍井:友だちには当然「知らないよ」って言われて。「あれはねー、アンヘルっていうドラゴンが昔いたんだけどね、そいつが刺さっちゃったからなんだよ」って。

:だからそんな色になっちゃったんだよって?

藍井:赤いドラゴンだったから、そのアンヘルたんの血でね……って。

――藍井さん、生粋ですね。生粋の『DOD』信者ですね。まさか普段はカラーコンタクトをつけておられるとは。

藍井:あぁ、本当は赤いけど、カラーコンタクトで黒くしているってことですね(笑)。

:真っ赤ですよね、きっと。

藍井:ララララ、ララララ♪

一同:(爆笑)

:くるくる回り始めないか、目が離せない(笑)。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲藍井さんが突然、花びらをまき散らしながら歌い始めないか、ドキドキしました。

――そんな藍井さんがファン視点で見て、『DOD3』で気になっているキャラといえば?

藍井:断然、ワンですね!

:ワンですか。どのへんが?

藍井:だって、おかしくないですか? 明らかにおかしいですよ。あまりにも似てる。マナに似てると思うんです。

――ファンならではの視点! ぶっちゃけ、僕もすごく気になっていたんですけど、どうなんですか柴さん!?

:ん? 正解を言っちゃっていいんですか?

――うーーーーーん、聞きたいような聞きたくないような。

:ちなみに、『DOD3』は『DOD1』より前のエピソードですよ。時間軸的にどうなんですかね?

藍井:たとえば、マナのお母さんとか、おばあちゃんとか。先祖みたいな……? 私的には、ワンはマナの母疑惑を抱いています。

:どうでしょう。なんか関係してそうな気はしますよね。僕もこれを見た時、そう思いました。真実は……どうなんでしょう。

――柴さんが知らないわけないのに、なんなの、そのとぼけ方(苦笑)。

:まぁ、作っているのはあのヨコオさんですからね。ファンが考えている通りになるものなのかどうなのか。ゲームを楽しみにお待ちください。

藍井:早く! 早くお願いします!!

『ドラッグ オン ドラグーン3』 『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲『DOD3』のキーパーソンの1人・ワン。言われてみれば、どことなくマナと印象が似ている?

:そこまで楽しみにしてくださっているのなら、弊社のコミック誌で連載している2つのマンガを読んでおいてもらえるといいかもしれません。

――『どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメファイブ(※)』と『ドラッグ オン ドラグーン 死ニ至ル赤(※)』のことですね。

※どらっぐ おん どらぐーん ウタヒメファイブ:『ビッグガンガン』(毎月25日発売)で連載中。悪の領主を5人の姉妹が成敗するゆるふわ系コミック。

※ドラッグ オン ドラグーン 死ニ至ル赤:『ヤングガンガン』(毎月第1、第3金曜日発売)で連載中。“元ウタヒメ”と呼ばれる謎の人物・ワンと、その従者であるネロの物語が描かれる。

:そうです。これらの連載と『DOD3』は、なんらかの関係があるかも……たぶんね。

――たぶん?

藍井:それ、絶対読むしかないじゃないですか。

――逆に、ずっと温めておくのも手かと。ゲーム発売まであえて読まず、出た瞬間に単行本を買って一緒に読むって感じで……。

:そうですね。それもアリかも。読んだら読んだで、ゲームが気になって仕事が手につかなくなるかもしれないし(笑)。

――じゃあ次の話題。主人公であるゼロについての印象はいかがでしょう? 

藍井:ゼロも好きです。特に、見た目が好き。正直、彼女のコスプレをしてみたいぐらい大好きです! まぁ、性格的にはかなり豪快みたいですけど(笑)。

――なるほど。コスプレ……すごく見てみたいかもです。

:藍井さんがゼロのコスプレをされるのなら、僕はザンポあたりで共演しますよ。

――じゃあ、僕はユーリックとかどうですかね。

:いけるいける(笑)。ギャランドゥがすごくユーリックっぽいから、大丈夫だよきっと。

――柴さん見たことないでしょ、僕のギャランドゥなんて(笑)。ていうか、今はゼロの話ですよ!

藍井:ゼロの人物紹介を見た時、独特の狂気が感じられて、思わずニヤケちゃったんですよね。

:うれしくなっちゃったんですか?

藍井:ええ、正直うれしくて。『DOD』シリーズのキャラクターって、狂気を感じられないとダメっていうか、やっぱり毒がないとって思っちゃうんですよ。

『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲ぶっきらぼうで乱暴、性に対して開放的というゼロ。確かに、一般的に思い浮かべられるような主人公像ではない。

:そうですね。今回は全体にわたってこう、性的なアプローチをしているというのが見どころなんですけど。

――性的なアプローチ……確かにみんな剛の者って感じ。

:この手のアプローチって、こんなに種類があるんだってくらい、なんかもう……ね。

藍井:ちなみに、このデカートって人は、紳士なんですよね?

:ええ、真正のドMです。

藍井:でも、その趣味はバレてないって思ってるんですよね? 本人は。

:はい。だけど、はぁはぁはぁはぁ言ってるんです。ダメージをくらうと喜ぶ。

――それは、みんな気が付きますよね(笑)。

:ちなみにデカートの声って、井上和彦さんにお願いしているんですよ。

――『夏目友人帳』のニャンコ先生役の井上和彦さんですか!? めっちゃベテランさんじゃないですか。なんて役を引き受けてもらってるんですか!

藍井:ヤバイですねそれ(笑)。ファンの人がもうなんか、ハァーッってなりそう。

:この、ディトってキャラとの絡みが楽しいです。

――この半ズボン少年との絡み?

藍井:確か、ドS設定だったような……。

:その通りです。妖精ですね、『DOD1』でいうところの。

藍井:あー! ってことは、すごく憎たらしいってことですよね。見た目はこんなにかわいいのに(笑)。

:そうそうそう、こんなにかわいいのにドS!

藍井:となると確かに、ディトとデカートの会話は気になります。よくかみ合いそう(笑)。

――なんとなく、想像できちゃう気がします。

:ディトが「汚いおじさん」とか言っちゃうわけですよ。で、デカートはちょっとうれしそうにしている、と。そんな中、ミハエルが空気も読まずに……。

――柴さん、ちょっとお待ちを! 藍井さん、柴さんには本当に気を付けないと、どんどんネタバレされちゃって、プレイした時の楽しみが減っちゃいますよ。

藍井:それはちょっと困りますね(苦笑)。

:おっと。じゃあ、藍井さんの前では自重します(笑)。

藍井:でも、そういった意味では『DOD1』や『DOD2』よりも、会話のボリュームはかなり増えてそうですね。

:いい質問をしていただきました。台本の厚さで言えば、『DOD1』の倍以上はあると思います。セリフの量も多いので、妄想の幅もふくらむのではないでしょうか。

『ドラッグ オン ドラグーン3』 『ドラッグ オン ドラグーン3』
▲『DOD3』では、戦闘中でもキャラクター同士の掛け合いが楽しめるとのこと。より深く感情移入できそうだ。

藍井:戦闘しながら会話も楽しめるんですか?

:ずーっとしゃべってますよ。

藍井:それ、すごい素敵ですね。

:バトル中のキャラ同士の掛け合いは、ずっとやりたかったことなので。その会話の中で、主人公やその仲間たちの人となりを、深く掘り下げていける形にできればと考えています。1度の戦闘に連れて行けるのは2人までなので、誰と誰を連れて行くか、悩むことになるかもしれませんね。

――周回プレイが楽しくなりそうな要素ですね!

→結局、『クロイウタ』はどんな場面で使われるのか?(5ページ目へ)

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