2013年7月1日(月)
物心ついた頃からの智希の幼なじみ。喫茶店(夕顔亭)を生業としており、店の手伝いから家事全般まで卒なくこなすしっかり者。面倒見がよく、智希の世話を焼くのが生きがいになっている。
滅多に不平不満を口にすることがなく、我がままや自己主張はほとんど言わない。人に意見を求められても「智希はどうする?」と、口癖のように真っ先に智希に振ってしまう。人一倍の恥ずかしがり屋で、素直になれず、事あるごとに智希との仲を香穂にからかわれている。
明るく家庭的で、学校でも夕顔亭でも年齢に関わらず人気があるのだが、当の本人は智希以外の男を異性としてまるで意識していない。母親は数年前に他界しており、母親が大切にしていた夕顔亭を大切に思っている。本当は寂しがり屋なのだが、智希の重荷になるのを嫌って、自分の想いを伝えられずにいる。
響の実妹で、智希の一学年下の後輩。礼儀正しく内気で控えめな女の子。苦手なものを努力で克服できる頑張り屋でもある。
両親は有名な交響楽団に所属する音楽家で、海外公演等で家を空けていることが多く、だらしない兄に代わって、家のことを任されている。両親のたぐい稀な才能は、かなでや響にもしっかりと受け継がれ、幼い頃からさまざまな楽器の演奏技術を習得して行った。だが、本人たちはまるで興味がなく、今では両親も音楽家にさせる夢を諦め子供たちの自由にさせている。
辛辣な兄とは正反対に自分に優しくしてくれる智希に想いを寄せており、できるだけ同じ時間を共有するため、図書委員会に所属している。絵を描くのが趣味で、将来は絵本作家になりたいと思っている。今年の身体検査で、ようやく70の壁を突破したのがささやかな喜び。
夕陽の親友で、クラスメート。気さくで明るく活発な性格で、誰でも気軽に打ち解けることができる。
智希たちの中では、ムードメーカー的存在。反面、世話焼きで行き過ぎるところもあるため、騒動の元凶になることもしばしば。照れ屋で素直になれない夕陽の反応を見るのが大好物で、いつも智希との仲をからかっている。趣味は夕陽の胸を揉むこと。
「今が楽しけりゃ、それでいいじゃん!」が信条であり生き方そのもの。
かなでの親友でクラスメート。極端なほど寡黙で、口を開いてもぶっきらぼう。ほとんど感情を表に出すことがなく、何を考えているのか分からない不思議な子。
友達と呼べる同級生はかなでしかおらず、かなでのことを何よりも大事に思っている。かなでに辛く当たる響のことを、快く思っていない。
(C)CUBE/Alchemist
データ