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2013年7月2日(火)

【ほぼ毎日特集】『SHIELD』や『OUYA』などAndroidマシンを一挙にチェック! ドロイドくんはゼリー豆の夢を見るか?(第10回)

文:皐月誠

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■『GamePop』

“Android”

●『GamePop』スペック
【OS】Android 4.2 Jelly Bean
【プロセッサ】不明
【RAM】不明
【ストレージ】不明
【価格】
 本体129USドル
 プレイ料金:月額6.99USドル
 12カ月契約で本体が無料となる“GamePop mini”プランも提供。
【発売日】2013年冬
【ディスプレイ】外部(HDMI)
【コントローラ】付属。また、iOS/Android機器が使用可能。
【タイトル配信】専用ストアにて配信。
【主なタイトル】
 『Kingdoms of Camelot』
 『Bubble Witch Saga』
 『Rayman Jungle Run』

 6月末までに注文すれば無料で本体が届けられるというプロモーションで知名度を広げた、据え置き型Android端末の『GamePop』。本機は“Looking Glass”という、iOSアプリをAndroidデバイスで実行(エミュレータでなくAPIレベルでの対応)する機能を搭載しているとのことで、iOSデベロッパでも入り込みやすい設計になっているようだ。“Looking Glass”は特徴的な機能だが、その他に正式なスペックやタイトルの発表がないので、現時点では判断が難しい。


■『unu』

“Android”

●『unu』スペック
【OS】Android 4.2 Jelly Bean
【プロセッサ】1.6GHz クアッドコア
【RAM】1GB
【ストレージ】8GB
【価格】
 200USドル(メディアモデル/ワイヤレスリモコン&ドッキングステーション同梱)
 250USドル(ゲーミングモデル/メディアモデル+ゲーミングコントローラ&キャリーケース)
【発売日】2013年夏予定
【ディスプレイ】7インチ(1280x800)/ミニHDMI出力あり
【コントローラ】付属
【タイトル配信】
 専用ストアにて配信。
 Google Play他、一般のAndroidアプリ配信サービスを利用可能。
【主なタイトル】
 『DEAD TRIGGER』
 『Sonic the Headgehog CD』
 『Angry Birds Strar Wars』
 ※公式サイトにて確認できるもの。

 ゲーム周辺機器や電子機器などを販売するドイツのSnakebyteが、E3 2013にて公開したAndroidタブレット『unu』。本機はゲーミングマシンと言うよりも、タブレット、ゲームコンソール、スマートTVを一体化させたスタイルを取っていて、NETFLIX、LOVEFiLM.com、maxdomeといった動画サービスに正式対応している。

 公開されて間もないためあまり情報は出回っていないが、“ゲームを遊びやすい、普通の便利なAndroidタブレット”といった印象だ。また、専用ゲームストアの開設がアナウンスされているので、ラインナップの発表が待ち遠しい。


■『eSfere』

“Android”

●『eSfere』スペック
【OS】Android 4.1 Jelly Bean
【プロセッサ】NVIDIA Tegra 3(もしくは上位)
【RAM】2GB
【ストレージ】16GB
【価格】未定
【発売日】未定
【ディスプレイ】外部(HDMI/1080p)
【コントローラ】タッチスクリーンによるコントローラが付属。シリコンのボタンを画面に貼り付けて、スイッチ式のボタン操作を再現可能。

 クラウドファンディングサービス・Indiegogoで出資を募っていた据え置き型Androidゲームハード。後発すぎたか、寄付が希望額まで集まらず終了。残念無念。


■『M.O.J.O.』

“Android”

●『M.O.J.O.』スペック
【OS】未定
【CPU】未定
【RAM】未定
【ストレージ】未定
【価格】未定
【発売日】2013年内予定
【ディスプレイ】外部(HDMI)
【コントローラ】付属
【タイトル配信】
 Google Play他、一般のAndroidアプリ配信サービスを利用可能

 最後に紹介するのは、MadCatzが開発している『M.O.J.O.』。このマシンには独占タイトルも専用ストアも用意されていない……だが、むしろそれこそが特徴だ。Androidを搭載した簡易ノートPCスタイルの商品として“スマートブック”と呼ばれるAndroid端末がリリースされているが、『M.O.J.O.』はその据え置き版とも言える(“スマートキューブ”とでも呼ぶべきだろうか?)。

 MadCatzの周辺機器規格“GameSmart”に正式対応している以外、本機はただのAndroid端末なので、ブラウジングやオーディオ再生なども普通に可能だろう。日常の必要十分以上にスペックが肥大化している現在のPC環境だが、その中で『M.O.J.O.』は“かゆいところに手が届く”ハードしても活躍してくれそうだ。

 “Androidでのゲームプレイ”に特化するため、余計なものを脱ぎ去った『M.O.J.O.』。ゲームハードとしての使い勝手はもちろん、本機から見える“それ以上の可能性”に、個人的には強く期待している。


 ……ハイ、文体を口語調に戻して、いかがでしたでしょうかAndroidゲームハードの数々。暇つぶしぐらいにはなりましたでしょうか。それとも2台目くらいで飽きたでしょうか。

 Androidマシンは、Androidという共通したOSを持ちながら、いろいろと個性的なハードが出ています。『SHIELD』の紹介文中で少し触れましたけど、中国製ハードもいろいろな意味でおもしろいものが見られますしね。形がアレに似ているやつとか、ソレに似ているやつとか! 今は恐らくAndroidの全盛期。皆さんも乗るしかないんじゃないでしょうか……このビッグウェーブに!(どういうボケかわかりづらいネタでシメ)

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