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2013年7月11日(木)

【ほぼ毎日特集】安い! 早い! おもしろい! 3拍子そろったアナログゲーム『Love Letter』を制作者と遊んでみた(第16回)

文:梅津爆発

 電撃オンラインのスタッフが好きなことを記事にしていく“ほぼ毎日特集”もあっという間に16回目。スタッフじゃないのに「何かやって」と頼まれてしまった梅津爆発は、アナログゲームの制作者と、その人が作ったゲームを一緒に遊んで力量を測るエラソーな企画“制作者は本当にゲームが上手いのか?”をお送りします。

 企画第1回は、日本ボードゲーム大賞(主催:NPO法人“世界のボードゲームを広める会ゆうもあ”)の2012年投票部門で大賞を受賞した『Love Letter』で、本作を作ったカナイ製作所のカナイセイジ氏と対戦してみました! なお本作は元々は同人アナログゲームでしたが、海外版が『サンダーストーン』でおなじみのAEG社から発売されるなど、世界的にも高い評価を受けた作品です。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲本物のラブレターのように、封筒に収められている『Love Letter』。女の子に手渡されてみたいですね!

 このゲームは愛しの姫にラブレターを手渡すため、城に仕えるさまざまな人たちにラブレターを運んでもらい、最終的に姫や姫に近い身分の人へ届けるのが目的。大まかなゲームの流れは以下のとおりです。


■大まかなゲームの流れ■

(1)全員が山札から1枚ずつカードを引いてゲームスタート
(2)プレイヤー1人が山札からカードを1枚引き、すでに持っていた1枚か今引いた1枚、どちらかのカードを捨てる
(3)捨てたカードの効果が発生する(各カードの効果は後述)
(4)これを順番に各プレイヤーが繰り返していく
(5)山札がなくなった時に一番強い数字のカードを持っているか、他のプレイヤー全員をゲームから脱落させたプレイヤーの勝利


 上記の流れさえ覚えれば、ほぼ問題なくゲームを遊べます。ルールがシンプルでわかりやすいことが、本作の魅力の1つです。では続いてカードの効果と画像を、カナイ氏によるひと言コメントとともにご覧ください。

(1)兵士(5枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲対象のプレイヤーに「兵士」以外のカード名1つを宣言し、手札と一致したら脱落させる。「数字(強さ)は最低ですが、相手のカードを当てれば勝利に近付ける重要なカードです(カナイ)」
(2)道化(2枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲対象のプレイヤーの手札を見る。「見られた相手は(見たプレイヤーによる)兵士や騎士の攻撃を避けるため、よほどの事情がない限りは手札を捨てることになるでしょう(カナイ)」
(3)騎士(2枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲対象のプレイヤーとあなたの手札の強さを秘密裏に比較し、強さの小さいほうを脱落させる。「脱落したプレイヤーの手札は公開されるため、生き残った方のカードも他のプレイヤーにある程度絞られてしまいます。引き分けの場合は2人とも生き残りますが、それも他のプレイヤーのヒントに……(カナイ)」
(4)僧侶(2枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲あなたの次の手番まで、あなたへの効果を無効にする。「1手番分、自分の身を守ってくれるカードです。すぐに使うか、終盤まで残しておくかにプレイヤーの好みが出ます(カナイ)」
(5)魔術師(2枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲あなた、もしくは対象のプレイヤーは手札を捨て札にし、山札からカードを1枚引く。「強そうなカードを持っている相手に使ったり、どうしても自分の手札を変えたい時に使ったりと汎用性の高い効果を持っています(カナイ)」
(6)将軍(1枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲対象のプレイヤーと手札を交換する。「一見、強そうな効果に聞こえますが実はリスクの高い効果です。なぜなら交換すると相手にも自分の手札がバレてしまい、さらに自分より先に相手が手番を行うからです(カナイ)」
(7)大臣(1枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲手札の強さの合計が12以上になった場合、あなたは脱落する。「大臣を持っている状態で5以上のカードを引いた場合はもちろん、5以上のカードを持っている状態で大臣を引いてもアウト!(カナイ)」
(8)姫(1枚)
【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲このカードを捨て札にした場合、あなたは脱落する。「自分から捨てたらもちろん脱落ですが、魔術師の効果で他人に捨てさせられてしまった場合も脱落です。一度は姫の手にラブレターが渡ったのですが、姫が読む前に処分されてしまったんですね(カナイ)」

 以上が本作で使用する全種類のカードです。枚数を数えていただけるとわかりますが、本作ではたった16枚のカードしか使用しません。必然的に、1ゲームにかかる時間もかなり短いです。またカードが少ないこともあり、販売価格も700円(即売会イベント時は500円)とリーズナブル! この手軽さも本作の大きな魅力なのです。

 では実際に『Love Letter』をプレイします! 今回の参加者は、制作者のカナイ氏を含めた以下の3名です。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ
▲『Love Letter』のカードを持ち、にこやかに微笑むカナイセイジ氏。アナログゲーム制作を初めて今年で13年目。

【『Love Letter』リプレイ参加者(敬称略)】

カナイセイジ:アナログ同人ゲーム製作サークル“カナイ製作所”の代表で、新進気鋭のゲームデザイナー。

部長:アスキー・メディアワークス社内にあるボードゲーム部の部長。カナイ氏とも交流がある。

梅津爆発:アナログゲームをこよなく愛するフリーの編集者。本リプレイは、梅津爆発の視点で描かれます。

■1ゲーム目

カナイ:今回は、1回勝つごとに1点獲得。さらに姫のカードを持った状態で勝った場合は2点獲得。数ゲーム繰り返して先に3点獲得した人の勝ち、というルールで遊びましょう。ではよろしくお願いします。

部長爆発:よろしくお願いします!

カナイ:毎回、ゲーム開始時に1枚だけ裏向きのままで取り除きます。ですから正確なカードの枚数は最後まで誰にもわかりません。このルールが『Love Letter』のキモだったりします。

爆発:今回は何が取り除かれたんですかね~。

 ジャンケンの結果、カナイ→部長→爆発という順でゲームスタート。

カナイ:最初のドローは何かな? ……ではまず兵士を捨てます。まだノーヒントですからね……。部長は姫ですか?

部長:ハズレです。

カナイ:ですよね~(笑)。あっ、捨て札は自分の前に捨てた順で表にして並べます。これは相手にとって重要な情報ですので。

部長:次は私の番だね。カードを引いて……ていっ(勢いよく将軍を捨てる)。カナイさんと手札交換します。

カナイ:いきなりですか! (カードを見て)ふはははっ。

爆発:では私の番なのでドロー。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:(騎士を捨てて勝負しても道化の数字は2で弱いから、ここは道化かな)道化を捨ててカナイさんの手札を見ます。何を笑っていたのかな?

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:いきなりこれを押し付けられたら笑うしかないですね(笑)。

カナイ:ではカードを引きます。(兵士を捨てて)爆発さん、あなたは騎士ですね。

爆発:ザクーッと斬られました! なぜバレたー!!

カナイ:確率が高そうなカードを指定したらたまたま当たっただけですよ(笑)。しかしですね……。

部長:(兵士を捨てて)カナイさんは姫ですね(笑)。

カナイ:はい。姫を送り込んだ本人に切られました(笑)。今のは詰んでる展開でしたね。部長さんの初手将軍から嫌な気配はしてましたが……。

部長:最初に大臣引かないかとヒヤヒヤしてたら姫が来たんだよね。

爆発:部長さん1点目。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

■2ゲーム目

部長:勝った私からスタート。(道化を捨てて)爆発くん見せてもらおうか。

爆発:どうぞー。ではカードを引いて……(騎士を持っていたところに兵士を引いてきた。見られた騎士を捨てたいけど、強さ最弱の兵士で騎士の効果が発動しちゃうからなぁ……)仕方ないから兵士を捨てて部長を狙います。魔術師!

部長:ハズレ!

爆発:うわー、もうダメかも……。

カナイ:あなたの意思を受け継ぎますよ! (道化を捨てて)部長さん見せてください。(カードを受け取り)おー、これかぁ。

部長:どうするかな。……魔術師を捨てて、カナイさんの手札を捨てさせよう。

カナイ:あー、残しておいた僧侶がー(笑)。最近は、僧侶は終盤で使うことにしてるんですよ。

爆発:(7の大臣を引いたから、騎士を捨てて1点取ってる部長を倒すか)騎士を捨てて部長と勝負! ……うわー、勝ったけどカナイさんに手札がほとんどバレた(笑)。

部長:6の将軍を倒したのは誰かな(笑)。

カナイ:(魔術師を捨てて)爆発さんカード捨ててください。姫ならこちらの勝ちですね。

爆発:(大臣を捨てて)ありがとうございます(笑)。

カナイ:なんだそっちかー。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:(魔術師の効果で引いたのも、自分の番で引いたのも兵士……)では兵士を捨てます。カナイさんは何持ってるのかな? 姫を持ってたらさっき「姫なら勝ち」みたいなことを言わないと思うんだよなぁ。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:残っているのは……1の兵士と3の騎士と4の僧侶だけか。うーん、騎士?

カナイ:ノー。

爆発:違ったかぁ。

 その後カナイは僧侶を捨て自分を守り、爆発は何かを引いて兵士を捨てるがカナイを倒せず。そしてカナイの手番。

カナイ:最後のカードはこれか。となると……兵士を捨てて爆発さんを姫と宣言!

爆発:グフッ!! ……はい、姫です。

カナイ:僕は騎士を持っていたので、残るカードは1の兵士か8の姫しかないんですよ。やっぱり兵士は大事ですね。

爆発:さっきの「僧侶は終盤で使う」って発言を信じて兵士で僧侶を宣言すれば勝ってたんですね……。2択で負けたかぁ。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

■3ゲーム目

カナイ:(カードを見ながら)うーん、これまた難解な手札がきましたね……。僧侶を捨てて防御します。

部長:では兵士を捨てて、爆発くんは……魔術師?

爆発:違いまーす。(兵士を持っていたところに騎士を引き、兵士を捨てる)

カナイ:部長が魔術師を指定したこともヒントですからね。

爆発:うーん、部長は騎士?

部長:違います。

爆発:さっきから兵士が当たらないなぁ。

カナイ:兵士を捨てます。ここはあえて、部長が魔術師を持っていると予想!

部長:ハズレ。(カードを引いて)……ちっくしょー(笑)。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:豪華な2人ですね(笑)。

部長:姫持ってたから、適当にハッタリかましてなんとかしようと思ってたのに……。

カナイ:それすら許されなかったですね(笑)。

爆発:(引いてきた兵士を捨てる)カナイさんが初手で僧侶と迷っていたカードはなんだろうなぁ。……将軍?

カナイ:ノー。(カードを引く)ではこちらは騎士を捨てて勝負!

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:負けましたー! いかんなー。一度も勝てずに終わっちゃう!!

カナイ:2点目獲得でリーチですね。ゲームデザイナーの面目は保てそうですね(笑)。

■4ゲーム目

カナイ:(カードを引いて)僧侶を捨てました。

部長:こちらも同じく僧侶切り。今回の僧侶は大事にされなかったね。

爆発:(騎士と道化か……)道化を捨てますがお2人とも僧侶中なので何も起こらず。

カナイ:兵士を捨てて、爆発さんは魔術師。

爆発:違いまーす。

部長:こちらも兵士を捨てて、カナイさんは姫だな。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

カナイ:うーむ、正解です。兵士で魔術師を消そうとしたのが怪しかったですか? 魔術師の効果で姫を捨てさせられたら負けなので。

部長:それもあるし、初手で僧侶を迷わず切ってたのが怪しかった。さっきまで大事に使うと言ってたのに(笑)。

カナイ:今回は完璧に動きを読まれちゃいましたね。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:(5の魔術師を引いてきたか。ここは騎士で勝負に行くか? 捨て札を見た感じ8分の5の確率で勝てるし。……いや、部長も初手で4の僧侶だったから、6の将軍辺りを残している可能性もあるのでは? 焦って勝負しないほうがいいか)……えー、魔術師を部長に使います。

部長:兵士を捨てて1枚ドロー。

爆発:(騎士を捨てていれば勝ってたっ……! この保留癖を直さないと、いつか某関西弁雀士みたいに魔法のハダカ単騎に振り込んでしまうっ……!!)

部長:道化を捨ててカードを見ます。

爆発:(ここで兵士を引くとは! これじゃ見られた騎士は切れない……。が、部長のカードを当てれば勝てる。頼む当たってくれっ……!)兵士を捨てます。うーん、確率的に騎士かな?

部長:違います。ではドロー。おっと、今引いてきた騎士を捨てて勝負!

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:こっちは3の騎士で、部長は……7の大臣っ……!(ぐにゃぁ~)

カナイ:大臣で勝つのは姫で勝つよりある意味難しいですよ(笑)。

部長:これで2点目。カナイさんに並んだな! 

■5ゲーム目

部長:さて私からか。まずはトップ争いしている人を潰さないとね。騎士を捨ててカナイさんと勝負!

カナイ:果敢に勝負しすぎですよー(笑)。

部長:4の僧侶だったけど負けたか。

爆発:ってことはカナイさんは5以上ですね。大きなヒントありがとうございます!

カナイ:もうちょっと命を大事にしましょうよ(笑)。

部長:最初から僧侶というのも消極的かなと思ってね。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:(ここは兵士で勝負!)5以上か……将軍?

カナイ:ノー。

爆発:今日はまだ一度も兵士成功してない(笑)。

カナイ:魔術師を捨てて、爆発さんのカードを捨てさせます。

爆発:持ってたのは魔術師でしたか……。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:ではこちらは道化を捨ててカードを見ます。

カナイ:どうぞ。

爆発:(……姫だった! 兵士を引けば勝てる!!)

カナイ:…………ドーン!

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:カナイさんの大臣自爆でやっと初勝利だ!! 自分では何もしてないけど(笑)。

カナイ:これで爆発さんに姫で勝たれたら、我々逆転負けですよ。

部長:いい感じの勝負になってきたね。でも最後に勝つのは私だけどね(笑)。

■6ゲーム目

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:(さっきから兵士で魔術師が狙われることが多い気がするし、兵士を残そうかな)えー、魔術師を捨ててカナイさんのカードを捨てさせます。

カナイ:ふっふっふ。

部長:この反応はまさかの?

爆発:まさかそんな偶然ありえないでしょ~!

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:でたー、一撃死! カードを引く前に終わっちゃいましたね(笑)。

カナイ:くそー無念じゃぁ。どうしてこうなった! でも爆発さんがこのゲームで姫勝ち逆転勝利する可能性はなくなりましたね。

部長:兵士を捨てて……うーん、なんだろう? 将軍?

爆発:違います。ドロー!(騎士か……微妙だ。)兵士を捨てます。なにかな? 道化……ってそんなプレイしないか。でも宣言しちゃったので道化でいいです。

部長:もちろん違います。

カナイ:道化持ってたら、先に道化でカードを覗いてから兵士を使うでしょうからね。

部長:ちょうど今、道化を引いてきたよ。これを捨てて、どれどれ(爆発のカードを覗き見て)ほほう、これは勝ったかな。

爆発:ピンチだ! いいカード来い!

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

爆発:(……ここで兵士とは。見られている騎士を捨てて1の兵士で勝負するのは無謀すぎる。兵士を捨てれば、先に部長を倒せるかもしれないし、部長が兵士を持っていなければ耐えられるっ……)うーん、今引いてきた兵士を捨てるしかないなぁ。

カナイ:えーっ、そんな状況なんですか(笑)。

部長:私のカードを当てればそっちの勝ちだね。どうぞ!

カナイ:部長さんの自信たっぷりな雰囲気的に兵士っぽいですね~。

爆発:そうなんですよね。それだとこっちの兵士で倒せないんだよな~。う~~~~~ん、騎士!

部長:ハズレです。結局一度も兵士が当たらなかったね(笑)。

爆発:まだ勝負は終わってないですよ!

部長:そうかな? カードを引いて……今引いた騎士で勝負!

爆発:こっちのカードを知っているのに勝負してきたということは……。

【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

部長:キミが3の騎士でこっちが4の僧侶だから私の勝ちだ!

爆発:ドムッ……負けた。

部長:最初からずっと僧侶持ってたんだよね。当てられなくてよかった(笑)。

カナイ:僧侶ってすぐに使う人もいるし、相手が持っていても他者を攻撃できるわけじゃないから、兵士で宣言しづらいんですよ。

爆発:というわけで今回の勝者は部長こと、アスキー・メディアワークスボードゲーム部部長さんでした! さすが部長!! 場数が違うし勘も冴えてた!!

部長:どうもどうも(笑)。

カナイ:いやーでも、自分で言うのもアレですが、楽しかったです(笑)。もう一度遊びたいところですね。

部長:1ゲームが短いから疲れないよね。今回も30分弱で終わったし。

爆発:今回は兵士が一度も成功しなかったのが敗因でした(泣)。カナイさんは、トップではなかったですが私よりは上位でしたね! それに事前の練習ではトップでしたし、さすがゲームデザインしたご本人です!!

カナイ:どうせなら本番でトップを取りたかったですね(笑)。ただ、私自身もFT書房さんというサークルが出された『ラブレターマニュアル』という攻略本を読み、僧侶の使い方を“すぐに使って確実に1ターン生き残る”から、“終盤の重要な局面のために残しておく”に変えました。ですので“制作者=最強プレイヤー”というわけではないと思います。もちろんある程度は強くありたいですが(笑)。

爆発:なるほど! 私もその攻略本を読んでリベンジしたいと思います!! お2人とも本日はありがとうございました。


 という訳で今回はカナイセイジ氏の『Love Letter』のリプレイをお送りしました。たった16枚のカードでこれだけ遊べるゲームを作ってしまうなんて脱帽です! 個人的に好きなのは“危機的状況でも勝ちへの道すじが残されている場合が多い”部分です。「あの時兵士で相手の僧侶を宣言できていれば……」「騎士で勝負に行っていれば……」などなど、前述のリプレイでも私が選択を誤らなければ勝っていたシーンはけっこうありました。

 また「あの人があそこで将軍を捨てた理由をもう少し考えていれば、手札を推理できたから勝てたなぁ」というように、プレイの反省点が明確なことも多いため、負けると「もう一回やろう!」と言いたくなるのです。まあ、山札を一度も引けずに負けてしまうこともたまにはあるのですが、1ゲームが短いからそんなにイヤじゃないんですよね。

 リプレイを読んで興味を持った方は、ぜひとも遊んでみてください。肝心の入手方法ですが、ゲームマーケットコミックマーケットなどの、カナイ氏が参加する即売会で購入(500円)。もしくはアナログゲーム専門のショップやオンライン通販などでも購入可能です(こちらは700円)。イベント参加などの詳細についてはカナイ氏のツイッターアカウント(@KanaiSeiji)をご確認ください。また、本企画についてのご意見ご要望も募集中です。「あのゲームを取り上げてほしい」「制作者へのインタビューも掲載して」など、なんでもOK! では最後に、カナイ氏の作品をいくつかご紹介しましょう。気になる作品があったら一度遊んでみてください。


【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

 『ロストレガシー』(ゲームデザイナー木皿儀隼一氏との共作):『Love Letter』のシステムを継承しつつも、目的が“1枚しかない失われた遺産”を見つけることに変わり、異なるプレイ感のゲームに。詳細は公式サイトで。


【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

 『成敗』(Say Bye):“成敗人”となって悪党を倒す協力ゲーム。限られた時間の中で「悪党の戦力を調べる」「自分たちの能力値を上げる」などの準備を行い、誰がどの悪党と戦うかを選択。最終的に各成敗人が悪党と1対1で戦い、全員が勝利できれば成敗成功となる。8月上旬ごろに再版予定。


【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

 『RRR』(ゲームデザイナー木皿儀隼一氏との共作):9つのマスに2人のプレイヤーが交互にキャラを置いていき、全マスが埋まった時点で自分の味方が多かったプレイヤーの勝利。各キャラの多彩な効果が、毎回異なるゲーム展開を演出する。詳細は公式サイトで。


【ほぼ毎日特集】『Love Letter』リプレイ

 『イカサマージ』:モンスターの戦いを予想する賭場で、手札の魔法を使ってイカサマを試みる魔術師たち。審判たちの目をかいくぐり、最も大儲けするのは誰か!


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