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2013年7月9日(火)

【ほぼ毎日特集】ゲームを快適に遊ぶための液晶モニター選び――あなたがくらっているその攻撃、腕のせいじゃないかも?(第14回)

文:megane

 電撃オンラインの編集者が個人の好みでさまざまなものの紹介や企画をお届けする毎日特集。第14回はどちらかといえばハード野郎のmeganeがお送りします。


【2014年版おすすめゲーム用モニターまとめはこちら】


 今回、僕がお送りするのは液晶モニターについて。PS3やXbox 360が発売された当初は、HD画質で遊べるモニターといえば、まだまだお高かった大型液晶TVを使うのがほとんどで、一般家庭にあるようなブラウン管モニターではSD画質となってしまい、文字が潰れて読めないなんて状況もありました。

 しかし、HDMIが普及した昨今では、安い液晶モニターにもHDMIが搭載されており、HD画質でゲームを楽しむというのが当たり前になってきました。しかし一方で、どんな液晶でも接続できるからと、ゲームをやるのには適していないモニターでプレイしている人がいるのも事実。

 そこで今回はゲームをプレイするのに適した液晶モニターをご紹介いたします。自宅のゲーム用液晶モニターを購入してから5年が経過し、そろそろ買い換えようかな、なんて思っている僕にピッタリの特集です。

▲液晶モニターといっても数が多すぎて、どれを選べばいいかわからない人に!

■ゲーマーが見るべき液晶モニターのポイントは表示遅延

 格闘ゲームやFPSを遊んでいて、攻撃をガードしたと思っているのに画面の中ではくらっている、出会い頭で敵と出会って撃ち合い、速く着弾させたと思ったのに自分が死んでいた、なんて状況があると思います。歳をとると2D格闘ゲームの中段攻撃が見てから反応できなくなる、なんてことが言われていますが、それとは別として、液晶モニターで表示遅延が発生しているために入力が追いついていないという可能性があります。

 一般的に、ゲーム向けとメーカーがうたっているモニターは、この遅延が1~2フレーム(約0.016秒~約0.032秒)まで少なくなるように調整されています。実際に遅延を0にすることはできないのですが、数年前と比べると技術革新によって体感するのが難しいほど遅延が小さくなっているようです。

▲三菱電機『RDT235WX』の製品紹介ページより。アクションゲーマーにとって、表示遅延との戦いは常にあります。

 なお、液晶モニターの製品情報を見てみると、必ず記載されているのが“応答速度”という文字。これはその液晶が階調を変化させる時にかかる時間を表しており、表示遅延とは関係がありません。

▲同じく三菱電機『RDT235WX』の製品紹介ページより。応答速度がよい液晶パネルは残像感が少ないなどの利点がありますので、ゲーマーに関係がないわけではありません。

■スピーカーはむしろ付いていないと思っていたほうがいいかも

 液晶モニターを選ぶ際に悩みの種になりがちなのが、スピーカーが搭載されているかどうか。スピーカーを搭載していると確かに便利そうですよね。スピーカーがないTVなんて考えられませんし。

 しかし、液晶モニターのスピーカーをTVと同レベルに考えるとちょっと痛い目を見るかもしれません。液晶モニターのスピーカーは出力が小さいものがほとんどな上に、きちんとしたユニットが搭載されているケースはごく稀です。僕も最初、液晶モニターのスピーカーからゲームの音を出していましたが、音のチープさに耐え切れなくなって、外付けスピーカーを買いました。

 とはいえ、HDMIなど映像と音声が1本のケーブルで転送されている場合はどうするか。一般的な方法は、液晶モニターの音声出力端子から、外付けのスピーカーに接続することです。液晶モニターにはミニステレオジャックがあることが多く、たいていのスピーカーを接続できます。

→ゲーマーが選ぶべき液晶モニターは次のページにある(2ページ目へ)

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