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2013年7月25日(木)

『メトロ ラストライト』では“カルマシステム”でエンディングが分岐する!? 独特な没入感の秘密をローカライズ担当プロデューサーに聞いてきた!!

文:イトヤン

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 スパイク・チュンソフトが8月1日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『メトロ ラストライト』。核戦争によって、地上に人間が住むことのできない“死の世界”と化したモスクワを舞台に、地下鉄(メトロ)のトンネル網で生活する主人公・アルチョムの生き様を描いた、ストーリー重視タイプのFPSだ。

『メトロ ラストライト』

 今回は、スパイク・チュンソフトで本作の日本語ローカライズを手がけたアソシエイトプロデューサーの赤石沢賢氏に直接インタビューし、独特の雰囲気とゲームシステムを持つ『メトロ ラストライト』の魅力について語ってもらった。さらに、吹替音声収録をはじめとするローカライズ作業の裏側についても聞くことができたので、その点にもぜひ注目してほしい。

■SF小説を原作とした重厚な物語を、シングルプレイに特化することで表現

――本作は、2010年に日本でもリリースされた『メトロ2033』の続編になりますが、発売までに大変なご苦労があったそうですね。

 はい。私は前作でもローカライズを担当させていただいたのですが、非常に個性的で面白いタイトルでしたので、続編が作られるのならぜひ、もう一度手がけてみたいと思っていました。

『メトロ ラストライト』

 実は本作の開発が佳境に差し掛かっていた時に、海外での発売元だったTHQ社が解散するという“事件”が起きまして、一時は日本ではたして発売できるのかと、危ぶんだこともありました。しかし最終的には、以前から弊社でローカライズを担当している『デッドアイランド』シリーズの発売元であるドイツのディープシルバー社に権利が移ったために、再びローカライズを手がけることが可能になりました。

――本作は近年のFPSでは珍しい、シングルプレイに特化した作品ですね。

 最近のFPSは皆さんもご存知の通り、オンライン対戦を中心としたマルチプレイが非常に重視されています。ところが前作も今作も、あえてマルチプレイを用意せずに、シングルプレイのストーリー体験のみに絞り込んで、その部分を前面に押し出す形で作られているんです。

『メトロ ラストライト』

 それだけに、ストーリーの語り口であるとか、作品世界への没入感といった部分に関しては、開発陣のこだわりが色濃く反映されていると思います。本作の開発を行っているのは、ウクライナのキエフにある4Aゲームズというデベロッパーなのですが、とにかく職人気質な、こだわりの強い制作集団ですね。

――本作の舞台設定は、核戦争によって地上に人間が住めなくなり、生存者たちが地下鉄のトンネル網で生活しているという非常にユニークなものですが、元々はロシアのSF小説が原作だそうですね?

 ドミトリー・グルホフスキー氏が執筆した『メトロ:2033』という小説が原作になっていて、この小説は日本でも翻訳されています。今作『メトロ ラストライト』は、時間軸としては小説の後の物語となるのですが、海外では小説の続編も出版される予定だと聞いています。

『メトロ ラストライト』

 小説が原作となっているだけに、本作のストーリーもただ単に、地上を支配しているミュータントたちをやっつけるといった内容ではなく、非常に文学的な、ある意味でシブいお話なんですね。その雰囲気を醸し出すために、ステージの幕間のロード画面では、主人公であるアルチョムがモノローグでストーリーを語るという演出が採用されています。

――日本語音声では、アルチョム役のてらそままさきさんの声がすごく落ち着いた雰囲気で、思わず引き込まれてしまいます。

 主人公のアルチョムは、20歳という設定になっているんですよ。前作の収録時に、てらそまさんから「自分が20歳の役で大丈夫ですか?」って聞かれたんですけど(笑)。こちらとしては原音のイメージを大事にしたいと思い、そのイメージに沿って、てらそまさんにお願いしたんです。原音のアルチョムも、とても20歳とは思えないほどシブい声なんですよ。

『メトロ ラストライト』

――核戦争後の世界では、20歳と言っても、我々の世界とは比べものにならないぐらい苦労が絶えないでしょうから(笑)。

 そうですよね。ちなみに幕間のナレーションでは、アルチョムの視点から見た物語が語られるのですが、これに加えてゲーム中で取得できる“日記”も存在しています。この日記では、ストーリー上で直接にはわからない、メトロのトンネル網に存在している3つの勢力(オーダー/共産主義者/ファシスト)の立ち位置や思惑といったものが、アルチョムの視点から補足されていますので、作品世界をより深く理解するためにも、ぜひ集めてみてもらいたいですね。

『メトロ ラストライト』
『メトロ ラストライト』 『メトロ ラストライト』

●主人公“アルチョム”と、新種のミュータント“ダークワン”

 西暦2033年――20年前の核戦争によって廃墟と化したモスクワでは、からくも生き残った人々が、地下鉄の駅で暮らしていた。一方、防護マスクなしでは短時間で死に至るほど汚染された地上は、人間に代わって奇怪なミュータントたちに支配されていた。

『メトロ ラストライト』

 前作『メトロ2033』において、主人公のアルチョムは、新種のミュータント“ダークワン”によって壊滅寸前となった故郷“エキシビジョン駅”を救うため、ミュータントが支配する地上や、主義思想の異なる人々が支配する他の地下鉄駅を抜けて、メトロ最大の都市“ポリス駅”へ向かう危険な旅へ出る。

 アルチョムとその仲間たちは、ダークワンを壊滅させることに成功する。しかし旅の途中で、ダークワンからのテレパシーによりミュータントの精神世界と接触していたアルチョムには、はたしてそれが正しい選択だったのか、答えを出すことができなかった……。

 それから約1年、ポリス駅で“レンジャー”の一員として活動していたアルチョムの前に、かつての旅で出会った謎多き人物“カーン”が訪ねてくる。カーンはアルチョムに、壊滅したはずのミュータント“ダークワン”の生き残りが存在することを告げ、 ダークワンは人類の敵ではなく、この最後のダークワンを保護することが、人類が生き延びるための唯一の希望だと説くのだった。

『メトロ ラストライト』 『メトロ ラストライト』

 はたしてダークワンは、人類の敵なのか、味方なのか? そしてダークワンはなぜ、アルチョムだけに交信してくるのか? さまざまな疑問に対する答えを求めて、アルチョムは再び旅立つことになる……。

→バッテリーの充電も慣れると楽しい!?
特徴的なインターフェースに注目!!(2ページ目へ)

(C) Copyright 2013 and Published by Koch Media GmbH. Deep Silver is a division of Koch Media GmbH, Gewerbegebiet 1, 6604 Höfen, Austria. Developed by 4A Games. 4A Games Limited and their respective logo are trademarks of 4A Games Limited. Metro: Last Light is based on the internationally bestselling novel METRO 2033 by Dmitry Glukhovsky. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners.

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データ

PS3『メトロ ラストライト』
▼『メトロ ラストライト』
■メーカー:スパイク・チュンソフト
■対応機種:PS3
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年8月1日
■希望小売価格:8,190円(税込)
 
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Xbox 360『メトロ ラストライト』
▼『メトロ ラストライト』
■メーカー:スパイク・チュンソフト
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2013年8月1日
■希望小売価格:8,190円(税込)
 
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