2013年7月29日（月）

“ゲーム屋さんがえらんだ良作！”7月は『クマ・トモ』！

　全国のゲーム屋さんが毎月1本、実際に遊んでみて「これはおもしろい」というゲームを選ぶ「ゲーム屋さんが選んだ良作！」。7月の良作に選ばれたのは、クマのぬいぐるみと一緒に多彩なコミュニケーションをとり生活するニンテンドー3DSソフト『クマ・トモ』でした。今回も本作について、ライター・田下広夢氏が語ります。

●あなたに友だちができます。
　しかもクマの！

　みなさん、友だちはいますか？　いつも一緒にいてくれて、楽しいことも悲しいこともわかちあい、たくさんおしゃべりしてくれる親友。今回はそんな親友ができてしまうというゲームをご紹介したいと思います。しかもクマの！　ぬいぐるみのクマの親友です！　その名も『クマ・トモ』。ある日あなたの元に届くかわいいクマのぬいぐるみ。ふっわふわの、もっふもふです。しかもなんと、このクマ動きます、そしてしゃべります！　さあ、クマと一緒の生活がはじまります。

●動いて、しゃべって
　言葉も覚える！

　クマと一緒にできることはたくさんあります。お風呂に入れてあげたり、ご飯を作ってあげたり、一緒に外出したり。ガーデニングでお花や野菜を育てて売って、手に入ったお金でいろんな衣装を買ってあげることもできます。
　でも、なんといっても『クマ・トモ』が楽しいのはおしゃべりでしょう。毎日のようにクマに話しかけられ、いろんなおしゃべりをすることになります。好きな芸能人の話、食べたいごちそうの話、行ってみたい場所はどこだろう、会社の上司について聞いてくることだってあります。
　もちろんあなたはただクマの話を聞いているだけではありません。質問に答えることもあります。好きなお笑い芸人はと聞かれ、下画面にタッチペンで「いじゅういんひかる」と入力すれば、それをクマは覚えてくれて、そのうちクマの方から「いじゅういんひかるいいよね～」と話を振って来るようになります。しかもフルボイスです。あなたの名前はもちろん、教えた言葉をすべておしゃべりしてくれます。
　このしゃべってくれるというのがすごくおもしろくて、調子に乗っていろんな言葉を教えていると、例えば「びしょくクラブに行ってかいばらゆうざんとクワのみを食べたい」みたいなことを言い出すもんですから、思わず笑ってしまいます。

●毎日少しずつ遊んで
　クマとだんだん仲よしに

　ただし、1日、2日では簡単にクマと仲よくなれるわけではありません。毎日ちょっとずつ、お風呂に入れてゴシゴシと洗ってあげて、タッチペンで野菜を切ったり、ニンテンドー3DSを動かしてハンバーグをこねたりして一生懸命作った料理を食べさせてあげたり。クマのお世話とおしゃべりを毎日毎日少しずつ楽しんでいると、だんだん仲よくなるのです。
　クマは仲よくなるといろんな質問をしてきて、その質問にたくさん答えるとラブレベルが上がっていきます。ラブレベルが上がればクマはもっとあなたのことが好きになって、もっと親密になって、クマとあなたの物語が進んでいくんです。
　そのうちクマからプレゼントをもらったり、料理を作ってもらったり、ニックネームで呼ばれたり、好きな人の話や悩み事についての話をしたりなんてことまでおきて、どんどん親密になっていきます。毎日ちょっとずつ仲よくなるのが楽しくて、欠かさずプレイしてしまうのです。
　このゲーム、子ども向けかと言われれば間違いなく子ども向けで、とくに小さな女の子にはぜひ遊んでほしいと思います。クマのお世話をして、おしゃべりして、自分で言葉を教えて、すごく豊かなゲーム体験になるんじゃないでしょうか。でも、子どもしか楽しめないゲームではありません。「最近癒しが足りないなあ」という大人の方にも、オススメできる1本です。

実際の販売店での“良作ゲーム”コーナー例

　販売店での展開の一例。各お店の写真は6月の良作『テラリア』の店頭展開のもの。


▲【愛知県／お宝創庫中村書店】遊び方は無限大、まさにその通り！		▲【山口県／カメレオンクラブ萩店】手作り感あふれる洞窟風の展示です。


▲【愛知県／ファミーズ共和店】ドットの雰囲気にノスタルジーを感じる人、いますよね。		▲【愛知県／お宝創庫大府店】プレイ動画が盛り上がっているニコニコ動画風コーナー。

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