2013年7月31日(水)
では続いて緑単デッキと黒単デッキのゲームをお届けします。こちらをどうぞ。 |
いやぁ、二転三転する長いゲームでしたね。最終的には黒単デッキが勝利しました。 | ||
黒って、なんかすごく器用な色ですね。クリーチャー破壊はもちろんだし、手札を捨てさせたり、墓地からカードを回収したりもできますし。 | ||
ふふふ、相手をいろんな方法で攻める“ヤラシイ色”という言い方もできるわね。まさに死や苦しみをつかさどる色って感じの、黒らしい戦いぶりだったんじゃないかしら。 |
ライフを追い詰められて、さらに《捕食》でクリーチャー除去もされちまった時はゲーム終了かと思ったぜ。 | ||
ああいうところからライフ回復や墓地からクリーチャーを復活させるなどで粘り強く戦えるのが、黒の特徴の1つでもあるわね。 | ||
粘り強くかぁ。粘り強く戦うのってどうやるんですか? | ||
今回、黒デッキが狙っていたのはライフはギリギリまで減ってもいいから相手の手札やクリーチャーをなくすということね。呪文で手札を捨てさせたり“接死”クリーチャーで相打ちを取るなどして、とにかく相手の戦力を消耗させようとしていたわ。 | ||
確かに、緑デッキは最終的に手札がなくなっちまってたな。 | ||
ええ、そういう状況にしてから自分は《墓場からの復活》とか《墓暴き》で必要なカードを再利用して勝つ、というプランだったみたいね。 | ||
相手の戦力がなくなっちゃえばどんなクリーチャーでも勝負を決められますものね。 | ||
そして、そういう長期的な戦力と相性のいい《吸血鬼の夜鷲》、《リリアナの影》をうまく引けたのが勝因なんじゃないかしら。 |
逆に緑側はどうすればよかったんだろうな。 | ||
そうね、見たところちょっと《剛力化》を気軽に使いすぎちゃったというところはあるかもしれないわ。一度《剛力化》でライフを9点くらいまで減らしていたけれど、別にライフは13点でも9点でも、直接ダメージ呪文のない緑相手ならあまり変わらないので、《剛力化》をもう少し温存しておいた方がどこかで逆転のチャンスが生まれたかもしれないわね。 | ||
撃てる時に撃てばいいってわけじゃないんですね。 | ||
そうね。ああ、そういえば緑デッキ側は土地をアンタップさせたままターンを終了していることも多かった気がするわ。手の中に5マナの《豊潤な収穫》があるのに《森》を5枚アンタップさせてターンを終了していたんじゃないかしら。 |
その余らせたマナがもったいないってことか。 | ||
もちろん《豊潤な収穫》は土地が増えれば増えるほどライフ回復量が上がりますが、あの局面ならプレイしてしまったほうがよさそうだったわね。まぁ緑はパワーはとても高いけれど、不器用なデッキなので、今回は黒のイヤらしさの前に絡め取られちゃったって感じかしら。 | ||
ちょっぴり、相性が悪かったってことですね。 | ||
ん? 動画がもう1本あるみたいだけどこれは……? |
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記事内イラスト:うさ城まに
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