2013年8月4日(日)
セミファイナルのステージは、先日追加されたばかりの惑星ウォパル。まず最初に、アクルプスとブルメガーラが出現。アクルプスが多数登場するため、なるべくまとめて倒したいが、数体が残るような配置になっているという。その次のダーカーエリアでは、シュトゥラーダとリューダソーサラーが登場する。ここでは、リューダソーサラーをどう裁くかがポイントとなりそうだ。
先に進むと、オルグブランが現れ、最後のエリアでバル・ロドスと対峙するという流れだ。バル・ロドスは、拘束した状態でいかに削れるかがポイントになる。ただ、普段のバル・ロドスだとランダムによるタイムへの影響が大きいため、有利不利をなくすために、完全に同じ動きにしているという。
まず最初にPS Vita部門のセミファイナルがスタート。なお、PS Vita版はボスエネミーのHPが少し少ない以外は、PC版と同じ構成となっている。前半をいかに慎重かつ素早く進むかが、タイム短縮の大きなカギとなる。
第1試合は、東京代表の“カーッwwwwww”が先行する。しかし、先に先行したにもかかわらず、バル・ロドスの拘束を失敗するという痛恨のミス。対する名古屋代表の“ありんこに駆除され隊”も追いあげたが、わずかに及ばす、“カーッwwwwww”が逃げ切って勝利した。
第2試合は、どちらも大阪代表の“Oblivion”と“不遇だけどがんばる”が対決。“Oblivion”はダブルファイターで、一方の“不遇だけどがんばる”は、ダブルガンナーという両極端な編成だ。“Oblivion”は天敵であるリューダソーサラーにスケープドールを使わされたが、かなり先行してバル・ロドスに突入。一方の“不遇だけどがんばる”は、やや遅れてバルロドスに突入。バル・ロドス戦で必死で追い上げた“不遇だけどがんばる”だが、わずかに8秒及ばなかった。
続いてPC部門がスタート。“いぬじる&ヴァニー”、“シャングリ・ラ”ともにファイター3、ガンナー1といメンバー構成だ。途中のダーカーエリアでは、どちらのチームも真っ先にリューダソーサラーを倒していた。最後のバル・ロドスでは、どちらも銃座や近接攻撃などで攻撃していく。しかし、“いぬじる&ヴァニー”が7秒ほど“シャングリ・ラ”のタイムを上回り、決勝にコマを進めた。わずかにタイムの連続に、沸き立つ会場であったが、さらに驚きの事態が次に待っていた。
最後に競い合ったのは、どちらも激戦の大阪大会を勝ち抜いてきた“ラヴフェニックス”と“ZodiacSign”だ。“ラヴフェニックス”は、地区大会を3人という圧倒的に不利な状況を勝ち進んできたチーム。一方の“ZodiacSign”は、地区大会を含め、これまでを圧倒的な成績で通過してきたチームだ。
どちらのチームもファイター3人とガンナー1人という組み合わせ。“ZodiacSign”は、倒せなかったアクルプスと一緒にブルメガーラを攻撃するというテクニックを見せつつ、進む。しかし、次のダーカーエリアで“ラヴフェニックス”が巻き返し、先にオルグブラン戦に入る。ところが、ここで“ZodiacSign”がタイムを縮めて、2~3秒差でバル・ロドスに突入。瞬きすら許されない展開が続いた。
バル・ロドス戦では銃座で攻撃を当てつつ、近寄ってきたら攻撃。さらに拘束からウィークバレットをからめて、一気に攻撃するという必勝パターンをどちらのチームも展開。画面上で“ZodiacSign”がバル・ロドスを撃破して2分40秒87というタイムが表示された直後に、“ラヴフェニックス”もバル・ロドスを討伐。タイムは2分40秒11と、1秒以内の大接戦に会場は大きく沸き上がった。
ファイナルのステージは、ファルス・アームとダークファルス・エルダーを連続で戦うという、普段では体験できない特別なクエストが採用された。
まずはPS Vita部門のファイナルが行われた。ファイター2人の“Oblivion”と比べて、ガンナーを要する“カーッwwwwww”が有利かと思われたが、ファルス・アーム戦でアームが合体する“列車”となり大幅なタイムロスとなる。一方の“Oblivion”は、落ち着いてダークファルス・エルダーも撃破して、優勝を収めた。
PC部門のファイナルに残ったのは、接戦をものにした“いぬじる&ヴァニー”と“ラヴフェニックス”の2チーム。どちらのチームも列車状態となられてしまうが、“ラヴフェニックス”が先にダークファルス・エルダー戦に突入する。なんとか追いつきたい“いぬじる&ヴァニー”だったが、ファルス・アームを撃破したところからゲートまでが遠いと、運にも見放されてしまう。
最終的に、部位破壊できる腕を着実に壊しつつ、コアに連続攻撃を叩きこんでいった“ラヴフェニックス”が、約2カ月に渡って展開してきた“アークスグランプリ”PC部門の頂点の座を射止めた。
なお、こちらの2つのクエストは8月下旬より配信予定とのことなので、興味がある人は挑んでみては?
最後のあいさつで酒井プロデューサーは、「たくさんの人に来ていただき、コンテンツの力と、多くの人に支えられていることを認識しました」とコメント。別の形で、ユーザーを喜ばせられる機会を作りたいと言った後に、勢い余ったのか「来年もやっていい!?」と会場に呼びかける。今後の展開として、台湾や香港など、東南アジア6カ国での展開も決まっていることもあるため、「世界大会とか!?」と続けると、集まったファンからは大きな拍手と歓声があがっていた。興奮冷めやらぬまま、全行程を終えた“ファンタシースター感謝祭2013”は、終了となった。
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