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2013年8月7日(水)

【ほぼ毎日特集#29】格ゲープレイヤーを格好よく描く“BattleCore”。スタローン似の仕掛け人・かまあげとは何者なのか(megane)

文:megane

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■英語も堪能な見た目外国人のかまあげさんは最初、英語がまったくしゃべれなかった?

――ちなみにこれは僕が一番聞きたいことなんですが、かまあげさんって何者なんですか?

“BattleCore”
▲あくまで自分は普通の人と言い張るかまあげさん(日本人)。

かまあげ:いや、そんな特別なことはないですよ、普通の人ですよ。

――えっとではまず、出身地を教えてもらえますか?

かまあげ:イギリス生まれです。

石井プロ:えっ、吹いてるんじゃないの? マジネタなの?

かまあげ:ロンドンの、雨が振る日に、黒人病院で生まれました。

その場にいた全員:うさんくせえ。

板橋ザンギエフ:香川なんでしょ?

かまあげ:母がその時イギリスに留学していまして、そこで大学教授をしていた父と、禁断の恋に落ちたのが、始まりですね。

石井プロ:考えながらしゃべるのやめてもらっていいですか。

かまあげ:いや、本当なんですよ。それで産まれて3カ月で香川の善通寺というところに戻ってきたんですね。なので、顔が濃いだけの日本人ですよ。

 それで17歳まで日本にいたんですが、ちょっと海外に行きたいと思うようになりまして。というのも、香川って外国人が全然いないんですけど、たまにいると自分に必ずベラベラっと英語で話しかけてくるんですね。でも自分はこんなツラなのに英語がまったく喋れないのはきついなと思って、ニュージーランドに行きました。

 ニュージーランドでは高校を卒業しましたが、実際は学校に全然行かずにビリヤードをやっていました、プロになりたいと思って。ただ、自分の体にはビリヤードでは致命的なことがありまして、目が右利きなのに手は左利きなんです。そうするとまっすぐ球を突くことが難しいんですよ。

 それで20歳の時、このままだと職もないしやばいけど、日本で大学や専門学校に行くのも大変だなと思って、オーストラリアで大学に進学しまして、そこで人の3倍勉強しました。大学を卒業した後は普通にサラリーマンになっています。

石井プロ:あれ? キックボクサーを目指した話は?

かまあげ:いや、それは普通に趣味としてですね。

きっさ:あれ? その前の柔道は?

かまあげ:あ、柔道もボチボチやってました。

板橋ザンギエフ:どれが本当の話なのか全然わからないんですけど。

かまあげ:いやいや、全部本当の話。格闘技をやっていたんで、会社で君の体はAV男優みたいだね、なんて言われていたんですけど。

石井プロ:その話必要ないんじゃない?(笑)

かまあげ:確かに。それで忘れもしない、26歳の時に『バーチャファイター』に再会してしまったんです。

大須:それはサラリーマン時代に?

かまあげ:それは独立した後でしたね。マイクロソフトで一番上の資格を取って、自分で会社を立ち上げた後です。それからちょっと入ったゲーセンで『バーチャファイター』に出会ってしまった。その後は自分の人生の7割以上を格闘ゲームに費やしましたね。

――それは『バーチャファイター5』の時ですよね?

かまあげ:無印の『バーチャ5』ですね。中学生の時も『バーチャ2』はやっていたんですが、大人になってから恋人に再会してしまったような感じです。それで、会社帰りにサラリーマンにボコボコにされながら、出会ったのがそこにいる板橋ザンギエフです。ザンギに『バーチャ』を教えてもらって、そこからかまあげとしての人生が始まった、みたいな感じです。一般的な人生ですよ。

全員:全然一般的じゃねえ!

大須:ゲイに惚れられた話は?

かまあげ:その話いる? ニュージーランド時代に友人がいまして、彼がゲイだということは知っていたんですが、「大丈夫、君には何もしない」と言っていたし、仲もよかったんです。

 それで4人くらいでカンガルーアイランドという島に遊びに行きまして、テントで寝袋に包まれて寝ていたらちょっと襲われまして……。

(その後、ゲイに襲われている状況を赤裸々に語ってもらいましたが割愛)

“BattleCore”
▲身振り手振りでその時の状況を語るかまあげさん。危ない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

大須:『バーチャ』のトッププレイヤーで、Web系の技術を持っている人なんてそんなにいなかったし、かまちゃんはそういう意味では『バーチャ』では初めてのケースだったかもしれない。

かまあげ:そうですね、バーチャ道場は自分の心血を注いで作ったサイトだったので、やってよかったなという思いましたね。あとは『バーチャ』に関しては、本当に板橋ザンギエフに感謝しています。『バーチャ』を教えてくれたのも彼ですし、ゲーセンで自分を認めてくれたのも彼なんですね。

 格闘ゲームの基本は彼に教わったようなもんなんですよ。『キャリバーV』でも基本は変わらないので、教わったことを拡張していっているようなイメージでやれば強くなったという感じですね。

石井プロ:BattleCoreの話はもうどうでもよくて、かまあげ一代記にしたほうがおもしろいんじゃないですか、コレ。

かまあげ:あと、システム開発のお仕事があれば株式会社オンマックスまで!

大須:シメに営業!?

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