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2013年8月15日(木)

『英雄伝説 閃の軌跡』出演声優16名へのインタビューを一挙掲載。内山昂輝さんや堀江由衣さんが込めた想いとは?

文:そみん

 日本ファルコムが9月26日に発売するPS3/PS Vita用ソフト『英雄伝説 閃の軌跡』。その限定版に同梱されるドラマCDに出演する16名の声優へのインタビューを掲載する。

 このドラマCDは、ゲーム本編に収録されなかったシナリオのうち、終盤のとあるシナリオをボイスドラマ化して収録したもの。本編とも密接に関係する内容となっていて、ゲームとあわせてドラマCDを聴くことで、物語の全貌が見えてくるという。

 今回のインタビューは、『電撃PlayStation Vol.548』に掲載された記事のノーカット版。雑誌では8ページにわたって新システムや新キャラに関する記事が掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。

 また、電撃オンラインでは内山昂輝さん(リィン役)や豊口めぐみさん(サラ役)ら8名の声優が参加した合同インタビューの模様もお届けしている。こちらもあわせて読んでみてほしい。

『英雄伝説 閃の軌跡』

●内山昂輝さん(リィン・シュバルツァー役)からのコメント

『英雄伝説 閃の軌跡』
▲リィン。地方貴族、シュヴァルツァー男爵の息子。芯のあるまっすぐな性格で、誰とでも打ち解けられる社交性を持つ。
『英雄伝説 閃の軌跡』
▲内山昂輝さん。代表作:バナージ・リンクス(機動戦士ガンダムUC)、滝川吉野(絶縁のテンペスト)

――収録を終えた感想は?

 特典のドラマCDとはいえ、ゲーム本編と密接にかかわった内容になっています。しかもリィン・シュバルツァーという人物の幼少時に起こったある出来事が描かれていて、これを聴くことでゲームをプレイした時に、もっと盛り上がるのではないかと感じました。

――ドラマCDの聴きどころは?

 休暇をもらった《VII組》メンバーが、リィンの故郷であるユミルという温泉郷にやってくるという、学校で普段やっていることからすると息抜きの期間なんですけれども、そこで異変が起こって《VII組》のメンバーが対処していくというストーリーです。

 リィンが久々に家族と会えるエピソードもあり、そこで幼少時の回想シーンも挿入され、今の彼が心の奥底に抱えている部分が明かされる作りになっています。

――ご自身が演じたキャラ以外で気になったキャラは?

 エリゼが気になります。リィンは鈍感ですけれども、僕はあだち充さんの漫画が好きなので、血のつながらない妹と聞くと、ちょっとトキメクところがありまして(笑)。エリゼいいなぁと、今回のドラマCDを録っていて思いました。

――再度演じてみて、ゲーム収録時と今回とで印象が変わった点はありますか?

 印象が変わるというより、補強されたという感じでしょうか。今回のドラマCDは本編の重要な部分に密接にかかわってくるエピソードでしたので、より人物像が明確になった印象ですね。

――学生を演じるうえで注意した点は?

 僕は数カ月前に大学を卒業したばかりですので(笑)。わりと直前の雰囲気を思い出すような感じで、等身大に近い感じで演じました。リィンほど明るい感じではありませんでしたけど(笑)。

――『軌跡』シリーズの魅力はなんだと思いますか?

 『閃の軌跡』は学園もので、個性豊かなキャラクターたちがいて、親しみやすい絵柄でもあります。ですが話の内容はすごくシリアスで、思想が異なる集団の対立に生徒たちが巻き込まれていくという、けっこう悲しいストーリーです。そういうある種のギャップが、『軌跡』シリーズに初めてかかわる自分には、とても新鮮でおもしろかったです。

――読者へメッセージをお願いします。

 ゲーム本編の収録の時に、作品の分厚い資料をもらいました。今回は各キャラクターのボイスの量も本当に多いので、個性豊かなキャラクターたちのそれぞれの物語を楽しんでいただけたらと思います。あと、リィンに関しては、女性キャラクターとのちょっとドキドキするようなエピソードもいろいろありました。そういうところも含め、皆さん楽しみにしていてください。


●堀江由衣さん(アリサ・ラインフォルト役)からのコメント

『英雄伝説 閃の軌跡』
▲アリサ。帝国最大の軍事工業メーカー、ラインフォルトグループの令嬢。ハッキリした物言いでキツい印象だが、実は困っている人は放っておけないタイプ。
『英雄伝説 閃の軌跡』
▲堀江由衣さん。代表作:羽川翼(化物語/偽物語/猫物語(黒))、里中千枝(ペルソナ4)

――収録を終えた感想は?

 ゲームの収録の時より、プライベート感が見えるというか、何気ないみんなの日常のかけあいとか、ほのぼのした部分がすごく多いです。それこそ、お風呂でドッキリみたいなこととか(笑)。こういったことは作品の雰囲気からして、なかなかゲーム本編ではなさそうですが、みんなで一緒に生活してれば、こういうことも無きにしも非ずかな? と思いながら、楽しく演じさせていただきました。

――ドラマCDの聴きどころは?

 主人公のリィンくんの故郷近くの温泉にみんなで遊びに行って、ちょっとした事件に巻き込まれるんですが、その事件を乗り越えることでみんなの仲間意識がもっと強くなり、リィンくんもちょっと成長したんじゃないかな、というお話です。仲間の和気あいあいもあるし、ちょっと謎めいていたリィンくんの家族関係とか、出生の秘密みたいなものも語られていて。

 もちろん、ゲーム内でもそのあたりは触れられているのですが、それがより深く語られ、リィンくんのキャラクター像が深まるし、より感情移入がしやすくなるんじゃないかなと思いました。

 ただ、聴いてもらうタイミングがピンポイントかなと(笑)。クリアした後でもいいと思いますが、できればゲームの中の時間軸とドンピシャのタイミングで聴いていただければより楽しいんじゃないかと思います。クライマックス付近の物語ですので、そろそろクライマックスかな? と思ったらぜひ聴いてみてください(笑)

――再度演じてみて、ゲーム収録時と今回とで印象が変わった点はありますか?

 ドラマCDはそれこそクライマックス直前ということで、もう《VII組》としてのチーム力みたいなものはわりと高まっている状態でのお話です。ゲームの最初のころは、ちょっとしたことでメンバー間で仲違いをしたり、アリサ自身も実家の問題でちょっとピリピリしていた時とかがあったので、その時に比べるとドラマCDではかなり穏やかですね。

 アリサはもともと面倒見のよい子で、リィンくんの妹のエリゼちゃんを気づかう場面とかもあったりして、彼女の優しいところが改めて見られてよかったと思います。

――ご自身が演じたキャラ以外で気になったキャラは?

 委員長のエマがすごくかわいくて、しかも優しい子でいいですね。アリサとも仲がよく、からむシーンも多くて。彼女のイベントで特に印象深いシーンがあるので、皆さんも楽しみにしていてください。

――読者へメッセージをお願いします。

 これまでのシリーズをプレイしている方がたくさんいらっしゃって、本作に期待されている方も多いと思います。私も今回から『軌跡』シリーズに参加させていただきましたが、そんな私でも、バックボーンがしっかりしたお話で、その深い世界観にどっぷりひたれました。

 その中で、おもしろく個性的なキャラクターたちがたくさんいて、そんな生徒たちが《VII組》に集められて、それぞれの個性と個性がぶつかり合い、みんなで成長していくお話だと思います。ゲームのシステムなどは私もまだ把握していないのですが、それを抜きにして物語だけを追いかけていても十分達成感があったので、きっと自分でプレイすればもっともっとこの世界観に入り込めると思います。クリアした時に、リィンくんと一緒に自分の心も成長できそうな気がする。そんな風に思えるゲームですので、ぜひ遊んでみてください!


→白石涼子さん、伊瀬茉莉也さん、佐藤拓也さんのコメントへ(2ページ目へ)

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