2013年8月9日(金)
こんにちは。ライターのカワカミ雁々です。お盆休みにガッツリ遊んでほしい懐かしの名作を振り返るということで、“思い出よみがえりゲーム特集”の記事を書かせていただきます。今回、カワカミが取り上げるのは、タイトル名からして90年代の香りただようパズルゲーム『マネーアイドル エクスチェンジャー』です。
¥『マネーアイドル エクスチェンジャー』とは¥
“ブンドルフィン”という脳内物質によって“両替戦士エクスチェンジャー”に変身する守銭奴の女子高生・三越さくらと、世界中の硬貨消滅を企てる秘密結社・マニー教団の戦いをモチーフとした、7×12のマスのフィールドに置かれた1円玉から500円玉までの硬貨を並べ替えて消して(両替して)いくパズルゲームです。初出は、1997年に登場したアーケード版。翌1998年には初代PSにも移植され、初代PS版は現在PlayStation Storeで配信されています。
遊んでいた当時は気に止めませんでしたが、キャラクターデザインは石田敦子さん、プレイヤーキャラの声は“三越さくら”役に丹下桜さん、“高島あさひ”役にゆかなさんキャスティングされており、他にも坂口大助さんや桑島法子さんなど、かなり豪華なメンバーが参加しています。それもあってか、当時はドラマCD化やコミカライズなど、多方面なメディアミックス展開が行われていました。
僕はゆかなさんが演じていた高島あさひを使っていたのですが、今でもアニメを観ていてゆかなさんが出ていると条件反射的に「マネーアイドルエクスチェンジャーやろうかな」と思います。若いころにハマったものの影響って、本当に大きいですよね。
▲高島あさひは、脳内物質“コソドルフィン”によって“借金戦士デットマイザー”に変身します。彼女の趣味はお金を貸すことで、主人公の三越さくらにいつも借金を踏み倒されており、その怒りで変身するという謎の設定が(笑)。 |
本作はパズルゲームということもあり、どちらかと言えば“ガッツリ遊ぶ”というより“ゆるゆる遊べる”ゲームだと思います。昔を思い返してみると、夏休みやお盆休みってどちらかというと大型タイトルを腰をすえて遊んだというより、特にやることもない状態で何となくダラダラとゲームをしていたという記憶の方が強く残っています。
例えば、格ゲーのプラクティスモードでひたすらコンボ練習、レースゲームでタイムアタック、RPGの縛りプレイ……目的をもってプレイするというよりは、ゲームをすることそのものが目的のような感じでしょうか。しかし、不思議とそういうふうに遊んでいたゲームの方が思い出に残っているもので、今回“お盆に遊んでほしい”という企画意図を聞かされた時に浮かんだのが本作でした。
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