2013年8月16日(金)
ユービーアイソフトが9月5日に発売するPS3/Wii U/Xbox 360/PC用ソフト『スプリンターセル ブラックリスト』。現在開発が進んでいる本作の日本語版ROMを使って、先行体験プレイを行うことができた。ここでは、実際のゲームプレイを通じて明らかになった、本作ならではの特徴や魅力をお伝えしよう。
こんにちは、『スプリンターセル』シリーズの大ファンを自認するイトヤンです。過去に日本でリリースされたシリーズ作品はすべてプレイしていますが、今回は待望の新作をいち早く体験できるということで、個人的にもワクワクしながらプレイさせてもらいました。
実際のプレイに入る前にまず、本作の設定からご紹介しましょう。『スプリンターセル』シリーズは、アメリカ合衆国のエージェントであるサム・フィッシャーが、敵地に単独潜入して危険な任務を実行するという、ステルスアクションゲームです。
ところが前作の『スプリンターセル コンヴィクション』において、サムが所属していた秘密組織“サード・エシュロン”は、アメリカ政府の内部を揺るがす巨大な陰謀によって崩壊してしまいます。それを受けて、本作の冒頭では、サムをリーダーとするアメリカ大統領直属の新組織“フォース・エシュロン”が誕生することになるのです。
つまりこの『ブラックリスト』は、『スプリンターセル』シリーズが新たな段階に踏み出した、最初の作品だと言えるでしょう。そのため、本作で初めて『スプリンターセル』をプレイするという人でも、すんなりと物語に入っていくことができます。その一方で、サムと同じく“サード・エシュロン”のメンバーだった女性“グリム”ことアンナ・グリムスドッティアをはじめ、ヴィクター・コステやアンドリー・コビンといった前作のキャラが再登場しているなど、シリーズのファンならニヤリとできるポイントも用意されています。
▲サム・フィッシャーはこれまで、数々の困難な任務をたった1人で実行してきました。前作ではアメリカ政府のもとを離れることになってしまいましたが、本作では“フォース・エシュロン”のリーダーとして、アメリカ大統領の勅命を受けて戦います。 | ▲武器の密輸商人であるアンドリー・コビンは、前作の冒頭でサムをワナにはめた人物です。本作で再登場した彼は、予想外の活躍を見せることに……!? |
新たに誕生した“フォース・エシュロン”は、ステルス航空機“パラディン”の内部に拠点を設け、サムはここから世界各地で発生するミッションへと出撃していくことになります。出撃前にサムは、この“パラディン”の内部を自由に歩き回って、チームの仲間と会話することができるようになっています。
チームメイトには前述のグリムや、元CIAのエージェントでサムをサポートするアイザック・ブリッグス、そして天才的なハッカーの青年チャーリー・コールなどがいます。サムが彼らと会話することによって、サイドミッションである“4Eミッション”(後述)を受けたり、新装備を開発したりすることができるのです。
とはいえ、そうした実用的な部分だけでなく、会話を通じてチームメイトの性格やサムとの関係が垣間見えるなど、本作の世界観を広げてくれる要素の1つにもなっています。同じユービーアイソフトの『アサシン クリード』シリーズをプレイしたことがある人なら、現代編の主人公“デズモンド”とアサシン教団の仲間たちとのやり取りを思い浮かべてもらえれば、具体的なイメージがつかめるのではないでしょうか。
▲“グリム”ことアンナ・グリムスドッティアは、“サード・エシュロン”でサムの支援を行っていた同僚でした。“フォース・エシュロン”での彼女は、データ収集や情報分析を担当しています。 |
▲天才ハッカーのチャーリー・コールは、サムが侵入した先にあるコンピュータを利用して、敵の情報をハッキングできるほか、電子回路の操作などの指示をサムに与えることができます。 |
さて本作は、“エンジニア”と名乗る国際的なテロリスト集団が、アメリカの空軍基地を爆破すると同時に、世界各国に駐屯する米軍を即時撤退させるように要求するという、衝撃的な事件からスタートします。サムが率いる“フォース・エシュロン”は、エンジニアの正体を暴き出し、彼らが予告した大規模テロ計画“ブラックリスト”の発動を阻止しなければならないのです。
ステルス航空機“パラディン”の中央には、“ストラテジック・ミッション・インターフェース(SMI)”と呼ばれる装置があり、ここでメインストーリーに関わるミッションや4Eミッションなどを、自由に選択することができます。次のページではいよいよ、ミッションのプレイについてお伝えしましょう!
▲SMIではメインストーリーであるソロミッションをはじめ、4Eミッションなど現在実行可能なすべてのミッションを呼び出すことができます。 |
→直感的な操作でステルスアクションならではの醍醐味を!(2ページ目へ)
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