『WHITE ALBUM2 幸せの向こう側』がPS Vitaで11月28日に発売――“にいてんご 小木曽雪菜/冬馬かずさ”が同梱の限定版も登場

・『introductory chapter』

　峰城大付属3年A組。ミス峰城大付属2年連続制覇中。3連覇の期待がかかる高嶺の花。華やかな容姿に似合わず、穏やかで人当たりがよくて控えめという、非の打ちどころのない女の子。……と、周囲に3年間信じ込ませることができるくらいにはいい性格で、その見えない壁を打ち破った者にだけ悪戯っぽく微笑むという。誰にもひた隠しにしているが、趣味はヒトカ………カラオケ。定番のオープニングナンバーは、ちょっと古めの流行歌（WHITE ALBUM）。

・『closing chapter』

　峰城大学政経学部3年。華やかな容姿に似合わず、穏やかで人当たりがよくて控えめという、“ある時期を除いては”ずっと、そんな非の打ち所のない女の子。今は付属時代よりも目立たないよう周囲に埋没しようとしているが、その、さらに深みを増した美ぼうや、3年前に作ってしまった“伝説”が、いつまでも彼女をアイドルの地位に縛り続けている。趣味は特になし。彼氏の存在――不明。

・『introductory chapter』

　峰城大付属3年E組。窓際の席で常に居眠りしている、遅刻、サボリの常習犯で、“大人はわかってくれない”的な鬱屈（うっくつ）を抱える、時代錯誤な不良娘。長くつややかな黒髪、モデル顔負けのスタイル、切れ長の瞳というその孤高で暴力的な性格に似合いすぎる鋭利な美しさのせいで、余計に周囲との距離が広がってしまうという悪循環に陥っているが、本人は何処吹く風で強がっている。誰にも聞かれたことはないが、どちらかと言えば緒方理奈派。

・『closing chapter』

　多分ピアニスト。きっとウィーン在住。その他の詳細不明。母であり、欧州を中心に世界中で活動するピアニスト冬馬曜子は、たびたび日本のメディアにもその活躍ぶりが紹介されているが、その不良娘にして実績のない若手ピアニストのことは、今現在でも日本ではまったく知られていない。彼女がふたたび日本の地を踏むことは、果たしてあり得るのか……。

・『closing chapter』

　峰城大付属3年A組。前期クラス委員長。元テニス部副主将。真面目で堅実で親身な世話と的確な助言が心地よいという、言い方を変えれば誰かとそっくりな性格の少女。身長を始めサイズは全体的に控えめだが前向きな積極性でカバー。……ほんの少しだけコンプレックスはあるが、弱みは絶対に見せない。友だちも多く、特にクラスの仲よし4人組とは固い絆で結ばれた間柄。もちろん仲間内でもリーダー格で、もし親友が傷つけられたりすれば、黙っていられるはずもなく……。

・『closing chapter』

　峰城大学文学部3年。窓際の席どころか、ゼミ室に寝袋を持ち込んで熟睡している、怠惰、無気力、依存症を絵に描いたような典型的な大学生。要領がよく甘え上手なため、今までなんとか進級してきたが、最近はさすがにゼミのレポートが増えてきたため進級が危ぶまれている。実は興味を持ったことには寝食を忘れ熱中する性格らしいが、誰もその姿を見たことがないため真偽のほどは定かではない。

・『closing chapter』

　開桜社という中堅どころの出版社に勤務している雑誌編集者。若手と言うには語弊があるが、ベテランと言われる筋合いもないお年ごろ。同期の中では男女関係なく一番の出世頭で、将来の編集長筆頭候補。眠っているところを見た者はいないほどの仕事中毒者であり、周囲の羨望（せんぼう）と嫉妬（しっと）と尊敬と恐怖を一身に集めるが、どうせ誰も彼女に勝てないので大した意味はない。その凛々（りり）しさも相まって典型的な“高めすぎて男が寄って来ない”タイプ。

・『introductory chapter』

　峰城大付属3年G組。軽音楽同好会部長。ギター担当。1年の時に主人公と同じクラスになったのが運の尽き（主人公的に）で、それ以来、一番の親友を自称して厄介ごとを押しつけてきたり、自分が別れた女を押しつけてきたりと、ひどいような最低なような微妙な関係。あか抜けた容姿と後腐れのなさそうな言動で女子にもそのお手軽さが人気。各クラスに1人ずつ彼女がいるらしいが、男友だちは自称親友1人のみ。昔は真面目な奴だったらしいが、その真相を知っているのは1人だけ……。

・『closing chapter』

　峰城大学政経学部3年。春希とは6年間の付き合いになる、多分、一番の親友。かつてはその軽すぎる性格や（主に異性関係に）いい加減な所業を春希にしつこく説教される側だったが、今は春希に忠告したりお節介を焼いたりと立場が逆転している節がある。とはいえ、常に複数の彼女を持ち、そして絶対に特定の彼女を持たないその“一途さ”は、付属時代から何も変わっていないようにも見える。

・『introductory chapter』

　峰城大付属3年A組。雪菜のクラスメイトにして元バスケ部主将。1年の時に主人公と同じクラスになったことはともかく、その際、中学時代からの腐れ縁のチャラい男子もその場にいたせいで、切りたかった関係を主人公に無理やり保持されつつ3年間を過ごす。さっぱりした性格、スレンダーな長身、ボーイッシュな容姿と、後輩女子に好かれる条件をすべて兼ね備え、順当にそっち方面で大人気。主人公と雪菜の関係を不釣り合いと確信しつつ、適当に生温く見守っている。

・『closing chapter』

　峰城大学政経学部3年。雪菜とは4年間、春希とは6年間、武也とは9年間の付き合い。武也が春希担当とすれば、彼女は雪菜担当と言えるかもしれない立場で、一向に進展も破綻もしない2人を、自分たちのことそっちのけで見守っている。そのさっぱりした性格もボーイッシュな容姿も付属時代から何も変わらず、ついでにとある相手との関係性もほとんど変わっていない。無理に離れようとしないところを見ると、別に脈がないとも思えないが……。