PS Storeの注目コンテンツを、電撃PSの編集＆ライター陣が平日（ほぼ）毎日紹介していく特集企画、“電撃PlayStation×PlayStation Store”。話題のDL販売ゲームをはじめ、ゲームアーカイブス、追加DLC、ベスト版、PV・体験版など、ゲームを深く愛する電撃PSスタッフが、ゲーマー視点でコンテンツをピックアップしていきます。

　本日紹介するのは、SCEより2011年9月22日にPS3で発売された、PS2からPS3向けにHDリマスターされた名作『ICO』（PS Plusフリープレイページへ）＆『ワンダと巨像』（PS Plusフリープレイページへ）のダウンロード版。なお、“PlayStation Plus”加入者には、本日8月21日から2013年11月19日までの間フリープレイで提供される。

■『ICO』＆『ワンダと巨像』が“フリープレイ”タイトルに！
・PS3：『ICO』（PS Plusフリープレイページへ）
・PS3：『ワンダと巨像』（PS Plusフリープレイページへ）
・PS3：『ICO』/『ワンダと巨像』 ダウンロード版セット

　少女の手を取り、数々の窮地を乗り越えて霧の城からの脱出を目指す『ICO』。魂を失った少女を救うため、見上げるようなサイズの巨像との戦いに挑む1人の若者の姿を描く『ワンダと巨像』。両タイトルとも、国内外を問わず、数多のプレイヤーを虜にしてきたクリエイター・上田文人氏の作品です。

『ICO』

　『ICO』は、霧の城に生贄として送られた少年が、城の主である霧の魔女に囚われていた少女を助け、彼女を救うために城からの脱出を目指す作品です。いわゆる謎解き型のアクションアドベンチャーではあるのですが、少女は高いところに上ったり、段差を飛び越えたりできません。そこで、プレイヤーである主人公が少女の手を“つかんで”誘導するのが大きな特徴。高いところから手を伸ばして引きあげたり、段差の向こう側から手を差し出し、ジャンプしてきた彼女の手をつかんだりして突破していくのです。

　この“つかむ”という行動が、NPCであるはずの少女を“人間味のあふれる、いとおしい存在”に昇華させるきっかけになっています。いつしか少女は、主人公にとって“なくてはならないもの”になっていくのです。数々の謎解きを通して、プレイヤー自身が少女を守る1人の少年になりきれる“感情移入度の高さ”が『ICO』の最大の魅力であり、「今なお多くのプレイヤーの心に残る要因なのでは？」と思います。

『ワンダと巨像』

　『ワンダと巨像』は、魂を失った少女をよみがえらせるため、ワンダという若者が愛馬のアグロに乗って、ある土地に足を踏み入れます。すべての人に忘れ去られたようなその地で、少女を生き返らせることと引き換えに、ワンダは16体の巨像を倒しにいくのです。登場する巨像は、人型のものをはじめ、龍や魚、獣など多種多様。巨像にはそれぞれ弱点があり、まず弱点を探し出す必要があります。そして、巨像の体にしがみつきながら弱点まで移動して攻撃するという、謎解きとダイナミックなアクションの両方が楽しめます。

　また、相棒であるアグロの存在も見逃せません。どんな場所にいても呼べばすぐに現れ、広大な大陸を移動するのに欠かせない愛馬です。アグロに乗りながら弓を撃って巨像と戦うといったシーンもあります。秀逸なカメラワークにより、ただアグロに乗って走っているだけでも“絵になるシーン”になってしまうのが本作のスゴイところ。『ICO』の少女とはまた違う“生きているNPC”の魅力を強く感じられる存在となっています。もちろん、巨像を倒すゲーム性そのものも“NPCとの戯れ”と表現できると思います。

　独特な透明感のあるファンタジー世界と、生命感あふれるNPCとの遊びで高い没入感を実現した2作品。2013年11月19日まで、PlayStation Plusの“フリープレイ”タイトルとして期間限定配信となるこの機会に、PS3でHD化された『ICO』と『ワンダと巨像』をプレイしてみてはいかがでしょうか？（ライター：ヒビキタケル）

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(C) 2001-2011 Sony Computer Entertainment Inc.
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データ

関連サイト

• 『ICO』公式サイト
• 『ワンダと巨像』公式サイト
• プレイステーション オフィシャルサイト
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