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2013年10月10日(木)

新世代のTCGがここに! オンライン対戦が熱いSEGAのデジタルカードゲーム『コード・オブ・ジョーカー』を始めるなら今!

文:カワカミ雁々

■『COJ』の特殊なシステムを解説!

 さて、ここからは『COJ』の特徴であり、大きな魅力である“JOKER”、“クロックアップ”、“オーバークロック”、“オーバーライド”という4つのシステムを紹介していきたいと思います。どれも『COJ』を遊ぶうえで欠かせない要素なので、しっかり覚えてください。

●JOKER

 ゲーム中、ターンの経過やダメージを受けることで“JOKERゲージ”がたまっていきます。これが最大までたまると“JOKERカード”が手札に加わります。これはコストを支払ってプレイすることで、通常のカードとは比べ物にならない超強力な効果を発揮する、いわば必殺技のようなものです。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲プレイヤー名と残り時間の間にあるオレンジのゲージが“JOKERゲージ”です。

 “JOKERカード”の効果は、ゲーム開始前に選択するキャラクターによって変わります。『COJ』には現在7人のキャラクターが存在しています。彼らを簡単に紹介していきましょう。

●緋神仁(声:羽田野渉)

JOKER:DEATH
必要CP:5
効果:対戦相手のすべてのユニットに5000ダメージを与える。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲クールな私立探偵。JOKERカードは、最大で支払えるコストが7という、このゲームに置いて5コストとやや重いものの、相手の軽量~中堅ユニットを一掃することができます。

●御巫綾花(声:伊藤かな恵)

JOKER:JUSTICE
必要CP:4
効果:自分のすべてのユニットの行動権を回復する。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲天真爛漫な性格の女子大生だが、同時に国家情報防衛局のエージェントでもある。ユニットの行動権を回復させる効果は1ターンに複数回の攻撃が可能になる、非常に強力なもの。

●山城軍司(声:藤原啓治)

JOKER:THE CHARIOT
必要CP:3
効果:自分のすべてのユニットのBPを+5000する。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲元陸上自衛官であり、現在は国家情報防衛局のエージェント。ユニットのBPを強化する効果はターンをまたいでも永続するため、その後の戦闘を一気に有利にすることができます。

●鈴森まりね(声:加藤英美里)

JOKER:THE MAGICIAN
必要CP:2
効果:手札が7枚になるまでカードを引く。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲養護施設で育った過去を持つ、エージェント志望の女の子。手札を一気に補充できるため消耗戦に強いJOKER。必要CPも2と軽めで、引いたカードを即展開できるのもうれしいところです。

●星光平(声:谷山紀章)

JOKER:THE STAR
必要CP:4
効果:対戦相手のユニットをランダムに2体、手札に戻す。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲音楽を愛する青年。対象はランダムですが、BPに関わらずフィールドから手札に戻せるのが便利。進化カードなどを手札に戻せると大きなアドバンテージを得られるでしょう。

●京極院沙夜(声:井澤詩織)

JOKER:THE MOON
必要CP:1
効果:対戦相手の手札をすべて捨てさせる。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲強い霊媒体質を持った少女。JOKERカードのコストが1ともっとも軽い。トリガーゾーンに置かれたカードには効果がないものの、手札を根こそぎ捨てさせることができます。

●黒野時矢(声:岡本信彦)

JOKER:THE EMPEROR
必要CP:5
効果:対戦相手のユニットをランダムに2体、破壊する。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲天才ハッカーとして名を成した少年。星光平よりもコストが1重い代わりに効果が破壊になっている。軽量ユニットを除去し、主力が残ったところで発動すると非常に強力です。

 これらのキャラクターはプレイを重ねることで徐々に解放され、使用可能になります。なお『COJ』を始めたばかりのプレイヤーには、全体ダメージの緋神仁や全体BP強化の山城軍司の使い勝手がいいのでオススメですね。また、これらのキャラクターは1プレイごとにチェンジすることが可能です。デッキを調整した時は、一緒にキャラクターの入れ替えも考えるようにするといいでしょう。

『コード・オブ・ジョーカー』 『コード・オブ・ジョーカー』
『コード・オブ・ジョーカー』 『コード・オブ・ジョーカー』
▲“JOKER”発動の瞬間は迫力たっぷりのムービーが挿入されます。押している場面のとどめに、劣勢を切り返す糸口に“JOKER”を使っていきましょう。

●クロックアップとオーバークロック、オーバーライド

 残る3つの要素は、どれもユニットに関係するものなのでまとめて紹介していきます。先ほど、ユニットの説明の所で“ユニットには1~3までのレベルがある”と言いましたが“クロックアップ”は、このユニットのレベルが上がることを指す用語です。つまりクロックアップ=レベルアップということですね。次に、ユニットのレベルはどうやって上げるのかですが、これは簡単で、戦闘に勝利したユニットはクロックアップし、レベルが上がります。

『コード・オブ・ジョーカー』 『コード・オブ・ジョーカー』
▲ユニット同士の戦闘とクロックアップのシーン。なおクロックアップするとそのターン受けていたダメージが全回復します。

 そして、ユニットのレベルが上限の3まで到達することを“オーバークロック”と言います。オーバークロックしたユニットはBPが回復するだけでなく、そのターン再び行動することができるようになります。このシステムのため、レベル2のユニットの攻撃を適当なユニットで受けて、行動権を消費させ時間をかせごうとしても、オーバークロックして再び攻撃されるのであまり意味がないことは覚えておくといいでしょう。また、ユニットの中にはオーバークロックした時に、何らかの能力が発動するものも存在します。

『コード・オブ・ジョーカー』
▲オーバークロックによる再行動はBPのさらなる上昇もあって、非常に強力です。ただし、それ以上はレベルアップしない=戦闘で勝利してもBPが回復しないので、それを逆に利用することもできます。

 『COJ』はどの属性も基本的にコストとBPの比はだいたい同じなのでクロックアップによるBP上昇は同じコスト帯のユニットに倒されにくくなるという点で非常に重要です。そのため、うかつに相手のユニットをレベルアップさせないように、どのプレイヤーも気を配りつつ戦っていくことになります。しかし、ユニットのレベルを上げる手段は戦闘に勝利することだけではありません、ユニットをクロックアップさせるもう1つの手段、それが“オーバーライド”です。

 オーバーライドは“手札にある同名のユニット/進化カードを重ねる”ことを指す用語で、重ねた枚数分、ユニットをクロックアップした状態でフィールドに出せます。2枚重ねればレベル2で、3枚重ねればさいしょからオーバークロックした状態でプレイすることができます。ユニットをオーバーライドさせても必要なCPは増えませんし、さらにオーバーライド時には1枚カードが引けるため、手札の損もありません。量よりも質で相手にプレッシャーをかけたい時は、どんどんオーバーライドさせていきましょう。

 これで『COJ』の各種システムの紹介は終わりです。いくつか特殊なシステムもありますが、基本的にはユニットを展開して相手を攻撃、インターセプトでサポートしながらユニットをクロックアップさせて有利な場を構築していくと考えれば間違いではありません。狙えるときにはオーバーライドによる強化を行い、ゲージがたまったらJOKERカードを叩きつけていきましょう!

4ページ目ではスターターデッキのキーカードを紹介!

(C)SEGA

データ

▼『CODE OF JOKER(コード・オブ・ジョーカー)』
■メーカー:セガ
■対応機種:AC
■ジャンル:ETC
■稼働開始日:2013年7月11日
▼『電撃文庫MAGAZINE Vol.34』
■発売:KADOKAWA
■発売日:2013年10月10日
■定価:720円(税込)
 
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