2013年9月17日（火）
『ドラッグ オン ドラグーン3』ウェポンストーリー最速公開。修道女の祈りで人体に咲く奇妙な花、そして未亡人が犯した咎とは【電撃DOD3】
12月19日にスクウェア・エニックスが発売するPS3用ARPG『ドラッグ オン ドラグーン3』。その新情報として、“ウェポンストーリー”の詳細をお伝えする。
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| ▲『DOD3』のイメージボード。 |
◆──＜WEAPON STORY＞──◆
武器ごとに設定されている、さまざまなドラマ
そもそも“ウェポンストーリー”とは、その名のとおり、ゲーム内に登場する武器に設定された物語のこと。この『DOD』シリーズ特有の要素であり、伝統芸ともいえるものとなっている。
本シリーズの武器には成長要素が存在。レベルが上がると攻撃力が上昇する他、その武器に設定されている物語が解禁されていく仕組みだ。各武器の物語は、ゲーム本編の謎をひも解くカギになるものから、本編にはまったくかかわらないが世界観をより深く楽しめるようになるものまで、実にさまざまなものが存在している。過去シリーズにおいて、この物語を楽しむために、武器のレベルを上げていたファンも少なくないはずだ。
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| ▲こちらは『DOD1』のウェポンストーリー画面。物語を見るためには敵を倒して殺戮数を稼ぎ、武器のレベルを上げる必要があった。このウェポンストーリーのために、全国で何人もの帝国兵が犠牲になったことは、想像にかたくない。 |
なお、『DOD3』の武器は、レベルが上がるごとに見た目も変化する模様。今回は、本作で初登場となる武器カテゴリ“格闘装具”と“戦輪”から、それぞれ1本ずつの物語を公開する。LV4までを一挙解禁するので、ネタバレが気になる人は注意してほしい。
――未亡人の咎 【戦輪】――
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《LV1》
昔々ある所に、いつも一緒に遊ぶ三人の子どもがいました。
少年二人と少女が一人。少年のうち一人は庭師の弟子となり、
もう一人の少年は将校となり、少女は美しい娘に育ちました。
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《LV2》
ある日娘は父を失い、貧困に窮（きゅう）した家を守るため、結婚する
ことになりました。相手は幼馴染（おさななじみ）の将校の青年です。
夫になった将校の青年は翌日戦地に赴（おもむ）くと決まっていました。
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《LV3》
翌朝必ず戻ると笑った夫を見たのはそれが最初で最期でした。
一晩で未亡人となった娘は、窓から外を眺めていました。
彼女の心を慰（なぐさ）めたのは夫が残した美しい庭の景色でした。
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《LV4》
庭は季節や朝晩に応じて異なる景色を見せ、彼女を癒しました。
けれど彼女は庭を整え続けていたのが幼馴染の青年だとは
終（つい）ぞ知ることもなく、病で早逝（そういつ）したのでした。
●TDBのつぶやき：未亡人の咎……なかなか奥が深いですね。はたして、彼女の行動の何が“咎”だったのでしょう。彼女は将校の青年との間に愛はなく、ただお金を得るためだけに、翌日戦地に出立する彼にその身を捧げたのでしょうか？ それとも、彼女に想いを寄せていたであろう庭師の青年の想いに気づくことなく、その命を落としてしまったことなのでしょうか？
どちらも僕の妄想でしかありませんが、この短い文章の中で表現された物語について、さまざまな考察ができるのもまた、ウェポンストーリーの魅力の1つだと思います。
→続いて、とある奇妙な花にまつわる武器の物語を掲載（2ページ目へ）
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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