News

2013年9月13日(金)

今井監督最新作『魔都紅色幽撃隊』システム公開。かつてなく斬新な行動予測バトル、そして“愛+嗅”や“怒+味”が気になる五感入力とは?

文:そみん

前へ 1 2 3

■拠点パート(夕隙社):除霊への参加やキャラクターの訓練が可能

 主人公たちの拠点となるオカルト系出版社の夕隙社では、さまざまな準備を行える。

【ホワイトボード(出撃準備)】

『魔都紅色幽撃隊』

 まず、ホワイトボード形式で表現された“出撃準備”では、除霊(バトル)に出撃するメンバーの選択と、“個人訓練”を行うメンバーを指定できる。

 個人訓練では、バトルによって得た経験値を用いることで、指定した技能を修練できる。これにより経験値の上昇とともに、一定のレベルに達することでテクニックを習得する事が可能。このテクニックは、バトルでさまざまな効果を発揮する重要なものとなる。

【ブリーフィング(除霊準備)】

『魔都紅色幽撃隊』

 ブリーフィングの目的は、除霊先の見取り図を見ながら、ゴーストが出現すると思われる罠の設置を行うこと。罠の設置用アイテムはキャラクターの所持品とは別の扱いとなり、設置可能数の上限は決まってる。

 この制限個数は除霊が終わるまでを指しており、除霊中でも設置することが可能だが、その上限数を超えて設置することはできない。


■行動予測バトルシステム:先読みが重要となる特殊なシステム

 本作では、対峙するゴーストの情報から事前に行動予測を行い、ブリーフィング画面で自チームの配置や行動をすべて前もって決定しておくという、非常に特殊なバトルシステムを採用している。

『魔都紅色幽撃隊』 『魔都紅色幽撃隊』

 行動決定後、バトルは3D空間でセミオートで行われ、プレイヤーの予測が当たればゴーストに対しダメージを与えられ、外れれば逆に攻撃を受けたり、仲間を危機にさらす結果となってしまう。

『魔都紅色幽撃隊』 『魔都紅色幽撃隊』

 このように、仲間やプレイヤーアバターが命令を実行した様子を確認したら、ターンが終了。再び行動予測の画面に戻り、これを繰り返して戦うことになる。

●行動予測バトルの流れ

[1]突入準備フェイズ:味方キャラの開始地点を登録する。
  ↓
[2]行動予測フェイズ:ゴーストの行動を予測し、除霊を行うため作戦指示をすべて味方ユニットへ与える。
  ↓
[3]行動実行フェイズ:指定された内容に従い、セミオートで展開。ゲームはキャラの主観3D画面によって演出され、場合によってはバトル中にカットイン演出が入る。
  ↓
★依頼を達成、もしくは失敗するまで、行動予測と行動実行を繰り返すことに!
  ↓
[4]結果確認フェイズ:除霊を終えたことによる結果情報を表示するフェイズ。物品などを破壊して発生した支出と依頼達成の収入との“合計収支”、ゴーストから得たアイテムの確認、経験の確認、レベルアップ演出などが行われる。

◆行動実行フェイズは迫力の主観3D画面で展開!

 行動実行フェイズは主人公の主観画面でゲームが展開する。この画面では、主人公がメインの画面になり、その他の味方ユニットの視点も画面左に表示される。また、この画面中には味方キャラや敵キャラのカットイン演出や美麗なエフェクトが入り、ゲームを盛り上げてくれる。

『魔都紅色幽撃隊』

◆味方と敵ゴーストの情報を表示するUSBユニット“ウィジャパッド”

 ゲーム中の味方と敵の情報は、“ウィジャパッド”と呼ばれる端末に表示されるという設定になっている。

 端末の起動と同時に機器内の表示物が表示され始め、同時にUSBが上部から順に挿入されていく(左は味方のUSB、右は敵のUSB)。各USBには、名前が書かれたキャラクターのヒットポイント、状態異常、アクションポイントが表示される。

『魔都紅色幽撃隊』

 ヒットポイントは生命力を示すもので、これがなくなったキャラは行動不能となる。アクションポイントは行動力を示し、移動するたびに消費していく。状態異常にかかると、行動に制限がかかるなどのデメリットが発生する。

 なお、バトル開始時には敵の名前やステータスが不明の状タオだが、敵にダメージを与えていくと、名前やヒットポイントが明かされていく仕組みになっている。

●記事担当・そみんのインプレション:『九龍妖魔學園紀』の時を思い出しますね

 一見すると複雑そうなシステムですが、インターフェースの工夫やゲームバランスの調整などにより、遊び始めればすぐにルールを把握できるようになっているようです。

 かつて、『九龍妖魔學園紀』が発表された時にも独特のバトルシステムに不安を感じた人が多かったのですが、実際に遊ぶと意外とすんなりと遊べたという意見が多かったんですよね。おそらく今回の『魔都紅色幽撃隊』も、ゲームシステムと“ゴーストの動きを予測する”部分がうまく融合していて、遊びやすい形になるのではないでしょうか。

『魔都紅色幽撃隊』
▲夕隙社のサイトのうさんくささがたまりません! 本作にも《宝探し屋(トレジャーハンター)》とか出てくるといいなあ。

◆ビジュアル満載のアーク25周年記念本が10月24日発売!◆

 25周年記念本『アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション』の予約を受付中。B5判のハードカバー&フルカラー256ページの豪華な仕様で、10月24日に発売となります。

 『ギルティギア』&『ブレイブルー』の新イラスト&小説を楽しめる他、同社の人気キャラの魅力が詰まったビジュアル満載の記念本となります。アークシステムワークスの石渡太輔さんや森利道さんをはじめ、ゲスト作家として参加していただいた、岡本倫さん、木村樹崇さん、寺田克也さん、戸部淑さん、mooさん、八重樫南さんによる記念イラストは必見です! 25周年の思い出を確実に手元に残すため、ぜひお早めにご予約ください!


(C) ARC SYSTEM WORKS/TOYBOX Inc.

データ

▼『アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2013年10月24日
■定価:3,360円(税込)
※B5判256ページ(フルカラー)
 
■『アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション』の購入はこちら
Amazon.co.jp

関連サイト

前へ 1 2 3