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2013年9月19日(木)

ブシロードの新TCG『フューチャーカード バディファイト』をプレイ! いきなりクライマックスなドキドキのゲーム【TGS2013】

文:カネキング

 ブシロードが展開する新TCG『フューチャーカード バディファイト』。その体験会が、“東京ゲームショウ2013”のブシロードブースで行われている。

 体験会では、体験会用のデッキを使ってファイトを楽しめたが、詳細なルールなどは非公開とのことだったので、プレイした感想を中心にお届けする。

『フューチャーカード バディファイト』 『フューチャーカード バディファイト』

 『フューチャーカード バディファイト』は、お互いの場にモンスターを呼び出して相手を攻撃するオーソドックスなTCG。基本的に、カードを使ったりモンスターを呼び出したりするのにコストなどの制限はなく、いきなり強いモンスターを場に出して攻撃することも可能だ。なので、覚えることも少なく、複雑なフェイズもなく、カードを引いたら場に出して攻撃、という直感的なプレイですぐにゲームを楽しめる。

 自分の場には最大で3体までモンスターを出せ、中央に置いたモンスターは自分を守ってくれる壁となるのだが、中央にモンスターがいない場合は、アイテムを装備して自ら攻撃することもできる。自分で攻撃するのはとても強力なプランなのだが、本作は相手に与えるダメージが大きく、壁役を用意しないと反撃で一気に負けてしまう可能性もある。

 なので、モンスターをどういう布陣で配置するのか、中央のモンスターに守らせるのか、自分で攻撃に行くのか、その判断が非常に大事なようだ。大体4~6ターン、10~15分ほどで1ゲームが終わるが、2ターン目ぐらいから既にお互いチェックメイトが掛かっている状態と言っても過言ではない。いきなりクライマックスから始まるTCGというイメージだ。しかしながら、そんな切羽詰まった状態にも関わらずパワーカードは飛び交うし、微妙にライフを回復するカードも入っていて1点の削り合いがかなり熱い。さらには、ライフが少ない時に使える逆転カードもある。はたしてこのターンは生き残れるのか。自分のターンは返ってくるのか。本当にドキドキする。

 また、最近のTCGによく見られる、デッキをめくってパワーアップしたり回復したりする要素がないのも特徴的だ。ある意味ガチなゲームと言えるかもしれないが、先ほどから言っている通り、常に瀬戸際の攻防なので、どっちが勝ってもおかしくないゲームになっている。

 そうなると、負けた時に感じるのが自分のドロー運だ。最初の手札が悪かったのではないか? と考えて、ついついもう1戦、もう1戦と挑みたくなる(笑)。1ゲームが短いのもありがたい。中毒性も高そうだ。

 まとめると、本作はTCGの一番熱い部分である、終盤の駆け引きをギュッと濃縮したような、おいしいとこ取りのゲームだと感じた。ルールも簡単で、1ゲームの時間も短いので、初心者でも十分に楽しめるだろう。今回のデッキは、基本的な能力を持つカードしかなかったが、きっと製品版ではもっと強力なカードが出てくるはず。『フューチャーカード バディファイト』の今後の展開に、大いに期待したいところだ。

 なお、ブシロードブースでは《ドラムバンカー・ドラゴン》のカード型のチラシが配布されており、さらに『フューチャーカード バディファイト』をプレイしてアンケートに答えると、特製のデッキケースももらえる。興味がある人は、ぜひブシロードブースに足を運んでみよう!

『フューチャーカード バディファイト』

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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