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2013年9月19日(木)

デジタルで戦うハイブリッドTCG『ファイブクロス』を体験! 『IS<インフィニット・ストラトス>』のカードでプレイ【TGS2013】

文:電撃オンライン

 幕張メッセで開催中の“東京ゲームショウ2013(以下、TGS2013)”のブシロードブースにて、11月8日より展開が開始されるハイブリッドTCG『ファイブクロス』の試遊ができる。

『ファイブクロス』
▲第1弾は『IS<インフィニティット・ストラトス>』と『ファンタジスタドール』の人気の2タイトル

■まずは無料で体験してみよう

 『ファイブクロス』はリアルカードに記載されているQRコードもしくはシリアルナンバーを登録して、オンライン上で対戦するゲーム。対戦形式は、すでに同社が展開中の『キング・オブ・プロレスリング』に近いものとなっている。

 ゲームを始めるまでの流れは、次のようになっている。まずはアプリをダウンロードして登録を行う。この時点では、リアルカードを用意する必要はない。その後、デッキを組む上で最低限のカードがデジタル上でもらえるので、これで対戦することが可能だ。

『ファイブクロス』 『ファイブクロス』 『ファイブクロス』
▲お気に入りのキャラクターを設定し、他のプレイヤーに見てもらうこともできる。表面に書かれているのは必要最低限の情報のみで、裏面にパラメータなどが記載されている。

 デッキはキャラクター9枚と、クロスカードと呼ばれる、いわゆるイベントカードに相当するカード4枚の合計13枚で組むことになる。最初にもらえるカードは、キャラクター12枚とクロスカード1枚となっており、ある程度デッキも組み替えられるのがうれしい。

 『ファイブクロス』でもっとも重要な部分が、どのようにデッキを組む配置するかというところだ。カードに設定されている、レンジやリンクといったキーワード能力をうまく使う必要がある。カードは3×3のマスに配置するが、前列はレンジ1以上、中列はレンジ2以上でないと相手に攻撃できないなどの制約もある。

 カード左上には“LINK”というマーカーがあり、隣接するカードと矢印が向き合うとリンクする。リンクによってカードの能力が向上するため、これもデッキを組む上で気にしておきたいポイントだ。

『ファイブクロス』
▲敵陣のカードがリンクして強力になっている。1枚のカードが複数のカードとリンクすることもある。

 カードにはレベルが設定されており、デッキを組む際に同じカードを最大4枚の範囲内で何枚重ねるかを設定できる。枚数を重ねると能力値は向上するが、コストも上がってしまうので、どこまで重ねるかも戦略となるだろう。

『ファイブクロス』
▲中央のセシリアに4という数字があるが、これは4枚重なっているという意味。最初から強力なカードとして機能してくれる。

 クロスカードには発動条件が設定されており、その条件を満たすとクロスカードが自動発動する。相手は発動までカードの内容を確認することができないので、一発逆転の鍵になるカードを仕込んでおくとよいらしい。クロスカードは最大で4枚までデッキに組み込むことができる。

『ファイブクロス』 『ファイブクロス』
▲クロスカードは横向きのビジュアルを全面に押している、見ていて楽しいカードだ。

■デッキを組んだら対戦。自分のカードを信じて見守ろう。

 デッキが組み上がったら対戦となるが、実際の対戦はネット上で自動的に行われる。ベータテスト時点ではフリー対戦のみだが、正式発売以降にユーザーリーグと呼ばれるリーグ戦をユーザー自身で作成したり、すでに作成されているリーグに参加したりすることができるという。

『ファイブクロス』
▲対戦はすべてオート。じっくりと結果を見届けよう。

 1戦の時間はおおむね2~3分前後、10ターンほどで決着が付くように設計されているため、電車の移動時間などのちょっとした時間にも楽しむことができる。他にもTCGの大会などのインターバルにも遊ぶことができるだろう。

 フリーバトルは、対戦相手を見つけるとすぐに、リーグ戦は指定された時間になると自動的に対戦が始まるようになっているため、時間にとらわれることなくいつでも楽しめる。

 ユーザーリーグ戦では、結果に応じてデジタルカードがもらえるため、リアルカードを持っていなくてもデッキの強化ができる。ただし、デジタルカードはリアルカードに比べて同能力でもコストが1多いとのことなので、注意が必要だ。

■リアルカードでデッキを強化!

 リアルカードを手に入れたら、カード裏面にあるQRコードかシリアルナンバーを登録して、デジタル化をしデッキに組み込むことができる。ブースターパックのカードを使えば、キャラ単デッキも組むことができるので、お気に入りのキャラクターのみで勝利するといったことも可能になってくる。

 デジタルカードにガチャなどの課金要素はなく、すべてタダで手に入るが、前述の通りリアルのカードよりコストが大きいため、リアルカードを買って強化していく方がよさそうだ。また、リアルカードは手元に残るため、コレクション要素も非常に高い。さらに、自分のカードの登録を解除することで他のユーザーが登録できるようになるので、トレードすることも可能になっている。

 まず先行してAndroid版のテストが開始され、その後にPC版とiOS版でのベータテストが開始される。なおベータテストは、機種に関わらず10月末で終了となる。正規サービスは、11月8日のブースターパック『IS <インフィニティット・ストラトス>』『ファンタジスタドール』の発売と同時に開始する予定だ。

『ファイブクロス』
▲直感的に使えるインターフェイスなので、ゲームに慣れていない人でも楽しめる。

 ベータテストでは、一部製品版のカードも先行で使用することができるが、ベータテスト終了時に一部のデータを残して削除されてしまうことも注意しておきたい。詳細はゲームアプリ内から確認ができる。なお、プロモーションカードは登録したものが引き継がれるので、積極的に登録したい。

 製品はどちらも88種類で、『IS <インフィニティット・ストラトス>』にはサイン入りカードが5種、『ファンタジスタドール』には6種設定されている。この他のレアリティは、低い方から順にデジタル、コモン、レア、ダブルレア、トリプルレアの5種類。1パック5枚入りでパックには必ずレア以上のカードが封入されている。なお、当たり前かもしれないが、デジタルのカードはパックからは出てこない。

■ハイブリッドTCGは新しいTCGの形

 近年ではキャラクターグッズの1つとして確立している“TCG”だが、戦略やデッキ構築などが難しくプレイを始めるのを躊躇している人も多いだろう。その点『ファイブクロス』は目の前に対戦相手がいる必要も、戦略を考える必要もなく、デッキ構築のみに集中できるTCGとなっており、これから始めてみようという人にはうってつけとなっている。

 社名を関したプロジェクト作品『熱風海陸 ブシロード』の参戦も決まっており、これから力を入れていくタイトルなのは間違いない。ここからカードゲームに触れてみるのはどうだろうか。すでにTCGをプレイしている人も、さまざまなデッキ構築を気軽に試して楽しむことができる。この先の展開に期待したい。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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