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2013年9月19日(木)

『とびだせ どうぶつの森』が年間作品部門大賞に! 日本ゲーム大賞2013 経済産業大臣賞・年間作品部門 発表授賞式【TGS2013】

文:電撃オンライン

 東京ゲームショウ2013が開幕した本日、その会場内のメインステージにて、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する、日本ゲーム大賞2013 経済産業大臣賞・年間作品部門の発表授賞式が催された。

『日本ゲーム大賞2013』
▲司会・進行を務めたのは例年通り、タレントの伊集院光さん(右)とモデルの前田美咲さん(左)。ゲームに造詣の深い伊集院さんだけに、受賞者とのトークもポイントを突いたやり取りとなっていた。

 今年で17回目の開催となる“日本ゲーム大賞2013 年間作品部門”。今回は大賞と優秀賞の他、ベストセールス賞やグローバル賞、特別賞などが用意され、2012年4月1日から2013年3月31日までの期間に日本国内でリリースされてゲーム業界を盛り上げた多数の作品が、各賞に選出された。

●経済産業大臣賞:パズル&ドラゴンズ 開発チーム

 ゲーム産業の発展に寄与した人物に贈られる経済産業大臣賞は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの『パズル&ドラゴンズ』開発チームが受賞した。手軽に遊べるモバイルゲームとして社会的なムーブメントを引き起こし、スマートフォンをゲームプラットフォームとして確立。ゲームユーザー層を拡大して、ゲーム産業の発展に貢献した点が評価されたとのことだ。

『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』

 続けて、グローバル賞とベストセールス賞、そして特別賞が、それぞれのテーマにおいて年間を代表する作品として発表された。

●グローバル賞:『コール オブ デューティ ブラックオプスII』

『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』

 戦場の臨場感を再現したリアリティあふれるグラフィックとサウンド、そして秀逸なストーリー展開によって、海外市場でユーザーの圧倒的な支持を集めた点が評価された。

●ベストセールス賞:『とびだせ どうぶつの森』

『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』

 対象期間中の最多販売本数を記録しての受賞。2012年11月8日の発売以来、今年3月末までの国内販売本数は380万本で、6月末時点での世界累計販売本数は540万本となっている。

●特別賞:『パズル&ドラゴンズ』

『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』

 スマートフォン用のゲームとして、多くのユーザーから絶大な支持を得た点が評価されての受賞。

●ゲームデザイナーズ大賞:『The Unfinished Swan』

 多彩な顔ぶれのクリエイターたちが、高い独創性を持ち、ゲームの歴史にその名を刻むべき革新的な作品を選出するゲームデザイナーズ大賞。受賞したのは、SCEからPS3用のダウンロード配信専用ソフトとして販売されている『The Unfinished Swan』。発表の場では、普通ならゲームの映像を紹介するところで、審査員の代表である桜井政博が実際にゲームをプレイして見せた。「遊んでいるところを直接見せたほうが、その画期的な作品性を理解してもらえるはず」と考えたのだそうだ。

『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』

■ゲームデザイナーズ大賞 審査員(50音順・敬称略)
・飯田和敏(『ディシプリン*帝国の誕生』など)
・イシイジロウ(『 タイムトラベラーズ 』など)
・上田文人(『ICO』など)
・小川陽二郎(『きみのためなら死ねる』など)
・神谷英樹(The Wonderful 101』など)
・桜井政博(『大乱闘スマッシュブラザーズ』など)
・高橋龍太郎(『トモダチコレクション』など) ・巧舟(『逆転裁判』など)
・藤澤仁(ドラゴンクエストIX 星空の守り人』など)
・三上真司(『ゴッドハンド』など

●優秀賞(計11作品)

『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』
▲『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』。▲『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』
『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』
▲『とびだせ どうぶつの森』。▲『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』
『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』
▲『New スーパーマリオブラザーズ U』。▲『バイオハザード6』
『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』
▲『ファンタシースターオンライン2』。▲『ファンタジーライフ』
『日本ゲーム大賞2013』 『日本ゲーム大賞2013』
▲『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』。▲『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』
『日本ゲーム大賞2013』
▲『ルイージマンション2』。

●年間作品部門 大賞:『とびだせ どうぶつの森』

 優秀賞に選ばれた11作品の中から、年間作品部門の大賞に選ばれたのは、任天堂の3DS用ソフト『とびだせ どうぶつの森』となった。ベストセールス賞とのダブル受賞となっており、誰もが認めるすばらしい作品であることが確認された形だ。

 『とびだせ どうぶつの森』は、おなじみのゆったりとした生活を堪能しつつ、プレイヤーが村長となって村づくりをしていく作品。新しくできた商店街に遊びに行ったり、家具や洋服、家の外観などを自由にカスタマイズして楽しむことができる。自分のペースに合わせて気ままに遊べるゲームシステムと豊富なやり込み様子、通信機能を介したプレイヤー同士の交流の楽しさが、世代を問わずに多くの人から支持されたことが、受賞の理由となっている。

『日本ゲーム大賞2013』

『日本ゲーム大賞2013』
▲日本ゲーム大賞2013 全受賞関係者。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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