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2013年9月20日(金)

小さくなったり大きくなったり大忙し! PS4ローンチタイトル 『KNACK』TGSの試遊版のプレイレポートをお届け【TGS2013】

文:電撃オンライン

 9月19日より千葉・幕張メッセにて開催されているゲームイベント“東京ゲームショウ2013(TGS2013)”。SCEブースに展示されているPS4のローンチタイトル『KNACK』のプレイレポートをお届けします。

『KNACK』

 『KNACK』とは、ゴブリンに襲われた町を救うため体がパーツでできたヒーロー・ナックを操作するアクションゲーム。本作を手がけるのは、『クラッシュ・バンディクー』シリーズや『ラチェット&クランク』シリーズなど、数多くの名作を手掛けたマーク・サーニー氏です。

 今回TGSでプレイできたのは、複数のステージをダイジェストで楽しめるTGS専用のものです。ステージによってナックの大きさや行えるアクションが異なり、本作の特徴を一通り体験できる仕組みになっていました。

 まずプレイして気がついたのは基本操作のシンプルさ。移動に左スティックを使う以外は攻撃とジャンプ、それに必殺技と思わず試遊スペースに置かれていた操作方法の書かれたカードを確認するほど操作に使うボタンは少なめです。この複雑な操作をいっさい必要とせずにプレイできるのが本作の魅力の1つでしょう。

 しかし、操作がシンプルだからといって簡単なゲームというわけではありません。ゴブリンの攻撃はダメージが大きく、1発でナックの体力が半分なくなるほど(難易度普通時)。ナックが力尽きるとある程度ステージを戻されるので、何度も試行錯誤してステージを突破するアクションゲームとしてのおもしろさは存分に味わえます。

 そんな主人公のナックですが、ステージ中のパーツ(レリック)を集めることで体がどんどん大きくなっていくのが特徴。大きくなればなるほど体力や攻撃力も増えていき、通常サイズのナックでは3発程度攻撃しなければいけないゴブリンも、巨大なナックならパンチ1発。しかも体が大きいぶん腕も長いので、ゴブリンの攻撃範囲の外側から攻撃できたりととにかく爽快。

『KNACK』

 さらに巨大なナックは自動車や戦車を投げてヘリコプターを撃墜できたりと、アクションの幅が広がります。また、レリックはステージによって建材や氷など材質が変化します。当然それをまとったナックの見た目も変化するのでステージごとに異なった姿でプレイヤーを楽しませてくれます。

 また、敵の目をかいくぐりながら進んでいくステージでは集めたパーツを一時的にすべてはずして透明な“ステルスナック”になることもできたり。このステルスナックは体力や攻撃力こそ低いものの、センサーに引っ掛からなかったり狭い通路を通れたりと巨大なナックとはまた違った遊び方ができます。このようにナックのサイズによって遊び方が変化していくのが本作の魅力でしょう。

『KNACK』

 そして個人的に本作でもっとも目をひいたのは、ナックを強化するアイテムに関するシステム。ステージの途中にある特定の箱を壊すとナックを強化できるアイテムを入手できます。これだけならほかのアクションゲームのキャラ強化と大差ありません。しかし本作ではここで「今自分が入手したアイテム」か「過去にフレンドが入手したアイテム」かどちらかを選んで入手できます。

 そのため、「アクションが苦手だからナックの体力を増やしたい」「もっと爽快に戦いたいからナックの攻撃能力を高めたい」などプレイヤーごとにナックの育て方は変化していくことでしょう。さらに、フレンドがアイテムを入手していたおかげで自分のナックを強化できるという感覚はこれまでのゲームでは、ほぼ存在しないもの。これはある意味、PS4の5つのキーワードの1つ“Social”にも通じている印象です。

 なお、PS4は『PlayStation 4 First Limited Pack』と『PlayStation 4 First Limited Pack with PlayStation Camera』の2種類が発売されます。このどちらにも『KNACK』をダウンロードできるプロダクトコードが付属するので、上記のアイテム入手のようなプレイヤー人口が影響する要素も含めて存分に本作を楽しむことができるでしょう。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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