2013年9月20日(金)
さて、問題のバトルパートですが、初見はかなり大変です。チュートリアルがあるし、難易度はめちゃくちゃ低く設定されていますが、それでも難しく感じると思います。なぜかというと、前例がないから何が重要なのか理解するのに少し時間がかかるんですよね。
そこでここでは、あえて細かいシステムの話はせず、“いかにクリアするか”を紹介することで、本作のバトルシステムをレビューしていこうと思います。
まず結論ですが、本作のバトルは難しくありません。“行動予測”と称されているため、なんとなくリアルタイムストラテジーっぽく感じたり、ランダムで予測が外れまくる運ゲーっぽく感じたりする人もいるかと思いますが、違います。
具体的には、敵が移動する場所は赤い丸で予測表示されるので、そこを狙って攻撃すればいいだけです。本作はリアルタイムではなく、ターン制となるので、焦る必要もありません。ね、簡単でしょ?
▲この写真にはありませんが、敵が移動する可能性がある場所は赤い丸で示されます。 |
ただ、それでは単なる赤丸を叩くだけの単調なゲームになってしまいます。実は、この赤丸には2つの特殊なルールがあります。1つは、赤丸は同時に3カ所くらいまで表示されるということ。ここが“予測”たる由縁で、仮に主人公+仲間2人の3人で戦っている時、1つの赤丸にかけて集中攻撃をするか、リスクを減らして3人がそれぞれ別の赤丸に攻撃をするかという選択が出てくるわけです。
そしてもう1つのルールは、赤丸が表示されるのは、特殊な探知機をセットしている範囲だけということ。バトルマップのすべてが探知機の範囲内であることはたぶんないので、基本的には赤丸のうちのいくつかは表示されないこともあります。
このへんまで説明すると、ゲーム歴が長い人ならいろいろと想像ができるのではないかと。例えば、できるだけ探知機の範囲内で立ち回るのが有利そうだとか、敵の性格や行動パターンを読むことが大事そうだとか、なんとなく攻略法が見えてくるのではないでしょうか。
ちなみに、主人公たちの攻撃範囲は基本的に広めですが、その中でも赤く表示されている部分で攻撃を当てると大ダメージを与えられます。TGSでプレイする人は、この“赤いマス”にも注意をすると、効率よくクリアできると思います。
これは会場にいた今井監督にこっそりと聞いたのですが、本編のバトルを攻略するコツは、運まかせで遊ぶのではなく、むしろ可能性を絞っていくことが大事とのことでした。
まだ詳しいシステムは明かせませんが、例えば3つの赤丸が表示されている時に、特殊なアイテムでうまく敵の進路を妨害すれば、赤丸は実質的に2つに減り、攻撃が当たる確率が上がります。また、敵が特定のキャラに固執している場合、そのキャラに近付こうと移動するので、その際も移動場所はかなり絞れることになります。
▲本編ではこのように、自分でアイテムを設置することが重要になるそうです。 |
また、霊の居場所や行動場所を予測できる探知機についても、本編でプレイする際は、どこに設置するか、何本設置するのかなどが重要になってくるとのこと。このへんはゲームの難易度とも大きくからんでくる問題で、極論を言うと、ゲームが苦手な人は赤字覚悟で便利なアイテムを買いまくって戦えば、難易度はグンと下がるということでした。
ただ、ちょっとやっかいなことに、マップによっては敵の予測に失敗する=攻撃をミスすると、備品などを壊してしまい、バトル終了後に弁償させられてしまうこともあるそうです。きっと美術館や博物館でのいやらしいバトルが用意されているんでしょうな……(涙)。
かなり要素をはしょってしまいましたが、本作ならではの斬新なバトルシステムに少しでも興味を持ってもらえれば幸いです。そして、TGSで本作のユニークなバトルシステムを体験した人は、その感想をぜひたくさんの人に伝えていただければと思います!
■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
25周年記念本『アークシステムワークス25周年記念 公式キャラクターコレクション』の予約を受付中。B5判のハードカバー&フルカラー256ページの豪華な仕様で、10月24日に発売となります。
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