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2013年9月20日(金)

『戦国BASARA4』はアクションのやりごたえが抜群にアップ! 武将を動かしているだけで気持ちいい体験版レビュー【TGS2013】

文:kbj

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■新武将の操作感をレポート

 プレイアブル武将は、伊達政宗、石田三成、島左近、柴田勝家、井伊直虎、真田幸村の6人。迷ってしまうところですが、やはり新武将の動きが気になるので“島左近”を選択。

『戦国BASARA4』

 左近は、両手に持った双刀と足技を使って攻撃します。リーチは短いのですが素早く動きながら攻撃するため、軽快な動きを楽しめます。ただしカッコつけているのか、通常攻撃の最後に武器を空中に投げたり、アクション中に双刀を鳴らしたりして、その度にスキが生まれてしまいます。

 R1ポーズで、攻撃の切り替えを行う“丁半”を使用可能。使うと、蹴り中心の攻撃と斬り中心の攻撃を切り替えできます。これによって、アクションがガラッと変化。なお、この技は空中でも使用可能です。個人的に空中で出す機会はなかったのですが……気になることは、この技はさまざまなモーションをキャンセルできるということです。先ほどあげた“カッコつけモーション(勝手に名付けました)”もキャンセル可能……ということで、もしかすると空中で出すことで特定の攻撃のスキをなくすことができるのかもしれません。

 通常攻撃だけではなく、固有技も“蹴り”と“斬り”で別のものを使えるため、2キャラ分のアクションが入っているような贅沢な作り。これまで以上に見た目をこだわった連係攻撃を組み立てられそうだと感じ、いろいろな攻撃を駆使してザコ兵をずっと攻撃していました。

 攻撃の切り替えですが、武器を空中に投げたり、双刀を鳴らしたりした時に、初期状態に戻るような印象を受けました。固有技を出し続けている状態では戻らなかったので、通常攻撃を最後まで出し切らないことを心がけたり、アクションが変わったら再度R1ボタンを押すことを心がけたりしたほうがいいかもです。

 前述の通り、攻撃範囲は広くないのですが、スピード感があるため使いやすいです。アクション以外だと、石田三成や柴田勝家との展開が気になりましたね。

『戦国BASARA4』

 続いて、柴田勝家をプレイ。このキャラは、逆刃薙を使った攻撃を行います。攻撃時には、刀の軌道が直線や円として描かれ、見た目的にもおもしろいです。

 勝家には逆刃薙を一定時間回転させることで、スピードや攻撃を強化できるという特徴があります。これを“切層の強化”と言うのですが、移動速度に加えて、さまざまな行動が加速します。さらに強化すると、通常攻撃や固有技の性能が変化。例えば、敵を打ち上げる△ボタンの“挫折の準正”は、空中に飛ばした敵を追い討ちするようになります。

 □ボタン長押しで出る“空虚の幾何”で、切層を強化できるのですが、特定のタイミングで回避行動を行うことでも切層を上げられます。この回避を活用した場合、動きを止めずに次のアクションに移れるため、とにかく気持ちイイ! 切層が上がり動きが早くなるうえに、攻撃が強くなり、モーションも変化するので、ずっと攻撃できるんです……あれ? このセリフ、さっきも言ったような。

 回避するタイミングをすべて調べられたわけではないのですが、“挫折の準正”の攻撃が出終わる前と、“畏怖の切頭”の最後に腰を落とすモーションの前、R1で使える“無力の相対”には入力するタイミングがありました。通常攻撃を繰り返しつつ固有技を出して、最後に回避で切層を強化するというのが基本になるかもしれません。

『戦国BASARA4』

 最後に、女性武将として参戦する井伊直虎をお届けします。直虎は、巨大な剣を振り回す攻撃か体術を使った攻撃が目立ちます。最初の一撃は重いのですが、攻撃範囲や威力は強いので通常攻撃だけでもガリガリ倒していけます。

『戦国BASARA4』

 そんな彼女は、固有技の技派生がとにかく豊富です。固有技を使い、重心が移動しているタイミングで追加入力することで、派生技につながるのです。ただし今回のマニュアルには、あまり書いていなかったことと、時間の都合であまり出すことはできませんでした。ちなみに固有技のバリエーションは、20種類以上あるとのこと!

『戦国BASARA4』

 そんな難しいことをしなくても、固有技中に他の固有技を出しているだけでも攻撃がドンドンつながり、ずっと大剣を振り続けられて爽快です。練習不足でうまく使いこなせませんでしたが、うまくなったら直虎ほど、さわっていて楽しい武将はないかもしれません。それくらいに可能性を秘めた特徴だと感じます。

 ここまで読んできて、「テキストばかりでよくわからん!」と思った方、いらっしゃいませんか? 公式でアップしている動画“解説書 -武将編 其の壱-”がものすごくわかりやすくまとまっているので、はっておきます。明日以降に新武将をプレイするという人は、ぜひこちらを参照にしてください。え? 最初に置いておけって?

動画『戦国BASARA4』解説書 -武将編 其の壱-

 最後に、プレイして感じたその他のことを列挙していきたいと思います。グラフィックはキャラもステージもさらに美麗に。イベントシーンの表情が豊富になっているだけでなく、戦場全体の空気感が増しているように感じました。

『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』
『戦国BASARA4』 『戦国BASARA4』

 また、ザコ兵の動きはさらに多彩に。リリースにもあった陣形を組んでの攻撃だけではなく、通常の攻撃パターンも増えているようでした。あとは、会話の中で大谷吉継を確認できた他、明智光秀が「鍋奉行でもあるまいし、手を焼かせるな」という誰かを連想させるセリフも放つシーンもありました。

 ステージ中は色々なものを壊せるようになり、より爽快に! 他にもステージ中で功績をたてることで、武器やアイテム、小判などの恩賞が入るようです。これはプレイに力が入りますね。

 正直、新武将のアクションだけで書くことが多すぎて、武将の性格やステージギミックの“親方さんが転んだ”などにはふれることができませんでした。以前からの武将に至っては、プレイすることすらできていません!

 ただし、そんな状況でも1つだけ言えるのは、『戦国BASARA4』のアクションは間違いなく進化しているということ。以前のようにテンポよくボタンを押していくだけでも爽快感を味わえるのですが、多彩なアクションを駆使して攻撃していくことで、これまでのシリーズでは味わえなかった快感を味わえます。これまでのシリーズを遊んでいた人も、さわる機会がなかったという人も、ぜひ! ぜひさわってほしいです。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

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