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2013年9月21日(土)

PS4『KILLZONE SHADOW FALL』プレイレポートをお届け――今作ではOWLを使った戦いがカギになる【TGS2013】

文:電撃オンライン

 SCEより2014年2月22日発売のPS4ソフト『KILLZONE SHADOW FALL』。東京ゲームショウ2013でプレイアブル出展されていた、本作のプレイレポートをお届けします。

 『KILLZONE』といえば、かつてPS3のお披露目が行われた際に公開された映像で、敵の攻撃をかいくぐりつつ降下艇“イントルーダー”で惑星ヘルガーンに突入する『2』のド迫力のシーンを見た記憶のある人もいるはず。今回プレイした『4』は、ISA(惑星間戦略同盟)と専制国家ヘルガストの星間戦争を描いたこれまでのシリーズより、30年後が舞台のタイトルになります。

『KILLZONE SHADOW FALL』

 この時代では、過去作の戦いで母星ヘルガーンを失ったヘルガストの人々は、かつて自分たちが侵略した惑星ヴェクタで自治区を作って暮らしています。プレイしたミッションは、この自治区に潜入した主人公、ルーカス・ケランがこの地域に墜落したISAの降下艇を探すのが目的となります。ちなみに日本での発売は来年ですが、TGSに出展されている本作はすでに各種表示が日本語化されている他、キャラクターのセリフも日本語吹き替えがされているので、海外のゲームだと思ってしり込みしている人も問題なく遊べます。

『KILLZONE SHADOW FALL』
▲プレイしたのはSCEブースの“プレミアムラウンジ”。PlayStation Plusやプレコミュ会員での招待者は、このゆったりとしたスペースで好きなPS4ソフトを30分間プレイできた。

 ミッションは、崖の下に敵であるヘルガスト兵2人を見つけた状態でスタートします。目的地へ向かうためには崖を下りる必要があるが、敵はその場を離れる様子はなく、倒すにもこちらには弾薬がまったくないという状況。ここで活躍するのが、主人公に同行する飛行戦闘ドローン“OWL”です。

 敵の近くに照準を合わせてL1ボタンを押すと、狙った場所にOWLが展開して近くの敵を自動的に攻撃してくれます。当然敵も反撃してくるのでOWLもダメージを受けるわけですが、耐久力がゼロになっても一定時間主人公のところへ戻れば再び使用可能に。敵に向けてOWLを展開→ダメージを受けて戻るを繰り返せば、主人公自身は1発も銃を撃たずに敵を倒せるというわけです。

 敵の全滅を確認すると画面に“タッチパッドのスワイプ(掃くようにこする)でOWLの機能を切り替え”と指示がでます。OWLは機能を切り替えることで攻撃以外にも主人公の活動をサポートすることができるのです。今回体験できた機能をあげると、

上にスワイプ:攻撃。照準した位置にOWLを展開して周囲の敵を攻撃させる
右にスワイプ:シップライン。斜め下方にワイヤーを射出し、高所から安全に滑り降りる
左にスワイプ:ハッキング。警報装置などの機器をハッキングしてこちらに有利な状況を作る
下にスワイプ:シールド。展開した場所に銃撃などから身を守るシールドを張る

 ちなみに使用中のOWLをこちらに呼び戻すにはL1ボタンを長押しすればOKです。

 スタート地点から敵がいた崖下までは普通に飛び降りると致命傷を受けてしまうので、ここはOWLをジップラインモードに切り替えてワイヤーを射出すれば安全に下りられるというわけです。

『KILLZONE SHADOW FALL』

 降下艇の墜落現場へ到着すると、ミッション目的は生存者を探すことに変更。周囲は敵兵士が巡回していますが、マップはわりと広がりがあり、敵を全滅させてから生存者を探すほかに、見張りの目を潜り抜けつつ行動するプレイもできそう。

 ただし、敵はこちらを見つけると容赦なく突撃してくる上、警報を鳴らして増援を呼んでくるので、戦うならOWLをしっかり使うプレイが重要になる感じです。攻撃モードで敵の気をそらしたり、シールドモードで敵の攻撃を防ぎつつ反撃するなど、指先のテクニックだけに頼らない、戦術的なアクションが今回の特色のひとつであると思います。

 本作では受けたダメージは自動回復しますが、方向キー左のメディキット(回復薬)で急速に回復させることも可能。メディキットは消費アイテムの上、一度使うと再度使えるまで時間がかかるので、使いどころに注意したいところです。また、入り組んだ場所で敵やオブジェクトを探したいときは方向キー右のスキャン機能が便利。この機能は方向キーを押す時間が長いほど広い範囲を捜索できますが、長すぎると一定時間使用不能になる上、近くに敵がいた場合に感づかれてしまうというリスクもあります。

 また、主人公が装備するメイン武器は、方向キー下で発射モードを切り替えることが可能です。通常はフルオートで銃弾を連射するアサルトライフルのような使い方ができるのですが、モードを切り替えると変形して銃の上部にスコープが出現。

 このモードでは、射撃ボタンを長押ししてパワーをためることで強力な弾を単発で放つ、スナイパーライフルのような使い方ができるようです。なお主人公は、この銃とピストルの2種類の武器を最初に装備していますが、倒した敵の武器を拾って持ち帰ることも可能です。敵の武器は型番からしてヘルガスト製らしいですが、PS Vitaで発売中の最新作『KILLZONE: MERCENARY』にもない、新規デザインのもののようです。過去作より30年後が舞台だけに、このほかにもどんな武器が登場するか楽しみだったりします。

 ミッションはこの後、墜落した降下艇の生存者とおぼしき兵士たちを見つけたところで私のプレイ時間は終了。わりといろいろと調べながらのプレイだったので、当日プレイする人は先に進むことを優先すればもう少し後のシーンも見ることができるかも。

 今回プレイして感じたのは、プレイヤーに同行するOWLの存在が想像以上に今回のゲームのカギになっているなーというところ。タッチパネルによる機能の切り替えもスムーズかつきっちりできるので、操作面も不自由を感じることはありませんでした。PS4で表現される新たな『KILLZONE』の世界という魅力のほかに、またひとつ発売が待ち遠しくなる要素が増えたという感じです。

『KILLZONE SHADOW FALL』

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

(C) Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Guerrilla

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