News

2013年9月21日(土)

サイキックラバーも登場した『フューチャーカード バディファイト』“スペシャルステージ&ライブ!!”が開催!【TGS2013】

文:電撃オンライン

 幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2013(以下、TGS2013)のブシロードブースにて、『フューチャーカード バディファイト(以下、バディファイト)』の“スペシャルステージ&ライブ!!”が開催された。

 このステージは、ブシロードの木谷高明社長が登場する予定だったのだが、急きょ代役としてキッダーニ男爵が登場した。そして、原作者の池っちこと池田芳正氏と2人での進行になるかと思われたが、“華がない”とのことで声優の徳井青空さんもステージに登場し、司会進行役を務めた。

東京ゲームショウ2013 東京ゲームショウ2013
▲木谷社長によく似ていることでおなじみのキッダーニ男爵。一体誰なんだ……!▲スタジオ池っち代表の池っちこと池田芳正氏。

 ちなみに徳井さんは、劇中では『バディファイト』の実況担当者“奈々菜パル子”役で出演するとのこと。会場で流れていたプロモーション映像で、新日本プロレスのレインメイカーこと、オカダカズチカ氏と“ただの小学生”の対戦を実況していたのも彼女だ。勘のいい方は気づいたのではないだろうか。

東京ゲームショウ2013 東京ゲームショウ2013
▲司会は声優の徳井青空さん。『バディファイト』には奈々菜パル子役で出演する。

 ちなみに、徳井さんが声を当てるパル子は、池田氏によれば「ちょっとかわいすぎる」らしい。徳井さんの声が加わったことで、よりかわいくなってしまったとのことだが、本来は「もうちょっとクリーチャーっぽくしたかった」とのこと。

■主人公はプロモーション映像に出ていた青髪の少年……ではない!

 今まで明かされていなかった主人公だが、ここでとうとう発表となった。これまで、プロモーションムービーに登場していた龍炎寺タスクが主人公だと思われていたが、実は彼は主人公のライバル的立ち位置のキャラで、本来の主人公ではないとの衝撃的事実が明らかに。

 主人公は、プロモーションムービーの最後に登場していた赤髪の少年で、名前は“未門牙王(みかどがおう)”。池田氏によれば、20年くらい前のアニメではよく登場していた、番長タイプのキャラクターにしたとのことだ。同社の展開する『カードファイト!! ヴァンガード(以下、ヴァンガード)』の主人公である“アイチ君(先導アイチ)”とは非常に対照的な性格になっている。

 あわせて『バディファイト』の世界観も説明された。この世界では、カードのパックを開封しているとごくまれに“バディレア”と呼ばれるカードが出てくる。そのカードからバディと呼ばれるユニットが登場し、そのバディとタッグを組むとバディファイターになれるとのことだ。なお、主人公のバディは“ドラムバンカー・ドラゴン”通称“ドラム”。ドリルラムという武器を装備したドラゴンだという。

東京ゲームショウ2013
▲主人公の未門牙王と、そのバディのドラム。

 今まで主人公だと思われてきた少年は“龍炎寺タスク”。彼はバディファイターを取り締まる警察で、空を飛べるヒーローだということも発表された。主人公のライバルキャラとして物語を彩ってくれそうだ。タスクの相棒は“ジャックナイフ・ドラゴン”という頭部のブレードが特徴的なドラゴンだ。

東京ゲームショウ2013
▲龍炎寺タスクとそのバディのジャックナイフ・ドラゴン。

 その他の主な登場人物として、“コドウノボル(漢字はまだ不明)”が紹介された。池田氏によれば、彼はハードなゲーマーで運による決着をきらう性格だという。牙王のチームメイトの“オオモリバク(漢字不明)”と“ウキクグル(漢字不明)”の2名は、カードゲームアニメとしては異例の立ち位置のキャラクターだ。

 この2人は、牙王のデッキを作る“デッキビルダー”と、そのデッキビルダーの要求しているカードを提案する“ライブラリー”の役割にしたとのことだ。実際のTCGのトーナメントシーンでも、デッキを使うプレイヤーとは別に、デッキを考案するデッキビルダーという人が存在していることも多い。池田氏は、プレイヤー以外の重要な役割としてスポットをあてたいと語った。

 その結果、『バディファイト』にはプレイヤー1人に対して、“バディ”“デッキビルダー”“ライブラリー”が存在することになり、キャラクター数も相当多くなるそうだ。もちろんプレイヤー自身がデッキを作っているキャラもいるのだろうが、話を聞いたところでは主要人物は大体チームを組んでいるようだ。

東京ゲームショウ2013
▲主人公の仲間やライバル。プロモーションムービーには他のキャラクターも登場しているので、発表が待ち遠しい。

 ここで、パル子役の徳井さんから「パル子にはバディがいないのか」という質問が投げられた。これに対して池田氏が「います!」と力強く返答。大喜びする徳井さんだったが、続けて池田氏が「でもすごく格好いいわけではない」とも。パル子のバディは「火星人UFOたこすけ(正確な表記不明)」という名前で、その名の通り「たこのような火星人がUFOに乗っている」ようなバディになっているという。ただ、この2人は非常に仲がいいとも語っていたので、劇中での活躍を期待しよう。

 その徳井さんがひたすら実況するあのプロモーション映像の台本は、池田氏が書いたという秘話も明かされた。そしてキッダーニ男爵からは、「小学生がメインターゲットなので小学生をメインに構成した」という話も出た。

 同社が展開する『ヴァイスシュヴァルツ』や『ヴァンガード』は、ゲームの展開が起承転結になるようにしているという。しかし、バディファイトはいきなりクライマックスからスタートし、お互いが全力で戦うというデザインにしたそうだ。

 『ヴァイスシュヴァルツ』や『ヴァンガード』では特定のカードがめくれたら勝てるという展開もあるが、『バディファイト』にはそれがない。勝利も敗北も自分の決断1つで決まる。自分の判断で勝敗が決まるが、何度も繰り返せるように試合時間は短くなるようにデザインされていることも明かされた。

東京ゲームショウ2013
▲実際のプレイイメージを用いて説明する池田氏。

■気になるTVアニメ情報、そして主題歌を歌うサイキックラバーが登場

 来年の年始から放送されるアニメは、11月6日の戦略発表会と12月中旬のカンファレンスで明らかになるそうだ。しかし、新情報が何もないというのも寂しいということで、アニメのエンディングテーマが奈々菜パル子のキャラクターソングになることが発表された。もちろん歌うのは徳井青空さんだ。

 最後に、TVアニメ『バディファイト』のオープニング主題歌が、サイキックラバーとSuaraさんのコラボレーションシングル『Card of the Future』に決定したことが改めて発表された。このコラボレーションは第1弾と銘打っているので、この先のコラボに期待したい。

 そして、主題歌を歌うサイキックラバーが登場。Suaraさんとのデュエット曲なのだが、今日はSuaraさんのパートも歌うスペシャルバージョンで『Card of the Future』を披露。

東京ゲームショウ2013 東京ゲームショウ2013

 そのままステージは終了と思われたが、下がろうとしていたサイキックラバーが再びステージ中央に。アニメ『ヴァンガード』リンクジョーカー編の第1弾オープニングテーマ『Vanguard Fight』を披露するというサプライズ!

 まもなく発売される『バディファイト』はこれから順次ショップなどで体験会を展開していくとのことだ。ルールは簡単だが、運に任せることなく自分の決断を求められる奥の深いゲームとなっている。幅広い年齢層に支持されそうな作品なので、この先の展開が非常に楽しみだ。

■東京ゲームショウ2013 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2013年9月19日~20日 各日10:00~17:00
一般公開日……2013年9月21日~22日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料

関連サイト